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「キャンセル料は結構でございます。」

こんちには、こてつです。
地方の旅館で予約担当の仕事をしています。
先日の大雨の影響により
従事している旅館においても予約キャンセルが発生しました。
それでなくても、
最近の○○○ウイルスの全国的な感染爆発により
予約のキャンセルが日常的に発生しています。

わたしたちのような宿泊業関係者からすれば
予約がキャンセルになるコトは非常に残念であり、
それが続くことはとても深刻な状況でもあります。

お客さんが来ない = 売上が発生しない

特に宿泊日直近でのキャンセルになれば
売上が発生しないどころか、
原価(食材費や人件費など)の損失が生じてしまいます。

当然、それでは困るので
各宿泊施設では、必ずキャンセル料規定を定めています。
わたしの勤める旅館は、3週間前から発生します。

しかし、
実際に宿泊日直近で予約がキャンセルになった際、
キャンセル料の対応はどうなっているのでしょうか?

もちろん色んなケースがあり、キャンセルの理由も様々です。
だた、大半の場合は
キャンセル料規定よりいくらか減額されるか、
完全に免除となることが少なくありません。

当日でもキャンセル料が免除になる場合
1.家族や親せきの不幸
2.天災などによる公共交通機関が利用不可
3.○○○ウイルス感染

ある旅館の場合

「規定では、すでにキャンセル料が発生する期間ですが、
今回はご事情を配慮いたしまして、キャンセル料は頂きません。」

宿泊当日の朝に、どうしても来れなくなったとの電話にて
この様にお答えするケースも珍しくありません。
業界一般的に通じるかは不明ですが、
少なくともわたしの従事している施設は
上記のような対応をとっています。

キャンセルポリシー(キャンセル規定)は
施設側と利用者との間でかわす
あくまでも表向きの約束です。
つまり、
キャンセル時のキャンセル料は
状況や事情次第では必ずしもその通りではなく
支払わなければならないことはありません。


もちろん、悪質なイタズラや理由なしのキャンセルは論外です。
でも、少なからず利用者側からすれば
予約時においてのキャンセル規定はストレスに感じることは事実です。
特に、昨今の情勢や異常気象の多発などにより
宿泊予約自体のハードルが上がっているのは間違いありません。

正直なところ、旅館サイドとしては、
直前で予約がキャンセルになるのは痛い!
でも、
とりあえずどんどん予約を入れてほしい!
たとえ、それが全て成立しなくても。

経営者(オーナー)と従業員では
多少なりとも考え方に相違はあるかと思います。
この記事での思いはあくまでもわたし個人のものです。
それでも、
無理にキャンセルを頂くよりも
次回に気持ち良く来館してもらった方がお互いにハッピーーー
だと勝手ながら考えています。

最後にみなさんへ、
もっとお出かけしましょう!
そして、宿に泊まって下さいませ!
キャンセルになっても
意外と何とかなるものですよ。


いち、宿泊業従事者からの意見でした。
お読み頂きまして、ありがとうございます。

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