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5-10.速いパッセージの練習(音階、半音階)

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最も基礎的な練習の一つである半音階や音階は各教則本にも必ず掲載され、そうでなくとも自主的に練習へ組み込んでいる奏者や部活動も多いと思いますが、テンポが速かったり音価の細かい連符などの場合、みなさんはどのように練習をされていますか?ダーーッとワーーーッと一気に感覚で吹いて練習した気になってはいませんか?

少し気が早いですが、次回掲載予定の記事「難しいパッセージの練習」(なんと最終回!)では、いわゆるフィンガリングが難しい部分の練習方法についてお話をします。指の動きが難しいと、あからさまに「できない!」と感じるので様々な練習方法を模索しようと躍起になることが多いのですが、半音階や音階は親しみがある分、頭では何となくわかっている場合が多いからか、とにかく何度も吹くなど練習方法を工夫することが少ないように感じます。

今回はそのうようなシンプルで速いパッセージをきちんと演奏できるようになるための理論的な考え方から練習方法までを解説します。


基本はスラー

私はレッスンでも常にお話しているのですが、まずはとにかくスラーから練習に入ることを推奨しています。

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荻原明(おぎわらあきら):トランペット

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