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初めましてトランペットの佐藤です!

 初めましてトランペット奏者の佐藤俊也です。宮城県石巻市出身で小学校4年生から中学、高校、大学、大学院と今までトランペットと一緒に生きています。

 昨年、地元のある新聞で連載をさせてもらったことをきっかけに音楽、楽器のことなど、文にまとめるのが楽しいと思い、この機会にブログをはじめようと思いました。

 今回は初投稿なので私の自己紹介を主にしていきます。私は平成初期生まれで、幼少期は地元のスポーツ少年団で柔道を習っていました。そうは言っても幼稚園から小学4年生までのおよそ6年間で、団体戦は白星無し、個人戦は一度の白星があったものの不戦勝(相手無し)しかありませんでした。

 段々と柔道への興味が無くなっていった頃、小学校では鼓笛隊の引き継ぎに向けて4年生の楽器決めがありました。指揮、トランペット、トロンボーン、ユーフォニアム、小太鼓、中太鼓、大太鼓、鉄琴など、たくさんの楽器の中から私は、心の中で指揮に手をあげようと思っていました。ワクワクしながら待っていた時に聴こえた、先生のボヤき。

「背ぇ小さいやつはダメな」

 その言葉を聴いて、私は泣く泣く指揮を諦め、第二希望のトランペットに立候補しました。希望者は7名ほどで、音楽室の黒板前に出てきて、4年生全員の前でオーディションをすることになりました。やり方は至って簡単、その場で楽器を渡されて音が出ればオッケー!というもの。

 顔を真っ赤にして吹こうとするも音が出ない人もいれば、かすれつつも音が出る人もいる中、少しずつ私の番が近づきどんどん緊張していきます。さあ私の番……緊張のあまり吹いた記憶がありません。しかし恐らくは「ぷー」なり「ぶー」なり「びひゃー」「ぶひゃー」と何か音は出たようです。その証拠にトランペットの担当になっていました。

 その後、私はトランペットに熱中し、みんなが外で野球をしている時には音楽室で一人吹いて、お休みの日には楽器を持って帰って練習するようになりました。少し不登校気味だった私は、トランペットのおかげで学校に行くようになり、自分に自信を持つことができました。

 そのトランペット熱の始まりから中学、高校、大学、大学院とトランペットと一緒に過ごしてきた中で、今の私にはトランペットという楽器は欠かせないものになっています。

 私にとってトランペットと出会ったことのように、自分に自信を持ったり、強みに思えることとの出会いは大切です。私はトランペットや音楽を通して、音楽することや楽器を吹くことが楽しいと感じられるきっかけが増えるように、少しずつ発信していきます。

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