知財マーケットは成立するか

週末、米国で主催されている勉強会に参加する機会があり、IP Exchange Marketについての議論があった。当方も21世紀に入って弁理士になりたての頃に日本版のMarket設立に参画したことがあったが、文化が違いすぎていて、時機も尚早すぎた(いまでもそうかも)ので、途中で立ち消えになった。ただ、その時に得た知識や経験を活かし当時はまだ特許事務所では(いまでもそうかも)誰も扱っていなかった知財/IPのランドスケープという業務をすることが当方のルーチンの一部になった。そんなこんなの過去20年を思い出しながら、議論を聞いていたが、やはりいまでもCase by Caseで一対一での交渉が主流とのこと。相場もあるようだが株式市場のようなものは日本では難しいとの結論。情報系では1件いくらという相場があるようだが、マテリアルやバイオ系ではどうかと議論始めたら、土俵が違いすぎて議論にならないとの結論に。特許の意味が分野によって異なることを痛感する当方としては、今後も難しいと感じた。

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