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Interview

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未来の生き方を実践している方々や研究されている方々に すまいとくらしのこれからについて伺います。
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Looking back on 2023 | n'estate Journal

2024年4月。 n'estate journalが公式noteで連載をはじめてから1年が経ちました。 2023年度、1年間で公開した記事は全部で33本。 ライフスタイルが多様化し、より自分らしく、心地よい生き方について多くの人が考えるようになった昨今。それぞれが理想とする「くらし」を実現するための「すまい」のかたちは、まさに十人十色。 ここでご紹介できているのは、その一部ではありますが、さまざまな立場から自分らしいくらしを実践する方々へのインタビューなどを通じて、n'e

シェアすることで、もっと豊かに。人と人がつながるくらし。 Interview 小島雄一郎さん 後編

東京・清澄白河に建てたご自宅の一階に酒屋<いまでや清澄白河>を誘致し、その上階に“大家さん”としてくらす小島 雄一郎さん。後編では、場や所有物をシェアすることで、ゆるやかに広がる人と人とのつながり。個人店がもたらす魅力的な街づくりについて。あたらしいくらしのかたちを実践して3年目を迎える小島さんが今、思うことを伺いました。 >前編は、こちら。 「人生の”変数”を楽しみたい。自分に正直なすまいづくり。」 “小島さんの家”を起点に広がる、幸せの循環。― 聞いた話によると、小

人生の”変数”を楽しみたい。自分に正直なすまいづくり。 Interview 小島雄一郎さん 前編

自分に合ったライフスタイルを実践する人、未来のくらし方を探究している人にn’estate(ネステート)プロジェクトメンバーが、すまいとくらしのこれからを伺うインタビュー連載。第8回目は、株式会社いまでや 取締役の小島 雄一郎さん。 東京・清澄白河のご自宅の一階に酒屋<いまでや清澄白河>を誘致して、その上階に”大家さん”として住まう、ユニークなくらしを実践されている小島さん。誰もが一度は空想したことがある「自宅の一階に好きなお店があったなら」という自分の気持ちに真っ直ぐに向き

違うからこそ、楽しい。ふたりで広げる「くらし」のかたち。 Interview 高山 都さん安井達郎さんご夫妻

自分に合ったライフスタイルを実践する人、未来のくらし方を探究している人に「n’estate(ネステート)」プロジェクトメンバーが、すまいとくらしのこれからを伺うインタビュー連載。第7回目は、モデル・俳優の高山都さん、安井達郎さんご夫妻。 仕事柄、多くの人に会ったり、人の目に触れる機会も多い高山さんと安井さん。普段は都内での生活を楽しみながらも、休日には旅行やキャンプなどに出掛けて自然の中でのアクティビティを楽しんだりと、日々の環境に変化を与えることで、自分たちにとって“心地

五感を満たす小さな体験が、日常を豊かにする。 Interview 幅允孝さん 後編

東京と京都で二拠点生活を実践されている、ブックディレクターの幅允孝さん。後編では、京都でのくらしの中で感じた、ほっとあたたまる人と人とのつながり。テクノロジーの発展によって、いつでもどこでも情報にアクセスできる時代にあえて、からだを動かし、場を訪ね、五感で体験することの人間的価値。本への愛情に溢れる幅さんならではの視点から日常を豊かに過ごすヒントを伺いました。 >前編は、こちら。 「自分が自分であるための、能動的90分間。」 ― 後編では、京都のおすまいでの日々のくらしに

自分が自分であるための、能動的90分間。 Interview 幅允孝さん 前編

自分に合ったライフスタイルを実践する人、未来のくらし方を探究している人にn’estate(ネステート)プロジェクトメンバーが、すまいとくらしのこれからを伺うインタビュー連載。第6回目は、ブックディレクターの幅允孝さん。公共図書館のほか、病院やホテルなど、人々が集まるさまざまな場に「人と本が上手に出会うきっかけ」をつくる、そのユニークなアプローチで注目を集めています。 全国を奔走する日々のなかで、ふと「立ち止まってゆっくり考える場所が必要」と考えた幅さんは、京都に新たなすまい

くらしの幅を広げると、見える景色も広がっていく。 Interview 南貴之さん 後編

東京・京都・福岡での三拠点生活を実践されている、クリエイティブディレクターの南貴之さん。後編では、多拠点生活における移動の捉え方や、移動に伴うオンオフの切り替えなど、3つのすまいをそれぞれに使いこなし、仕事とプライベートの両方をますます充実させている南さんならではの視点からお話しを伺いました。また、新たな拠点として今注目している地域についてもお話ししていただきました。 >前編は、こちら。 「進みすぎた時計の針を戻してくれる、街と人との軽やかなつながり。」 ― 前編では京都

