#うた

薄緑色の陽の差し込む窓辺は
少しだけ暗い 干乾びたこの部屋を
柔らかく切り離してるみたい

急な坂道 登った先
木々は囁き 彼方を眺めてたそこへ
着く頃に僕は いつも息を切らして

そっと扉を開けて
きしむ階段をまた登るとさ
君に会えるような そんな気がしたんだ

窓はいつも世界を切り取ってた
誰に言われるでもなく 容赦もなく

そしてここは切り取られてた
そう 切り取られてた

切り取った から

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