サムネ

URLしか投稿できないSNS「Link」の開発記録〜学生スタートアップがアイディアを形にするまで〜 part4

こんにちは。

Linkで開発を担当している岡田大河です。

この連載noteではLinkを開発するまでを開発者目線で紹介していき、少しでもスタートアップの実態を知ってもらえればという思いで書いています。

前回の記事では仮説検証と結果を踏まえたターゲット選定などを紹介しました。

今回はその続きの位置付けとして、ターゲットを絞ったのちにどのような機能を実装していくのかという具体的な事例を紹介していきたいと思います。

ターゲット選定の影響

前回紹介した通り僕たちは初期のターゲットを「普段インスタグラムを使う人たち」絞ったプロダクトを作ることにしました。

このターゲット選定によってプロダクトに影響を与えたのは、リアルの繋がり(オンライン上ではない)をより感じるためにSNSを利用する人たちを想定したプロダクト作りをしなければいけないということです。

その時のLinkの仕様はどちらかというとオンライン上での繋がりを想定したようなものでした。

前に紹介したランダムタイムラインも見知らぬ人の自分とは違った関心を持った人たちとも繋がることができるような体験をしてもらうための機能でしたが今回のターゲット選定によって完全に撤廃することにしました。

他にもユーザーを関心によってつなげるためにカテゴリで検索できるような機能も想定してましたが、仲間内で利用することを想定したプロダクトを作りたかったので実装はしないことにしました。

とにかくこだわったのは必要な要件以上に工数をかけずに開発をすることです。

想定したターゲットにとって必要のない機能はバッサリと排除し、はじめは味気なくても、1部のユーザーにとって深く刺さるようなプロダクトを作ることを意識していました。

逆にこのターゲット選定によって変更があった機能もあります。

それがメッセージ機能です。

インスタグラムのユーザーはどういう風に行動をするか考えた結果、ストーリーで友達の近況を知り、それについて何かしらのメッセージを飛ばすなどして軽くやりとりをすることが一つの楽しみになっているのだと仮定しました。

それと同じようなコミュニケーションを生み出すために、他の友達や知り合いが見たコンテンツについて軽いやりとりができるよう、DMに飛べるようなボタンを分かりやすく配置したり、どの投稿からDMをしたのかがわかるような仕様にすることを考えました。

このように初期のユーザーを絞ることによって、最低限実装しなければいけない機能だとか、こだわる必要があるポイントなどが明確になるので、シンプルでも分かりやすいプロダクトに繋がってきます。

開発面の変化

もう一つ重要な変更がありました。

それはiOSアプリも同じタイミングでリリースしようということです。

プロトタイプ(人にどのようなものか見せるため)であればwebだけでも良かったのですが、実際にユーザーの手に届けるにはiOSアプリの実装は必要不可欠と判断しました。

大きな理由として、今のアプリ版Linkにも備わっているワンタップで今見ているコンテンツをLink上に投稿できる機能です。

safariなどのアプリでwebページを見ているときやyoutubeアプリで動画を見ているとき、twitterでツイートを見ている時などに、そのアプリの共有ボタンを押すと共有先の選択肢にLinkを追加する機能です。

URLを投稿するというのはそのままコピペではユーザーの投稿する負担が大きいことがLinkの問題点でした。

それを解決するため、できるだけユーザーが行うアクションを減らすためにこのワンタップ投稿は必要不可欠でした。

これはiOSアプリに備わっているShareExtentionという機能を使わなければ実装ができなかったのでiOSアプリの開発が必須になったのです。

まとめ

今回は前回の続きという位置づけで、ターゲットを絞り込んだ影響としてどのような機能を足したり引いたりしたのかというところを紹介しました。

ターゲット選定によってシンプルなプロダクトを作ることは工数をあまり割くことの出来ないスタートアップ にとっては特に大切になってくるポイントだと思います。

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株式会社Link CTO SNS疲れを解決するため「Link」というアプリを開発しています!
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