とろんば
これは、読んだものについての簡単なメモです。 あまり多くを書くことはできないけれど、ついったでは書き留めるのが難しいようなものについてメモを残しておくことと、関心の共有が目的です。 引用は自分の印象に残ったものを抽出したもので、もちろんそれが原文全体の内容や主張を代表するものではありません。
かのイスラエル人は言った それはすべて 脳がそう感じさせているのだと 自分が辛いときに限って 声を聞かせてくれる人がいたり あの日あの時 あの子がわたしに柔らかな…
ほんとうに 心というものは こうも簡単に その色を変えてしまうもので いまもこうして みぞおちのあたりでふつふつとしている どうしようもなく いてもたってもいられ…
岸の上で じっと見ていた 何も言わず ただ 静かに 眼差しの先には 光があったかな 寄せるさざなみの 静けさの中に 真っ直ぐに立つ その姿は 何かに例えてみたくて…
だけど違っていたんだ いつの間にやら独りよがりで きみがこっちに来れないときも 僕はそっちに行けるんだ ああそうだった ときどき忘れてしまったりする そういつだっ…
今日はパスタを食べに行こうと お仕事すまして街に繰り出したのさ 少し前なら真っ暗だった 今はまだ薄明るいこの雪解け道 白にできた隙間を縫って進むよ まるで呼ばれて…
この小さな手のひらでも わしづかみにできてしまうこの額の奥から 次は何が出てくるんだろう 何だかよくわからないものが詰まっていて ときに深淵で ときに空っぽで そし…
気がつけば道は ずいぶん狭くなった こういうの 袋小路って言うんだっけ ふと手を当てれば 柔らかな真綿が やさしく首を包んでる ふわ ふわ ふわ そうか ここは …
僕はいま 曲がり角に差し掛かる 塀に囲まれた 曲がり角 覗いてみようか だけど 覗いてみたら それでおしまい 僕はいま 曲がり角に立っている 四角いブロック積み上…
薄緑色の陽の差し込む窓辺は 少しだけ暗い 干乾びたこの部屋を 柔らかく切り離してるみたい 急な坂道 登った先 木々は囁き 彼方を眺めてたそこへ 着く頃に僕は いつも…
ぐるるるるるる ぐるるるるるる おなかもあたまも ぐるるるるるる ぐるるるるるる ぐるるるるるる 怒れる獅子も ぐるるるるるる ぐるるるるるる ぐるるるるるる 世…
背筋を伸ばして ゆっくり息を吸い込んだ 風が吹いたようだった けれど頭の中は静けさが横たわってる 触れてみるんだ 熱いものと 冷たいものが 一緒にいるような そん…
劇的じゃなく なんてことないもの そこにあったはずのもの 失ったことだけわかるもの 持っていたはずの〇〇は 名前がなくて 形もなくて そこには何かがあったはずと そ…
ふっと笑う ふっと笑う 転んだときは ふっと笑う あったかいコーヒーで ふっと笑う 先を走って振り返っては ふっと笑う 昨日食べたおいしいごはんで ふっと笑う 本屋…
ふと時計を見てみたら もう午後1時 ほんの少し 焦りともつかない ぼんやりとした後ろめたさ そうして彼らの営みは続いていくんだ こうして僕らの営みも続いていくんだ…
それはそう ただの大袈裟なこと 「黒く沈んだ背景に漂う」みたいな そんな大袈裟なこと 生まれてしまうのが 怖いんだ 生命が吹き込まれるのが 怖いんだ 抽象化された…
※ひたすらに長文です。 突然ですが、自分にとっての「バイブル」ってありますか? 「野生の科学 = La Science Sauvage /中沢新一」 これは自分にとってのバイブルだと…
2021年5月10日 23:35
かのイスラエル人は言ったそれはすべて 脳がそう感じさせているのだと自分が辛いときに限って 声を聞かせてくれる人がいたりあの日あの時 あの子がわたしに柔らかな笑みを向けてくれたりそんなことは ただの偶然それをただの偶然じゃなくしているのは 電気信号と化学反応声帯を揺らしめている源泉もその振動から言語を理解することも微笑みかけるその心持ちもそれに込められた想いを受け取る心も
2021年5月8日 14:17
ほんとうに 心というものはこうも簡単に その色を変えてしまうものでいまもこうして みぞおちのあたりでふつふつとしているどうしようもなく いてもたってもいられずそんな心持ちに 追い込まれたりもする心とは 俺とお前の間の ここにあるんじゃないかってそんなセリフがあったけれどそんなはずないじゃないかって思えるときもあればそのとおりかもしれないなって思えるときもある明日の心は今日
2021年3月16日 00:07
岸の上で じっと見ていた何も言わず ただ 静かに眼差しの先には 光があったかな寄せるさざなみの 静けさの中に真っ直ぐに立つ その姿は何かに例えてみたくても うまくいかなくて音もなく彼方を射てた その眼差しは指で弾けば ぴんと響くようだった声は染み込んだんだ 砂が覚えてる踏みしめたなら 優しく包むだろう見つめるその先 どこでもない なんでもないそしたらもう手のひらに
2021年3月14日 23:59
だけど違っていたんだいつの間にやら独りよがりできみがこっちに来れないときも僕はそっちに行けるんだ ああそうだったときどき忘れてしまったりするそういつだって 一緒に作るもの存在に耳を澄ませば色とりどりの雲のようにまるっと包んでもいいそっと寄り添うのもいいかき混ぜたっていい同じ場所にあれば いい
2021年3月13日 01:30
