若手指揮者インタビュー！鏑木蓉馬　2/3プライベート編

2021年7月5日(月)に開催される「若手指揮者と特別編成オーケストラによるトライアウト・コンサート2021」には4名の若手指揮者が出演します。
公演を控えた6月下旬、オンラインインタビューを実施！プロフィール文だけではわからない、それぞれの素顔を探るべく、制作担当がインタビューを行いました。

第2弾は、鏑木蓉馬（かぶらぎ・ようま）。
今回の公演でモーツァルト：交響曲第38番「プラハ」を指揮します。

前回の記事「指揮と私編」はこちら（https://note.com/tryout_concert/n/n790cf0493806）

彫刻家 荻原碌山が好き！

—鏑木さんは、趣味はなにかありますか？

この写真は、彫刻家・荻原碌山の「女」ていう作品です。この作品がとても好きで・・・
きっかけは、東京の国立近代美術館で他の展示作品目当てで見に行ったとき、たまたま見ました。その時直感的に「あ、すごくいい・・・」って思ったんです。多分この像の前で、30分くらいずっと、前から後ろから眺めていたと思います。
出会ったのは大学生のときです。知識はないけど美術作品を見なきゃ！と思い、色々な博物館に特別展とか色々行って回ってた時期がありました。そのときに行った美術館の常設展の作品の一つとしてあったものなんです。
この作品に出会ってから、荻原碌山という方について沢山調べました。彼は長野県の安曇野出身なんですけど、そこにある彼のための美術館も訪ねました。
自分のLINEのアカウントのプロフィールも、彼の「坑夫」という作品です。
プロフィール写真を見て、荻原碌山だ！と気づく人がいたらいいなと思っています（笑）

コジ・ファン・トゥッテとスピッツが好き

—クラシックに限らず好きな曲を教えてください。
クラシックで、本当にこの曲、理屈ぬきですごいいいな、と思うのは、「コジ・ファン・トゥッテ」No.10 の三重唱、フィオルディリージとドラベッラとアルフォンソの三重唱です。本当にきれいだな、なんか、きれいとしか言えない。そんな曲です。
そして、ポップスも良く聞きます。
物心ついた頃から、母の影響でスピッツの音楽好きでした。ピアノを始めたときも、スピッツの「空を飛べるはず」を弾けるようになりたい、というのが目標としてありましたね。
音楽は、ジャンルにこだわらずその時の気分で聴くことが多いです。中世の音楽も聞きたくなるときもありますし、ケルト音楽聞くときもありますしなんでも。最近はヒップホップもちょっと聴いたりします。

次は、今回の公演への思いを聞いてみましょう！