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「あなたが、前回、心を緩めたのは、いつですか?」 #015

「きょういちにち なにもすすめられなかったら
136おくねんのうちゅうのれきしに おもいをはせればいい」
(「あつかったら ぬげばいい」 ヨシタケシンスケ著)

 テレワークの日々。一歩も外に出ない日が、週に数日ある。ある意味マシーン化してしまった自分をリセットしてくれた一冊。
 妻が図書館で借りてきた。私のためではなく息子のためだが、「これいいよ」と進められ、手に取った。ヨシタケシンスケ氏の本は、息子たちの本棚に何冊かあった。ただ、私と同い年で、かつ ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞を受賞されているなどなど、今回改めて知った。

「あつかったら ぬげばいい」
ほっこりする絵と共に、シンプルなメッセージが31、つづらている。
その中で、今の自分にフックしたのが冒頭の一節。

うちの下の息子(小学2年)は、
「あんまり おいしく なかったら  おくちなおしを さがす たびに でればいい。」
が気に入ったらしい。

 妻は、
「はなしあいてが ほしかったら  みかんに かおを かけばいい」
をやっていた。

 「あなたは、どれくらい自分に素直ですか?」
 ”心を緩める絵本”と帯に書いてあるように、一つ一つのメッセージに触れると、自分の気持ちに気がついていない自分に気づく。自分の気持ちに素直になっていく。

 今回は冒頭の一節に引っかかったが、次回は恐らく違うメッセージに心が動くのではないか。本棚の目に止まるところにおいて、ことあるごとに開いてみたい。


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