今日はパスタを食べに行こうとお仕事すまして街に繰り出したのさ少し前なら真っ暗だった今はまだ薄明るいこの雪解け道白にできた隙間を縫って進むよまるで呼ばれてるようにああ待っていてくれよお皿に盛ったおいしいパスタ魚介トマトにクリームパスタどれもおいしい頭はいっぱいやあやあお待たせついに来たんだおしゃれな木張りのパスタのお店けれどなんだか様子がおかしい中はなんだか薄暗い
2021年3月11日 00:05
この小さな手のひらでもわしづかみにできてしまうこの額の奥から次は何が出てくるんだろう何だかよくわからないものが詰まっていてときに深淵で ときに空っぽでそして よくポンコツだああ 思えば今日もよく働いてくれたなあゆっくり休もう よい夢を
2021年3月4日 23:39
気がつけば道は ずいぶん狭くなったこういうの 袋小路って言うんだっけふと手を当てれば 柔らかな真綿がやさしく首を包んでるふわ ふわ ふわそうか ここは 終着地なんてことない網の目の取るに足らない切れっぱしぐる ぐる ぐるそうか ここは 終着地少し汚れた 白い紙片は今もポケットに 入ってる
2021年3月1日 23:33
僕はいま 曲がり角に差し掛かる塀に囲まれた 曲がり角覗いてみようか だけど覗いてみたら それでおしまい僕はいま 曲がり角に立っている四角いブロック積み上げた その上に猫が僕を見下ろしてる僕と その向こう側僕が歩いてきたこの線と 誰かが歩いてきた見えない線と巡り合う ここで 少しだけ触れ合って また行くんだ見上げた空に くり抜かれた 道と僕少しおかしな 顔してるそ
2021年2月28日 22:51
薄緑色の陽の差し込む窓辺は少しだけ暗い 干乾びたこの部屋を柔らかく切り離してるみたい急な坂道 登った先木々は囁き 彼方を眺めてたそこへ着く頃に僕は いつも息を切らしてそっと扉を開けてきしむ階段をまた登るとさ君に会えるような そんな気がしたんだ窓はいつも世界を切り取ってた誰に言われるでもなく 容赦もなくそしてここは切り取られてたそう 切り取られてた切り取った から
2021年2月27日 23:36
ぐるるるるるる ぐるるるるるるおなかもあたまも ぐるるるるるるぐるるるるるる ぐるるるるるる怒れる獅子も ぐるるるるるるぐるるるるるる ぐるるるるるる世界はまわるよ ぐるるるるるるぐるるるるるる ぐるるるるるるめんたまぐるぐる ぐるるるるるるなんだかおかしい 世界か自分かなにやらおかしなもの食べたっけなんで自分が 何やらかしたかぜんぜんわからん けれどもかまわず変わ
2021年2月26日 00:18
背筋を伸ばして ゆっくり息を吸い込んだ風が吹いたようだった けれど頭の中は静けさが横たわってる触れてみるんだ 熱いものと 冷たいものが一緒にいるような そんな気持ちで語りかけるんだ 静寂と喧騒が同居するような そんな気持ちで隙間にはいつだって 残ったものが詰まってるすくい上げたって 上澄みだってわかってるけど飛び込めたらいい まるごと纏えるならきっと きっと
2021年2月25日 00:20
劇的じゃなくなんてことないものそこにあったはずのもの失ったことだけわかるもの持っていたはずの〇〇は名前がなくて 形もなくてそこには何かがあったはずとそんな確信だけがあるけれど覗き込む くり抜いた穴の向こう飛んでいった小鳥は戻ってくるだろうかさっきテラスで紅茶を飲んだよおいしい焼きたてのクッキーも柔らかな光の中に 穏やかにとけていったその後で声が聞こえた 声が聞こ
2021年2月23日 13:38
ふっと笑うふっと笑う転んだときはふっと笑うあったかいコーヒーでふっと笑う先を走って振り返ってはふっと笑う昨日食べたおいしいごはんでふっと笑う本屋の店先でふっと笑うおかしな形の卵焼きにふっと笑う輝く道を進む四本脚にふっと笑うその紐の先を辿ってはまたふっと笑う向けられた特別な想いにふっと笑う光の中のあなたにふっと笑う今日の青空見上げて
2021年2月23日 13:22
ふと時計を見てみたら もう午後1時ほんの少し 焦りともつかない ぼんやりとした後ろめたさそうして彼らの営みは続いていくんだこうして僕らの営みも続いていくんだまるで尻切れとんぼの きりの悪い終わりと少しも収まりのつかない 散らかった心も一緒に水底に静かに積もったそれは 少し手を入れればまた舞いそしてゆっくりと 新しく沈んでいくのだろう目を凝らせば 数多の営みがあり静けさとは
2021年2月23日 12:56
それはそう ただの大袈裟なこと「黒く沈んだ背景に漂う」みたいな そんな大袈裟なこと生まれてしまうのが 怖いんだ生命が吹き込まれるのが 怖いんだ抽象化されたもの それはそう クリームかなにかのような?自分に向けた暗号 誰かに向けた暗号形のないものは 限りなく大きくなってく重なって 広がって 繋がってもいく見られたくないものは 薄く記すんだけれど目を凝らさなくていいように 力
2020年12月3日 16:14
※ひたすらに長文です。突然ですが、自分にとっての「バイブル」ってありますか?「野生の科学 = La Science Sauvage /中沢新一」これは自分にとってのバイブルだと、自信を持って言える本です。バイブルは聖書、聖典のことですが、それが転じて「人生の指針として何度も読み返す一冊の本」という意味もあるそうです。聖書は、それを信じる人達がその理想や教義を知り、自分の心や人生の支え