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3-7.コラム 〜顎について〜『トランペット ハイノート本 ~美しい High Bbで奏でるために~(仮)』

これまでハイノート時の舌の位置や形状について解説しましたが、その舌は顎という骨の中に存在しています。したがって、舌がうごけば顎はついてくるわけで、それらの関係を理解しておくことが非常に大切です。

そこで今回は顎に着目していくつかのお話をしてまいります。

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3-7.コラム 〜顎について〜『トランペット ハイノート本 ~美しい High Bbで奏でるために~(仮)』

ラッパの吹き方 Ver.2.0/荻原明(おぎわらあきら)

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コメント (4)
顎の位置について質問です。
3-2 音のツボについて2のなかの3-2-03の動画の音が、まさに自分の音ではないかと感じています。金管楽器なのにくぐもった音という感じです。
以前喉を開くということがよくわからなくいろいろ試していた際に、私の場合上の歯よりも下の歯が奥にあるのですが、顎を前に出して上下の歯の面を揃えてみたところ、より金管楽器らしい音が出せたように感じました。ただ、それがいいのかどうかよくわからず、また元に戻ってしまっています。
今回こちらの記事を読んで、顎を前に出した状態というのが口腔内の容積を増やしているとは思うのですが、喉仏の位置は下がるというよりは前に向かう感じでアプローチとして正しいのか、okなのかがよくわかりません。
アドバイスがありましたらお願いします。
なお、近日中に体験レッスンを受けさせていただく予定です。
宜しくお願いします。
TK様


この度は記事をご覧いただきましてありがとうございました。

いろいろ研究されているようで素晴らしいことだと思います。
そうした研究をする上での前提として持っておきたいことがあります。それは、「求めている理想の音は完璧なフィジカル面のアプローチによって出るわけではない」という点です。

これは私自身も文章の書き方に反省すべき点があるのですが、多くの方が体の使い方を工夫することに意識が集中しすぎて、肝心の理想の音、理想の音楽に対するイメージが薄れているのです。

例えば、「マウスピースのカップの中に上唇を2.589mm用意し…」こんなアドバイスが実現不可能であることはすぐにわかると思います。どこの筋肉を何kg使用し、とか機械ではないのでできません。


また、人間の体は楽器を演奏するためにあるのではなく、生きるために働いているわけですから、それぞれの奏者が持っている肉体的条件をトランペットの演奏時にそのまま利用するだけなので、ご自身の持つ顎を意識的にコントロールし、変化させることは非常に大きな負担をかけていることにつながります。

↓つづきます
喉仏も喉仏という突起を持つ甲状軟骨が生きる上でどのような役割を持つかをまず理解し、そして正しい働きをしている時に感じる自身の感覚をリンクさせていけばそれ以上何かする必要はありません。
また、「喉」という言葉は非常に曖昧な部分を指していて、肉体的に認識する際に不明瞭で広範囲な意識を持ってしまいます。例えば喉と言われる部分のひとつ、気管という場所は軟骨なので力で開くとかそういった動きがそもそもできません。


くぐもった音であるのは、アパチュアが存在していない状態で音を出している結果です。TK様の演奏をまだ拝見していないので憶測ではありますが、考えられるのは音を出すセッティング時にアパチュアを自身の動き(口周辺の力)によって潰してしまっているのかもしれません。アパチュアを作り出すために必要なのは人間による力というよりもマウスピースのリムへのシンプルな貼りつきです。

↓つづきます
ともかく、まずはご自身の自然な体の状態を意識や力(筋力)で強制的に変化させることなく美しい音を求めていく方法を模索していただければと思います。そのために最も重要なのは素晴らしい音楽をイメージすること、ソルフェージュすることです。

ご参考になったかわかりませんが、フィジカル面を前面に出した状態で考えないことがまず大切だと思います。
引き続き、楽しく、気持ちを楽にして研究や実験、練習をしてください。

ありがとうございました。
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