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学生テレワーク求人

はじめに

この記事は5/9に開催したイベント「学生テレワーク求人」の振り返りです。

このイベントは、コロナウイルスの影響でアルバイト・インターンシップがなくなり、収入が減少した学生の就労支援をしたいと考え、企画しました

しかし

イベントを通してコロナウイルスとは関係のないところで学生の悩みを垣間見ることができました。


学生と企業とのマッチングイベントや交流会を企画している方々

将来エンジニアとして働きたいけど、何からはじめたらいいのか悩む学生


このような方々に今回のイベントの結果を共有したいと思います。

(イベントの詳細についてはこちらの記事をご覧ください。)

参加学生

情報工学部の学生が大半を占める形となったため

「IT系の企業との情報交換」という意味合いが強くなりました。

学年別に見てみると約45%が大学3年生で

就活に向けた不安や企業の情報収集のために参加したという声を多く聞きました。

個人的には新入生の参加数が想定よりも多く、COVID-19の影響で、大学生活に不安を持っているであろう新入生が前向きに将来を見据えているようでうれしかったです。

最終的に参加者は学生71人、企業4社となり大きな反響となりました。

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目的の変化

当初の目的は

コロナで収入が減った学生 リモートワークでアルバイト・インターンに参加できるようにすることが目的したが

「これからスキルを身に付けて行きたい学生の背中を押すイベント」

に変化していました。

というのも、参加学生が増えていくにつれて

「リモートで作業ができるのはIT系に限る」

「プログラミングの技術がない自分でもいいの?」

「特にスキルもなく、やっていける気がしない」

という意見を多くいただき、自分の能力に自信がない学生がいることや参加できる業種、企業様が限られていることがわかったのです。

このような人のニーズに合わせた方が、有意義な時間を共有できると考え

ITやインターンシップに関して全くの知識がない人でも参加できるような

イベントを考えました。

修正点

そのためイベント当日までに本来の就労支援に加えて学生の欲している情報を共有する場を作る必要があると考え、

「インターンシップに関する心構え」

「学生がどのようにしてリモートでアルバイトを行っているのか」

について企業の関係者や実際にIT系の企業でアルバイトをしている学生が討論する時間も設けることにしました。

変化

また、このように具体例を交えながら進行したことで

学生・企業の質疑応答の時間や休憩時間でも

「プログラミング初心者はなにから始めたらいいのか?」

「一般的な開発方法についての解説」

「LT、ハッカソン、勉強会の雰囲気」

「企業は学生をどのようにサポートしているのか?」

など、企業で働く以前に学生が疑問に思っていることや不安に思っていることについて掘り下げて情報を交換するようなっていきました。

ただ、しばしば非エンジニアにとって聴き慣れない用語(API、Gitなど)が飛び交う討論となったため会話についてこれる学生が少なくなりました。

そのため、議論を続けつつ、そのような用語についての簡単な解説を運営側で行い学生をサポートをしていきました。


参加学生の感想

参加してくれた学生の感想を一部紹介します。

多くの勉強になる話が聞けて良かったです!次回の説明会も楽しみにしております。
聞き逃していたなら申し訳ないのですが、アルバイトとインターンシップどちらを募集してたか、またアルバイトとインターンシップでする内容にはどのような違いがあるか知りたいです。インターンシップの方が技術を高められるのかなと思い、雇用形態の選択欄では差し当たりインターンシップにしました。九工大1年、PC初心者の場合、採用の可能性があるなら勤務時間はどれくらいになりそうですか。学業との兼ね合いは考慮してもらえるかも知りたいです。長文失礼しました。
企業や勉強会のurl、イベント紹介をホームページに載せとくとよかった
私用で所々しか視聴できなかったのですが、それでも企業さんの思いや取り組んでいること、他の学生さんの技術に対する熱意を感じることができて良い刺激になりました.
○○くんの発表が一番印象的でした。他の3人に比べ成果物が講義で扱ったものであったり、なによりそれほど自分であまり技術がないと公言しているあたりに自分でも挑戦できるのかと勇気をもらえました。
今回の話では勉強の場を教えてもらえたり何からやるといいか(progateやRuby on railsチュートリアル)を知ることができ非常に有意義でした
色々な情報を知れて楽しかったです
また開催して欲しい
今回はこのような機会を設けて下さり、ありがとうございました。1年生でも参考になることがたくさんあり、良い刺激を受けました。また機会がありましたら、その時は是非よろしくお願いします。

これからの改善点もありますが

具体的な行動方法やスキルの習得方法を学生自ら発表することで他の学生に

何か訴えることができていたように感じます。

また、企業との情報交換をすることで実際にインターンやアルバイトをする以前に、自分たちが求められるものと現在のギャップを確認することができたのかとおもいます。

気づいたこと

先述の通り、このイベントはコロナウイルスによる学生への経済的影響を軽減することが目的でしたが、それ以前に解決しないといけない問題が見えてきました。

・何から始めたらいいかわからない学生の背中を押すこと

やりたいことがあったとして、それを実行するまでのスピードには個人差があるでしょう

初心者のころは勉強会・イベントへの参加に躊躇したり

大人や周りの人に遠慮して踏みとどまってしまうこともあるかと思います。

そのような学生が悪いとは思いません。むしろそれが当たり前だと思います

しかし、早く行動できた人とそうでない人の差は広がる一方です。

このような学生たちには先駆者(社会人)が手を貸してあげるべきであり、学生はそのチャンスを有効に活用するべきだと思います。

最後に

最後まで読んでくださりありがとうございました。

今回のイベントを通して自分も大変多くのことを学ばせていただきました。

現在、九州工業大学、飯塚市、福岡市などと連絡をとりながら次の企画を練っているのでその機会にお会いできれば幸いです。





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