さかもと/陸上競技トレーナー

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さかもと/陸上競技トレーナー

LEAD代表/アスレティックトレーナー/YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC0B-cKYxyi011GGteSqMNXw/Instagram: https://www.instagram.com/lead.at.sakamoto

マガジン

  • 運動学習とパフォーマンス

    「運動学習とパフォーマンス」と言う本を勉強中です。自分自身の学習内容の整理と理解を行うための、自己満マガジンです。ご注意ください。

最近の記事

【運動誘発性貧血】ランナーの貧血について考える|ヘプシジンなど

どうも、さかもとです。 今回は、貧血についてです。 ランナー(特に女性ランナー)において、貧血で悩まれる選手も多いですよね。私が関わる選手においても、貧血症状で悩む選手も少なからずおります。 ということで、貧血について勉強していますので、自分の勉強も兼ねてまとめていきます。 キーワードは 運動誘発性貧血、ヘプシジン、IL-6 です。 運動誘発性貧血とは? スポーツ貧血とも言われ、低栄養状態での激しい運動が要因とも言われるが、まだまだわかっていないことも多いよう。最近

    • 足部・足関節コンテンツまとめ

      これまで運営するYouTubeでアップした 足部や足関節に関するコンテンツをまとめます。 ○母趾外転筋とアーチ ○シンスプリント ○足首の捻挫 ○内在筋について ○ランナーの足首は硬い方がいいのか ○足の指について ご参考になれば幸いです。

      • 【内側アーチ】母趾外転エクササイズが舟状骨高に与える急性効果

        どうも、さかもとです。 今回は、タイトルの通り母趾外転エクササイズが内側アーチに影響する舟状骨の高さに与える急性効果について書いていきます。 参考文献はこちら これまでアーチを高める方法として一般的であった タオルギャザー また、内在筋にフォーカスした ショートフットエクササイズ などが思い出されるかと思います。 また、そのほかにも「足の指を自在に動かせるように!」 と足趾でじゃんけんをしたりもしたのではないでしょうか。 今回の論文では、母趾外転における母趾外転

        • 違和感を放置してはダメという話

          どうも、さかもとです。 本日はエビデンス云々と言うより、日頃スポーツ現場にて感じていることについて書きたいと思います。 タイトルにもしている「違和感」 選手と話していると「○○に違和感はあんるんですけど、痛くはないので大丈夫そうです」と言った会話になる事もしばしば。 果たしてその違和感 本当に大丈夫なんでしょうか?? 違和感とはなにか そもそも違和感とは何なのか。 まずはその言葉の意味を改めて調べてみました。 という意味となります。 選手の言う違和感とはこういった

        【運動誘発性貧血】ランナーの貧血について考える|ヘプシジンなど

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        • 運動学習とパフォーマンス
          4本

        記事

          【シューズ選び】シューズのドロップ角度と膝痛の関係|膝蓋大腿関節痛

          どうも、さかもとです。 寒くなってきていますが、みなさん体調は崩してませんか? 私は大阪マラソンに向けて、少しずつ走り出しています。 いざマラソンを走るとなると、ウェアからシューズと物欲が湧いてきますね。現在は、HOKAのシューズを中心に、少しスピードをと思いドロップのあるワークマンのランニングシューズを試し履きしています。 で、そのドロップのある靴を履くと、ふくらはぎや膝周辺の疲労感と強い張りを感じました。 なかなか、シューズによる恩恵を受けることが出来ていないと実

          【シューズ選び】シューズのドロップ角度と膝痛の関係|膝蓋大腿関節痛

          【大腿骨疲労骨折】早期発見がとにかく重要!2つの簡易テストを紹介

          どうも、さかもとです。 いよいよ冬という感じの気温となってきました。 長距離は、駅伝シーズン真っ只中。 そして短距離やフィールド競技者においては“冬期練習“シーズンに当たるかと思います。 日に日に寒くなってくると気になるのが、怪我ですよね。 怪我の中でも特に避けたいのが疲労骨折です。 復帰まで長期化しやすい怪我でもありますね。 今回はその中でも"大腿骨疲労骨折"に着目し、現場で出来る簡単なチェック方法について紹介します。 https://www.rinspo.jp/

          【大腿骨疲労骨折】早期発見がとにかく重要!2つの簡易テストを紹介

          【論文レビュー】フルマラソンによって硬くなった筋肉は、なかなか元の硬さには戻らない

          どうも、さかもとです。 今回は、こちらのレビューを。 こちらの雑誌で紹介されていた論文で、元論文を読んだ流れです。 自分自身も、来年フルマラソンにチャレンジすることもあって非常に参考になりました。 論文の概要 どんな論文かというと フルマラソンを走ると、大腿部や下腿部の筋肉の硬さに、どのような変化が出るのかを調べたものです。 長時間、長距離のランニングにより、筋疲労や微細な筋損傷などが当然起こります。 それらを、筋の硬さと言うわかりやすい指標で調べられています。

          【論文レビュー】フルマラソンによって硬くなった筋肉は、なかなか元の硬さには戻らない

          【おすすめ図書】ランナーのカラダのなか

          どうも、さかもとです。 今回は書籍紹介です。 小学館から出版された「ランナーのカラダのなか 著;藤井直人」 運動中に、心臓や血管、筋など身体器官がどのように機能しているのかを解き明かすのが運動生理学です。 本書では 「走っている際にカラダの中ではどんなことが起こっているのか?」 と言う、ランナーにおける運動生理学として書かれています。 「生理学?」「運動生理学?」 と「??」がたくさん出てきそうな学問を 一般の方にもわかりやすく解説してくれています。 走るとなぜ息が切

