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どうしようもなく悲しい時、どうしようもなく寂しい時こそ、誰かに慰めや癒しを求めるのではなく、あなたがあなたをたっぷり甘やかしてあなたにとびきりやさしくしてあげることで深く深くあなたは満たされていく

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あなたが

どうしようもなく悲しいとき。

あなたが

どうしようもなく寂しいとき。

ひとりでいることに耐えられず、誰かに連絡したくなる時ほど。

すこし立ち止まってみてください。

誰かに連絡しようとする手をすこし止めて、携帯を見えないところへ、どこか遠くへ置いてください。

悲しいときほど、寂しいときほど、誰かに連絡しないと不安になるかもしれません。

ひとりでいるとどうにかなりそうで、助けを求めたくなるかもしれません。

けれど、できることなら、そうやって誰かに連絡するのはやめましょう。

話をやさしく聞いてくれそうな誰か。

あなたの話にやさしく耳を傾け「そうだね」とうんうん頷いてくれる誰か。

「あなたをそんなに悲しませるなんて許せない」とあなたのために怒ってくれる誰か。

あなたの心を埋め尽くす悲しみや寂しさを溶かしてくれる誰かを求めて、救ってくれそうなものに手を伸ばしたくて仕方なくなるかもしれません。

でもすこしだけ、連絡したい気持ちを我慢してみてほしいのです。

すこしだけ、行動するのを待ってみて下さい。

どうしようもなく悲しいとき、どうしようもなく寂しいときこそ。

すべて忘れて、ひとりで深い呼吸をして「ジタバタしない・携帯を見ない・余計なことは考えない」しずかな時間を過ごしてみて下さい。

あたたかくやさしい味のごはんを食べて、肌触りのよい衣服をまとい、ふわふわの布団にくるまり、携帯も見ずにたっぷりこんこんと眠りましょう。

誰かに話を聞いてもらうと、確かにその場は楽になれるかもしれません。

すっきりして、なんだか元気になれた気がして、気持ち良くなれるかもしれません。

けれど一人になった時、その魔法はあっという間にとけてしまいます。

誰かと心にたまっていたものを話した後のスッキリしたような、視界が明るくなったような感覚はあまり長くは続きません。

満タンになったはずの充電も、しばらくするとすぐに電池が切れてしまう。

また誰かに話を聞いてほしくなる。

また誰かにそばにいてほしくなる。

ひとりでいると押し潰されてしまいそうで、息苦しくなる。

そのたびに誰か相手をしてくれる人を探す。

それを繰り返すと、あなたは人にすがらないと生きていけない人になってしまいます。

何かあるたび、誰かに話を聞いてもらって発散することを繰り返せば。

自分の重荷を誰かに背負ってもらうことで、楽になろうとする癖がつけば。

あなたのまわりの人は疲れてゆき、次第にあなたから離れていくでしょう。

自分の心の荷物を誰かに持ってもらおうと、楽になりたくて誰かに自分の不平不満を漏らすほど、絆は強くなるどころか弱められていき、ついには関係が壊れていってしまうのです。

大切なのは、誰かにあなたの話を聞いてもらうことではなく。

あなたが、あなたの話をきちんと聞いてあげることです。

今あなたが何が辛くて、

何を感じていて、

どうしたいのか。

あなたが心の底で何を考えているのかを、きちんと知ることです。

自分が本当は何を感じていて、どうしたいのかを、意外とその本人は知らないものです。

まわりのことはよく見えているのに、自分のことは近すぎて逆に見えない。

あなたの知らない内に、あなたはたくさんの目に見えないストレスを抱えてしまっていませんか。

誰かと不平不満を語り合うことでその場は楽になっても、ひとりになるとまた苦しくなってくるのなら。

それは誰かと話すことでは、あなたのストレスが消えないという証拠です。

あなたが欲しているもの、こころが求めているものは別にあるということです。

誰かに悩みを聞いてもらうと、確かにその場は楽になります。

けれど、話を聞いてくれたその人にもその人の生活や人生があり、いつもあなたのそばにはいられません。

いつもあなたのそばにいて、あなたの話を聞いてくれる。

それはあなた自身しかいません。

あなたの話を最も真剣に聞いてくれるべきは、恋人や夫といったあなたパートナーでも友人でも同僚でもなく、いつでも片時も離れずあなたのそばにいる「あなた自身」なのです。

あなたがあなたを大切にすることが、あなたがストレスから自由になるための鍵です。

あなたが、あなたをいたわり。

あなたが、あなたを思いやり。

他の誰にもできないくらい目一杯あなたにやさしくしてあげること。

それがあなたにとっての、一番効果のあるお薬になります。

不満や愚痴を吐き出して、他の人の共感を集めるのではなく。

刺激が強く味の濃い食事を欲し、お酒に頼ったり、暴飲暴食して自分をいじめるのではなく。

買い物を手当たり次第にしてストレスを発散するのではなく。

どこか遠くへ旅行へ行き、日常から離れて嫌なことを忘れようとするのではなく。


どうしようもなく

悲しいときこそ。

どうしようもなく

寂しいときこそ。

あなたの日常の舞台であるあなたのお家で。

ここぞとばかりに、

うんとうんと

あなたを甘やかして、

うんとうんと

あなたにやさしくしてあげて下さい。

 

何も考えず、

ただぼうっと湯船につかる。

何も考えず、

無心で水回りを掃除する。

何も考えず、

ふわふわの毛布にくるまり目を閉じる。


誰かから連絡がきても、

返事をするのをお休みする。

髪や肌をいつもよりゆっくり

丁寧にケアする。

寝具をすべて洗って

清潔でふかふかなベッドで眠る。

着ていない服や使っていない小物は処分する。

鞄の中身を整理する。靴をきれいに磨く。

使っている香水や洗剤の香りを変えてみる。


あなたのまわりにあるものから、なんとなく選んだものを減らしていき、あなたの愛するものに変えていく。


それだけで、干からびていた心は水を与えられたように生き返っていきます。


あなたの生活のなかに、あなたの心に響かないものが増えていくたび、それはノイズとなって、あなたにストレスを与えます。


あなたの生活に、あなたを満たし、心を癒し、胸をときめかせるものをちりばめる。

それだけで、傷は癒えていくのです。

ストレスの少ない人は、ストレスに強い人ではありません。

ストレスの少ない人は、ストレスを与えるものを自分の生活から減らしていく人です。

生きていると、気がつけば自然とあなたのまわりには無駄なものがたくさん増えていきます。

物だけではなく、人間関係や仕事についても同じで、知らぬ間に不必要な荷物をたくさん抱えてしまいます。

コンスタントにあなたの生活からストレスのもととなっているものをカットしていく。

そうすることで、あなたは軽くなります。

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どうしようもなく悲しい時、どうしようもなく寂しい時こそ、誰かに慰めや癒しを求めるのではなく、あなたがあなたをたっぷり甘やかしてあなたにとびきりやさしくしてあげることで深く深くあなたは満たされていく

最果てにある美術館

480円

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ツイッター@_qirをメインに、長めの話を書く場として開設しました。全ての人にあてはまるお話はできませんが「世界のどこかにこの言葉を必要とする誰かがいる」と判断した言葉を心を込めて書き綴っています。 定期購読エッセイ↓ https://people.suzuri.jp/@_qir