その日を迎えるまでに
こんにちは^ ^
前回の記事は歌とステージについて、
僕らはこの世に生まれた瞬間から歌っていること、
そして
自分を出し切る経験が何をもたらしてくれたか
について書きました。
さて今日ですが、
生まれるということは当然終わりもあります。
最近参加した大切な友人のワークショップで、
「どんな気持ちで人生最後の日を迎えたいですか?」
という質問がありました。
それについて静かに想いをめぐらし、
「幸せな人生をありがとうございました!
と感謝に満ちた心で笑顔でその日を迎えたい!」
という気持ちが湧き上がってきました。
そしてこんな質問もありました。
「まわりの人達とどんな関係を築いていきたいですか?」
この時、僕の中にとてもあたたかい気持ちが湧き上がってきました。
「まわりの人達と助け合いわかり合い、笑いあえる関係を築いていきたい。」そう思い、なんだか嬉しい気持ちになりました。
【その日を迎えるまでに】
つい最近まで、僕は孤独な人間でした。
自分のことをわかってほしい
もっと評価してほしい
もっと興味をもってほしい
と人に求める気持ちがとても強かったと思います。
けれどいくら求めても求めてもその寂しさは消えないのです。
でも、
本当は自分が誰かに協力したかったこと、
自分がまわりの人のためにできることがたくさんあることに気がついた時、
僕の心は笑顔を取り戻しました。
なのでもちろんコンサートには多くの方に参加してほしいのですが、
それ以上に「感謝の気持ち」で関わりたいという気持ちで過ごしています。
ちなみに、ここ最近たくさん友達ができました。
猫の友達です笑
今朝は10匹とお話しして5匹撫でてきました。
2匹は僕の上にのっかってきましたw
でも実は2ヶ月前、友達は1匹だけでした。
かなりお年のおじいちゃん猫。
最近姿を見ないなあと思いましたが、
今日はいる気がしたので行ってみると、
遠くからじっとこっちを見つめていました。
近くに行って撫でてあげると飼い主の方が来られて、
「この子もうかなり弱っていて最近はほとんど外に出れないんです。でもじっと誰かを待っているようで。」とおっしゃっていました。
僕は寂しさに覆われた時、
何もかもうまくいかない時、
走ることで自分を振り立たせてきました。
ある時走り終えてふと見ると、
目が涙で濡れていて、
埃のたくさんついた老猫が近くにいました。
よくみると目やにがいっぱいついて
よだれも鼻水もいっぱいついていました。
僕は毎日、それを全部きれいにとってやりました。
彼はまもなく生涯を終えるでしょう。
僕はどんなに忙しくても、
会えるかぎり彼にあいにいきます。
僕はもう孤独ではありません。
誰かと響きあえた時のメロディーが
僕が生涯を通じて歌いたい歌なのだと思います。
バースデーコンサートまであと4日。
今までで一番のありがとうが言える日々を過ごして
その日を迎えたいと思います。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
2020年5月28日
小田ルイ
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