進みすぎた時計の針を戻してくれる、街と人との軽やかなつながり。 Interview 南貴之さん 前編

自分に合ったライフスタイルを実践する人、未来のくらし方を探究している人にn’estate(ネステート)プロジェクトメンバーが、すまいとくらしのこれからを伺うインタビュー連載。第5回目は、クリエイティブディレクターの南貴之さん。現在は東京のご自宅のほか、京都、福岡にすまいを構え、三拠点生活を実践されています。 人気ブランドのクリエイティブディレクションを手掛け、忙しく全国を飛び回る南さんがオフモードの自分に戻れる京都でのくらし。そこには「住む」ことでしか見えてこない街の魅力が

くらしを整える、知・徳・体のバランス。 Interview 徳谷柿次郎さん 後編

日本全国を飛び回っていた30代を経て、長野県への“移住”という選択を通じ、地域により深く繋がっていく面白さを再認識したという徳谷さん。後編では、自らを「体験主義者」と称する彼が、民家を受け継ぎ、畑の土を耕し、“未完成”のくらしを整えていく苦労と喜び。その先に見えてきた、ちょうどいいコミュニティのバランス。これからの未来に備えるべき価値観や知恵について。信濃町のご自宅でお話しを伺いました。 >前編は、こちら。 「より面白く、より深く。地域と関わるための“もう一歩”の踏み出しか

より面白く、より深く。地域と関わるための"もう一歩"の踏み出しかた。 Interview 徳谷柿次郎さん 前編

自分に合ったライフスタイルを実践する人、未来のくらし方を探究している人に「n’estate」プロジェクトメンバーが、すまいとくらしのこれからをうかがうインタビュー連載。第4回目は、編集者の徳谷柿次郎さん。2017年に長野県に移住し、現在は長野市内でコワーキングスペースやスナックの運営を手掛けるなど活躍の幅を広げられています。 今年の5月まで、ローカルの魅力や面白さを発掘するウェブメディア『ジモコロ』の編集長として全国を飛び回り、いわば多拠点生活の先駆けとも言える存在の徳谷

すまいの変化は、人生の旅。 どこへ行き、何を感じ、どのようにくらすか。 Interview 大田由香梨さん 後編

築190年の日本家屋〈シラコノイエ〉の改修をきっかけに、都市と自然、それぞれのくらしにおける「日常」の捉え方が変化してきたという大田さん。後編では、ライフスタイリストとして、美意識やもの選びの確かな審美眼を持つ彼女ならではの日々の生活の楽しみかた。また、幸せや豊かさの定義が多様化する現代を軽やかに生きるための、すまいづくりの心得をお聞きしました。 >前編は、こちら。 「築190年の日本家屋に考える、本質的なくらしの豊かさ。」 ー 改めて、大田さんのライフスタイリストの活動

築190年の日本家屋に考える、本質的なくらしの豊かさ。 Interview 大田由香梨さん 前編

自分に合ったライフスタイルを実践する人、未来のくらし方を探究している人に〈 n’estate 〉プロジェクトメンバーが、すまいとくらしのこれからをうかがうインタビュー連載。第3回目は、食から住空間まで、人生を彩るライフスタイリストとして活躍されている大田由香梨さん。 建築家の隈研吾氏とともに改修を進めてきた築190年の日本家屋〈シラコノイエ〉を、歴史の魅力を伝えるだけでなく、次の100年につながる場所に育てていきたいと語る大田さん。自分たちの手でつくり上げた「すまい」のかた

みんなが「選ぶ」ことで、未来は変わる。その魅力をつくるのが表現者の使命。 Special Interview | 音楽家・小林武史さん

音楽家、音楽プロデューサーとして数々の名曲を世の中に生み出してきた小林武史さん。その一方で、櫻井和寿さんや坂本龍一さんとともに設立した〈ap bank〉による野外音楽イベント『ap bank fes』や、「農」と「食」と「アート」の複合施設『KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)』など、音楽や食といった誰もが親しみやすいテーマから、人々が環境問題について考え、アクションできる“きっかけ”を創出されています。 今回は『KURKKU FIELDS』を提携拠点のひとつと

非日常に身を置くことで、足元にあるしあわせが見えてくる。 Interview 神谷よしえさん 後編

食のよろこびを届けるため、全国各地をフィールドに活動するフードコーディネーターの神谷よしえさんに、その土地にくらし、そこに住む人々と交流することで見えてくる地域の魅力についてお伺いした前編。引き続き佐賀・嬉野の「和多屋別荘」で行われたインタビュー後半では、積極的にすまいやくらしの環境を変えることで、あたらしい自分の指針が見えてきたという神谷さんご自身のお話をお聞かせいただきました。 >前編は、こちら。 「地域のよさを知るには、その土に生きること。」 ー あらためて、神谷さ