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一流スプリンターに共通するポイントはこれ!

どうも、陸上競技トレーナーを表に出しながら、別で進めているペアレントトレーナー養成講座の方の更新が多くなっているもっさんです。(ブレブレ)

さて、今回はこれら論文をもとに、一流スプリンターに共通するポイントを紹介したいと思います。

一流選手とその他では、何が違うの?私とあの人では何が違うの?など一度はそういう思いをしたことがあるのではないでしょうか。

そんな方の参考になれば幸いです。

一流スプリンターの特徴

とっとと結論から。

スプリント走の加速局面において、

ストライド

この点が共通して優れているようです。

ピッチは関係ない!?

参考文献によると

加速局面前半においては、疾走速度とストライドに有意な増加が認められたが、ピッチにはステップ間に有意な変化は認められなかった。

また、疾走速度の変化量とストライドの変化量との間には有意な正の相関関係が認められたが、ピッチの変化量との間には有意な相関関係は認め
られなかった。

これらの結果から、100 m のスプリントレベルに関係なく、スプリント走の加速局面における疾走速度の増加の説明要因の 1 つとして、ストライドの増加が影響すると考えられる。

と考察されています。意外ですよね。以前noteにも書いたのですが、日本人はピッチ型とも言われているので(海外選手との比較では)、トップスプリンターほど、ピッチが高いのかと思っていました。

※ピッチに関しては、ある一定のレベルまでくれば、そもそものピッチレベルが高いために、相関関係が見られないのでは?とも言われています。(1 歩に要する時間であるステップタイムも皆おおよそ 0.2 秒 / 歩前後)

ストライドを規定する要因

ストライドを規定する要因の 1 つは地面反力の力積の大きさである(Hunter et al. 2004)

サカイク 地面反力

※サカイク様の画像を拝借

この画像が分かりやすいですね。

参考文献でも、「水平方向の力が大きいほどストライドの変化量が大きい」「高速度での疾走時は接地中も空中も身体の水平移動速度が高いことがその関係性に影響していると推測される」と報告されています。

トレーニングにおいては、この地面反力を高めることがポイントになりますね。

まとめ

一流スプリンターはストライドが大きい傾向にあるようですね。

ピッチに関しては、不要という意味でなく、そもそもかなり高く、あまり差がないということが言えそうです。


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