ダイナミクス(強弱記号)とアンサンブル

楽譜にはダイナミクス(強弱記号)が書かれています。fフォルテpピアノ。「f=強く」「p=弱く」の意味で用いられ、音楽の教科書にもそのように書かれています。

解釈としては間違っていないのですが、フォルテがきたらでっかい音を出して、ピアノが書いてあったら誰にも聞こえないようにコソコソするようでは、ちょっと残念な音楽にになってしまいます。
楽譜に書かれている情報は記号化されたり簡略化されているために、その中身や背景を読み取ったり考えたり、自分で決めるのが面白いし、大切なことなのです。

一方、音量変化は具体的にトランペットのコントロール技術も必要です。純粋なデシベル的変化もそうですが、音符やフレーズの表現方法によっても演奏を聴く人が受ける印象は変わります。

そうしたダイナミクスに関する深い理解と具体的な体の使い方があると、音楽はより説得力のあるものとなります。

1ヶ月に1回開催している「ツキイチアンサンブル」は、毎回異なるテーマでトランペットアンサンブルをおこなっています。アンサンブル作品の完成度を上げることが目的ではなく、あくまでもテーマについて学び、それを作品に応用する、という流れです。

と、書いているとなんだか難しそうだし専門的な感じがしますが、ぜひ気楽に来ていただきたいです。演奏レベルもまったく気にしなくて大丈夫です。ご自身ができるところを、できる範囲で実践してください(アンサンブルをするので、楽譜は読めたほうが良いです)。
部活や楽団でトランペットを演奏されている方は、今回のツキイチアンサンブルで学んだことがすぐに合奏で役立ちます。

ダイナミクスについて学べるツキイチアンサンブルは4月8日(土)開催です。会場は東京の池袋で開催します。

詳細、お申し込みはBASEにて。

ご参加、お待ちしております!


荻原明(おぎわらあきら)

荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。