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人を裏切るより裏切られた方が"楽しい" って考て 新しい出会いに期待しよう


この人は信頼に足る?


私はサラリーマン時代に、『他人に“騙される”』 『他人に“裏切られる』という経験を何度もしてきたこともあって

『この人は信頼に足る?』という自分基準が一応あって

その基準に達するまでの付き合い方は深入りしないことにしている。


“上っ面の付き合い”で、信用したフリをしながら、あらゆる観点からの質問をして

「こいつは、どんな奴?」

と試すところがある。


こんな対応なので、多くの人から私は

「“胡散臭い”奴だ」

と思われてきただろう。(ここは、誰もが賛同するはず(笑))


フリーランスとなった今、どんなに親しくなったとしても、ビジネス上は、双方ともに“エビデンス”となる書面などが無い限り、信用しないようにしている。


しかし、“騙されない”ように注意しているつもりであっても、昔からの知人には、若干“油断”してしまうのが私の“弱点”だ。


♬ せめて一夜の夢と 泣いて泣き明かして
自分の言葉に嘘は つくまい 人を裏切るまい 生きてゆきたい 
遠くで汽笛を聞きながら 何もいいことがなかったこの街で ♬



定年延長嘱託社員を辞めて転職した先輩H氏


H氏とは、時々ランチをご一緒させてもらう程度の間柄であったが、8月の終わりに

「昔世話した社長から“手伝って欲しい”と頼まれたこともあって、9月末で嘱託社員を辞めて、その会社にお世話になることにした。」

と聞かされた。


その後、H氏から

「社長がS社を紹介して欲しいそうで、貴方の友人がS社と取引してたよね。社長と先方の面談アレンジしてもらえる?」

「サラリーマン時代にお付き合いしていた企業が面白い取組しているので、貴方の友人のアーティストとコラボできると思うので紹介しようか?」

「商工会議所との良好な関係なので何なりと相談に乗れるよ。」

といった数々のビジネス話を聞かされた。


更に、先方の社長に3度目にお会い11月初旬に

「是非、我が社とお取引して頂きたいので、早速契約書を作成して参ります。」

と業務提携をお願いされた。


このことで、私はH氏を信用してしまい

「今後のビジネス展開が期待できるので、手伝って欲しい」

と友人にも声をかけをしてしまった。


♬ 風に揺れてる朽ちかけた伝言板 裏切られるよりはさまようほうがいい
便りがない日々に淋しさだけつのってゆく 影を引きずるぐらいなら名もない鳥でいい ♬



12月中旬にH氏に会った時に聞いてみた。

「で、業務提携はどうなったんですか?」

H氏
「年明けに、先方と具体的な業務提携内容を決めるミーティングをやる。そこまで待ってて。」

ちょっと以前とのトーンが変わったと思ったが、「大丈夫」と安易に考えていた。


ところが、年明けにH氏に会った時、雰囲気が急変した。

「1月で退職することにしたよ。従業員が何もわかっていなくってね。辞める原因は貴方ではないから。

「まぁ 社長からは別の形態で個別に“手伝って欲しい”って言われてるんだけどね。」


私は、カッーとなって

「偉そうに振舞ったんじゃないすか?従業員が面白くなかったですよ。」

と言ってしまった。


するとH氏は机を叩いて

「今の話は“君の意見”として承っておく。この話はもう止める。」

と激高された。


はぁ?何言っての、このオッサン! 逆ギレ?

としか思えなかったが、すぐに冷静になって

『ヤバい。手伝ってもらった友人に事情説明いかなきゃ。俺自身の信用問題になる。』

と席を立って、友人に連絡をとってアクションした。


H氏の所作を間近で見て

「この人は信用するに値しない人だった」

と分かったが、コトすでに遅し。

その後、社長にメール送信しても、何のリアクションもない “シカト”状態 後の祭り。


実損はなかったとは言えば、なかったが、無駄な労力と時間が発生したのは事実だ。


古くからの知人ゆえに“油断”していた私の“お人好しの大馬鹿者”ぶり

いつでも先方との業務提携ができるように準備してきた“愚かな”自分

実に情けなかった。



♬ 裏切られたなんて 叫ぶまえに 深呼吸をひとつして
あいつをいじめたって そんなのまるで 答えにゃならないよ ♬



久しぶりに声をかけてきた“慇懃無礼”なY氏


Y氏
「ご無沙汰してます。独立後のビジネスはいかがですか?」

小生
「まあ何とかやってるよ。ところで、どうしたの?」

Y氏
「私も独立して半年たったのですが、コロナ禍もあって、ビジネスモデルの見直しを行うことにして相談に来ました。」

小生
「で?何なの?」

簡単に言うと、Y氏の私への依頼事項は、中小企業向けのコンサルティングツールを購入して欲しいということ。

Y氏
「私がコンサルティング対象企業を多く探してきます。紹介企業が増えれば、紹介料が“チャリンチャリン”と入ってくるという“カラクリ”です。今後のビジネス発展に寄与することは間違いないです。」

小生
「なるほどね。???」


この段階で私には疑問しか浮かばなかった。

Y氏が自分で購入しない理由は?何なのか?

Y氏は私に購入させて、どうやって収入を得ようとしているのか?

そして、一刻を争うように購入手続きを急がせるのか?


ちょっとY氏を泳がせてみたら、“辻褄が合わない”ことが面白いように出てきた。

そして、コンサルティングツール販売会社が、致命的とも思えるミスを犯したこともあって、購入手続きを全て“取り消し”にした。


Y氏に対しては、私なりの最大限の配慮をして本件のお断りをした。

Y氏は、「私はこの種の話に引っかかる人」 と思ったので声をかけてきたのだろう。


この件も実損は無かったが、自分が情けなかった。


♬ ひび割れた鏡の中に 裏切者の顔が歪む
色褪せた写真の中で お前の微笑みが俺の胸を刺す ♬


信頼関係とは


言葉で言うのは簡単だが、信頼を得るのは、とても難しい。
反対に誰かを心から信頼するのも、とても難しい。


人が何を考えているか、なんて、その本人にしか分からない。

口では良い事を言っていても、心ではそう思っているかどうかは、分からない。

口では悪い事を言っていても、本当に敵意があるかどうかは、分からない。

人から信頼を得るには、相応の時間がかかり、大変なものだ。

しかし信頼を失うのは一瞬のことだ。

だからこそ、信頼関係は大切にしなくてはならない。


人からの信頼を裏切るようなことをしてしまった場合は、直ちに謝るしかない。

もちろん、その人との信頼関係をそこで終わりにするつもりなのであれば、謝る必要はないだろう。

H氏もY氏も私に“謝ってくる”ことはなかった。

私に対して“謝ることではない”と思っているのかもしれない。

いずれにしろ、人間関係を終わりにしたいのだろう。

彼らは、私の前からいなくなった。



また新しい出会いによって 新しい何かが生まれようとしている


別れがあれば 出会いがある。

決断したら、決意したこともあれば、断たなければいけないこともある。


さて今の”新しい出会い”は、何を意味しているのだろうか?

信じていいのだろうか?



「ブレることなく信念を貫く」事で、最終的には多くの人の喜びに変える事が出来るはず。


自分を信じて前に進んでいこう!


♬ 今という時代は 言うほど悪くはない
また一歩 次の一歩 靴紐を結び直して
喜びを分かち合い 弱さを補い合い
大切な誰かと歩いていけるなら ♬




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