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【雑感】企業不祥事は「空気という妖怪」の仕業という噂は本当なのか?

「空気を読めよ」

目に見えない「空気」を読むのですから かなりの高難度です

しかし 組織においては この「空気を読む」という高難度のスキルを身に付けなければなりません


変われない組織には 共通して『空気という妖怪』がいます


『空気という妖怪』「空気」なので 目に見えない無味無臭で「暖かい・寒い」といった寒暖差は感じられます 

しかし 『空気という妖怪』には独特の 人々を抑えつける 威圧感 とも言える ”重み” があります


組織内においては『空気と言う妖怪』と仲良くなって 従順に従っていた方が 得なことが多いようです

『空気という妖怪』に従わない人は 社会的に葬られてしまうこともありますから


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さて この『空気という妖怪』の正体は 何なのでしょうか?


変われない組織にいる『空気という妖怪』の正体は 組織的に用意された『ある前提』と説が有力です


次の会議のシーンで考えてみましょう


リーダー職の人が

「今日は このテーマに関して議論したい 自由に発言していいぞ」

と発言して リアル会議がスタートします


Aさん「~~みたいな感じがいいと思います」

Bさん「いいね!Aさんの意見」


リーダー「ただ Aさんの意見は ここがマズいな」

Cさん「確かに リーダーが仰る通りに ここはダメですね」

Bさん「そうですね そこは気がついていませんでした」


Aさん「いえいえ その前提には こんなリスクが潜んでいます」

Bさん「Aさん 空気を読まないと、、、」


リーダー「まあまあ、、 ということで 前提通りでいいよね」

B&Cさん「賛成です Aさんも賛成だよね どう?」

Aさん「え?まあ、、、」


リーダー「じゃあ 前提通りでいきましょう」


変われない組織の なんらかの都合によって 『空気という妖怪』の支配下に導かれていった 前提が決められた上での 会議は 

「議論をした」結果 前提と同じ結論になったという”アリバイ”作りの場


リーダーにとっては

「議論して上でメンバーの同意を取り付けた」という”エビデンス”


中間管理職は「オンライン会議」よりも『空気という妖怪』の支配下にはいりやすい「リアル会議を好む」ことも理解できると思います。


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『空気という妖怪』は 前提を押し付けるので 不都合な真実 を隠蔽してしまいます

別の部署にも『空気という妖怪』がいて その部署の 不都合な真実 を隠蔽します


なんらかの都合で 経営陣が作り出した『前提』を 親友関係にある『空気という妖怪』が 多くの部署に伝えていって 会社全体で 現実の一部を隠蔽します


『空気という妖怪』のミッションは?

「同調圧力」「忖度」「責任の曖昧さ」を浸透させることです


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『空気』は目に見えないので どんなに会社内に閉じ込めていたとしても 何らかの形で 外に漏れることがあります

この『空気』は 企業内部の人間が漏らします

意図的に『空気』を漏らす人もいれば 無意識で漏らしている人もいます


この漏れ出した『空気』によって 隠蔽した事実が表面化して 社会的な問題に発展することが 

企業不祥事 


企業不祥事発覚後の謝罪会見において『空気という妖怪』が作った

「責任の曖昧さ」

を経営陣は活用します


「誠にお恥ずかしい限りですが 私の知らないところから起こったもので 不徳の致すところです 申し訳ありません」

「今後 二度と同じような過ちを犯さないように 社内管理体制を強化し コンプライアンスの徹底を図っていきます」


この企業不祥事によって 社内には 窮屈感 を持った『空気という妖怪』が活躍するようになって また別の事実を隠蔽していきます



結 論


企業不祥事は『空気という妖怪』の仕業という噂は? 

本当です


変われない組織の経営陣は『空気と言う妖怪』と 頻繁に飲み会をして懇親を深めているそうです



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