          【おすすめ図書】ランナーのカラダのなか

          【ハム肉離れ】リハビリや予防は、単に筋肉を強くするだけでいいのか

          どうも、さかもとです。 今回は、陸上競技者(特に短距離)の永遠のテーマである「ハムストリングスの肉離れ」について書いていきます。 過去にもYouTubeやnoteで、リハビリについて記載した事があります。そちらも合わせてご覧ください。 YouTube note これまで、ハムストリングスの肉離れについては、たくさんの研究がなされていました。 しかし、ハム肉離れの発生率は毎年6.7%上昇しているという報告もあります。 それはなぜなのか。 これまで、「筋の強化」に対する

          【ハム肉離れ】リハビリや予防は、単に筋肉を強くするだけでいいのか

          そりスプリントトレーニングは有効なのか

          こんにちは、さかもとです。 今回は、陸上部でもよく実施されている「そり走」の効果についての記事を書きます。 ⚠️研究対象がレグビー選手である⚠️ 今回の文献はこちら ↓↓ 概要 レクリエーションレベルのラグビー選手26名を対象に、プレシーズンのスプリントトレーニングとして負荷ありそりスプリントと無抵抗スプリントの効果の違いを検討したもの。 8w、2/wの介入で、効果測定は10m・30mのスプリント、垂直跳び、3RMのスクワット測定を行った。 スプリントトレーニングの

          そりスプリントトレーニングは有効なのか

          【レビュー】持久系アスリートと3大栄養素

          どうも、さかもとです。 今回は「持久系アスリート向けの栄養」をテーマに記事を書きます。 参考論文はこちら↓↓ 栄養って大事。 これは、どのアスリートも思っていることですよね。 ただ、トレーニングと違って実感しにくく なかなか継続的に行うことが難しいものでもあります。 試合間のリカバリーについて、調べている中で 今回の論文に行きつき、面白いなと思ってのでシェアします。 内容は3大栄養素以外のことも書かれていますが 今回は、3大栄養素にフォーカスしてまとめていきます。

          【レビュー】持久系アスリートと3大栄養素

          【※宣伝】新サービス始まります。”走る人に特化”したオンラインパーソナル

          どうも、さかもとです。 この度、mosh様にお誘いいただき ”走る人”に特化したオンラインパーソナルトレーニングのサービスをリリースしました。 「1人でも多くの陸上競技者や市民ランナーと繋がりたい!」 「自分のできる範囲でサポートした!」 という思いから、今回のサービスを開始するに至りました。 興味のある方はぜひ!

          【※宣伝】新サービス始まります。”走る人に特化”したオンラインパーソナル

          陸上競技の現場レポート

          どうも、さかもとです。 今回は、日記のような物です。 タイトル分けもせず、つらつらと書いて行きます。ご了承ください。 8/20に高校生の私学大会 8/21〜23まで大学女子駅伝部の合宿帯同へ行ってきました。 まさに陸上一色の4日間でした。 まずは、私学大会。 最近は試合へ帯同することも少なく、久々の帯同となりました。 部員も増え、出場レースが増えた事に感激しながら朝一の3000m。 8位入賞🎉 この日の競技場は朝から暑く、36°ほど。 なかなか厳しいレースだったと

          【プライオメトリクス】SSC運動によるパフォーマンス向上~筋-腱の挙動に着目して~

          この記事をご覧いただきありがとうございます。 陸上競技の現場でトレーナー活動をしている、さかもとです。 こちらのnoteだけでなく YouTubeチャンネルの運営もしております。 今回はプライオメトリックトレーニング(SSC運動)が 筋や腱の挙動に、どのような効果を与えているのか? についてまとめていきます。 かなり面白い論文でした。 参考文献はこちら ↓↓ はじめに プライオメトリックトレーニングについては これまでも数多くの研究がなされています。 そのほとんど

          【プライオメトリクス】SSC運動によるパフォーマンス向上~筋-腱の挙動に着目して~

          【速く走るポイント】股関節をムチの様に動かす;大腿部の角速度と走行速度

          どうも、さかもとです。 先日、スプリント学会のオンラインセミナーに参加しました。 その際参考文献に挙げられていた論文を読んだので まとめていきます。 ※今回はセミナー後のアウトプットの様なものです。 参考文献はこちら ↓↓ こちらは スプリント速度において、大腿部の角速度との関係を調べたものです。 コーチングはもちろん、トレーニングを考える上でも 非常に参考になるなと思います。 概要 被験者は計40名(男性20名、女性 20 名)がボランティアとして参加 1 回

          【速く走るポイント】股関節をムチの様に動かす;大腿部の角速度と走行速度

          スプリントパフォーマンスにおいて、ヒップスラスト(水平方向)って効果あるの?という話

          どうも、さかもとです。 今回は、トレーニングの種類とスプリントパフォーマンスの関係について まとめていきます。 普段行っているトレーニングを 水平方向と垂直方向のトレーニングに分類し それぞれがスプリントパフォーマンスの 「どの局面に効果があるの?」 そして、「そもそも効果あるの?」 ということについてまとめます。 今回の参考文献は ヒップスラストの効果についての検証 を目的にしていることから このようなタイトルをついています。 参考文献 ↓↓ 背景 最近では、コ

          スプリントパフォーマンスにおいて、ヒップスラスト(水平方向)って効果あるの?という話