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量産型大学生、量産型芸大生

肩がめちゃくちゃ凝ったので、スーパー銭湯行った。

いるわいるわ。
量産型大学生。
特に、体育会っぽいのが最悪だ。
たいてい、二人以上で来て、湯船で大声で話している。
話題は、女かバイトか先輩後輩とか、だいたい決まっている。ゲームのモブキャラのように、ワンパターンだ。
こっちは、リラックスしに来たので静かにしてほしいのだ😣

そのため、量産型大学生を避け続ける行動パターンが、身体に入ってきた。

私は、大学が音楽系だったので、体育会系の量産型大学生とは、ほとんど関わらなかった。
まあ、管楽器は吹奏楽上がりで、体育会要素のある、むさ苦しい人もいたけど。

てか、音大生も、たいがい量産型だけどな。

芸大はわりと尖った人多いと言われるけど、音楽学部は割と普通だ。てか真面目な学生が多い。

美術学部の人の中には、音楽学部の学生がクローンのようだと嘲笑う者がいたようだ。

たしかに芸大の音楽学部の場合、優等生的なタイプが評価される傾向にはある。入試含めて。

で、たしかに美術学部の人の方が型破りな人が多いかもしれないけど、なんだかんだ量産型美大生みたいなところはある。 

たいてい、下北沢にいる若者って感じだ。

癖のあるファッション、バンド好き。
毎年、藝祭のステージで美校の人がバンドやってるが、揃いも揃って歌がへたである。

美術の才能と音楽の才能を両立する人はほとんどいないと思える。逆もしかり。
作曲専攻の学生が書くイラストとか、酷いクオリティだったりする。


過去に数人、芸大の音楽学部と美術学部を両方入学できた人がいるみたいだけど。その後は有名にはなっていないようだ。

でも、美術は就職する人多くて、偉い!

音楽はなあ。

みな、何かしらのジャンルの量産型になり、散る…

量産型になるのはいいけど、音楽の場合、ほとんどが貧困に陥ってしまう。

バンドマンも、クラシック奏者も、同じさ。

まだ学生だったある時、大学の練習室から流れる美しいショパンの練習曲を聴いたとき、

毎年毎年、学生が同じこと繰り返し、いったい卒業した先に何が生まれるのだろうかと。

なんとも言えない悲しみと、無情感が、
自分を憂鬱にした。

育ちの良い、真面目な学生が、芸大卒の音楽家というカルマを背負うのだ。

このとき感じたことが、私が三十過ぎてから新卒就活をするきっかけになったのかもしれない。

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