ペットは家族と言いながら…

犬の散歩を見ていると、まぁよくぞというほどできてない飼い主が多い。

ペット愛好家はペット愛好家内でマナールールを指摘しあわないと第2のタバコのように社会が規制を与える結果になりかねない。
特に新型コロナウィルス以降、人々の価値観は変わりつつある。

喫煙所と同じように「路上散歩禁止」「糞尿禁止」「飼育放棄禁止」で厳罰化にしたほうが良いと思われれば、そうなる。

前提を言うとペットはタバコと同じように嗜好品の類だ。生活必需品ではない。

飼いたい人が誰に頼まれたわけでもなく勝手に飼う。もちろん車もその類に入る。
あくまで本人の意志と責任において買うことができ、飼っても良い。

ただ車と違うのは飼い主に対する適正判断とライセンスがないということだ。この部分は自転車と同じグループに属する。
ただ違いは生き物か否かということだ。

さてここで適正とは何か。
もちろん生き物を飼育するための必要な知識と能力があり、ペットの行うすべての行為に対して社会的責任を負うということだ。傷害、器物損壊、騒音など法律に関しても知らなければならない。

生き物故に人間が勝手な感情で家族と呼ぶかは個々の判断だが、ペットとはそもそも飼い主の精神的満足ために飼うことが多い。そのために家族などと一方的に誤解する。
言葉を理解し社会のルールに従えなければ動物であり人間と同じにはならない。飛行機でも貨物だ。

そして都市部で飼う場合と農村部で飼う場合では状況と飼い主のあるべき姿は大きく異なる。

農村部は自然が多くあり人口密度的にも問題は起こりにくい。

都市部では飼い主次第で訴訟問題になる。ここでは都市部のペットについて述べる。

1. 散歩糞尿問題
飼い主の誰もがちゃんとしてますアピールのために掃除用の水やプラスチック袋を持ち歩く。しかし持っているだけでその家族のようなペットが糞尿するのを見るやいなや急いで立ち去る。家族の糞尿垂れ流しという素敵な家族が多い。

あるいは水を2,3滴かけて、ハイきれい!と義務を果たしたアピールの飼い主もいる。それもろくに的に当たっていない。🎯
そういう飼い主本人がトイレに行った時、自分の糞尿を2,3滴の水で洗浄しているのだろうか。

公共の電柱、植え込み、他人の敷地を本当に洗浄するのであればそれなりの掃除が必要だ。
タバコのようにわかりやすく一度に多くの人に気づかれにくい。そのためバレないようにこっそり糞尿放置をする人が多い。

そのような飼い主はタバコのポイ捨てなど責められる立場にない。同じグループに属している。

2.感染症、病気の際の社会的責任
COVID-19に関わらず動物にも様々な感染症、病気がある。
動物園ではCOVID-19にかからないように最新の注意を払っている。人間にかかる病気は動物にもかかるからだ。ウィルスのアニマルテスとでも様々なモルモット動物が使われることから分かるように、様々な動物が感染する。
そしてその症状も動物によって違う。
人間と同じ症状が出る動物、症状が出ない動物、ウィルスの宿主となる動物。死ぬ動物。
そして鳥インフルエンザ、豚コレラでもわかるように糞尿から感染拡大が起こる。

さて犬猫モルモット、鳥、馬、やぎ、その他様々に飼われているペットの感染症対策をしている飼い主はどれほどいるのだろう?
COVID-19が流行してからペットのウィルス検査をした飼い主はどれくらいいるだろう?

猫でも犬でもあっちを触りこっちを触りペロペロクンクン。犬同士で舐め合い、吠え合い、ソーシャルディスタンスはとられない。マスク、フェースガードもない。

飼い主のペットに対する感染症に対する知識はどれくらいか、また人口密集地での責任はどのようなものになるかという疑問が出てくる。

もしペットがウィルスによって死ぬのであれば問題は小さい。飼い主も悲しみとともに自分の責任を感じて終わる。 
しかし症状も出ないままに、ウィルスがペットの中で繁殖し続け、ペットがウィルスの宿主になったら、ウィルスはずっとペットの中で生き続け、糞尿や飛沫からペットはウィルスを死ぬまで社会に排出し続ける。
それを放置するのであれば、飼い主のウィルス拡散の責任も考えなければならない。バイオテロとも言える。

いろいろな国で軍隊まで動員してロックダウンをしばらくやり人間の中での感染がなくなり、ウィルスが死ぬ期間を過ぎたのに、ロックダウン解除後にまた流行るのはなぜか?

それは供給源が何かしらあるということに他ならない。ただまだはっきりしていない。

3. 「ペットは家族」の過剰な意識
ペットを飼う人も動物園の飼育員のようなスタンスであれば冷静に物事を考えられるとは思う。ただ実際は過剰な依存をペットに抱いてしまう人も多い。

通常動物が消えないウィルスに感染した際にとられる方法が殺処分。

豚も牛も鳥も何万頭が否応なしに穴に落とされ火を放たれ叫び声を上げながら死んでいく。飼い主の権利などない。

ペットはどうか。何も法律がなく飼い主の社会的な責任も追求されず放置される。ペットは家族。こんな無責任な家族はいない。

社会と他の人への脅威となるということまで考えてペットを飼っているだろうか?
繰り返しになるが飼って下さいと誰も頼んでいない。

感染がわかった場合は取り上げ殺処分ができればまだましだが、悪いウィルスを糞尿とともに撒き散らし、掃除もしない飼い主によって、社会の害となるケースも今後ないとは言えない。

4. ペット業者、動物愛護団体の罪

ペット業界は売ることばかり、動物愛護団体は虐待禁止を主張しているように見えるが、ペットという制度自体は動物の意思とは関係ない人間による無理強い。

販売者や協会は都市部での飼い主へのしつけや教育。はたまた医学的な知識習得の義務化やライセンス制など、自主的に規制を考えるべきだと思う。
動物と人間の距離を確保し人間界に動物を持ち込まない、動物は動物としての生態系を保たせるのが本筋だ。

JTだって社会貢献を大々的にやってかろうじて生き残っている。規制が外部から入れば同じような状況になりかねない業界だと思う。

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