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「あなたを悩ませ苦しめるその人は、あなたがそれほど苦しむ価値があるようなとびきり素晴らしい人ですか?」

noteのサポートから送れるメッセージにて、「自分を大切にするとはどういうことですか?有料記事でも良いので考えを訊かせて頂きたいです」とお便りを頂きました。

自分を大切にするということに関しては、たくさんの面があり、ここで語り尽くすことはとても難しいです。

「自分を大切にするための方法」については今までTwitterやnoteや定期購読エッセイなどでもたくさん書いてきましたが、ここでは今まであまり書いていなかった、1つの面に絞ってお話します。

自分を大切にすることの1つは、「誰に苦しめられるか」を「自分で選ぶ」ことです。

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当たり前のことですが、人生は有限です。

誰しも日々を過ごすなかで、少しずつ自分の命の残り時間を減らしながら生きています。

今日を生きたということは、あなたがあと生きられる残りの日数のうちの1つが終わったということです。

「人生にタイムリミットがあり、いつか必ず終わりを迎える時がやってくる」という意味ではすべての人が平等です。

そこに例外はありません。

では、あとから振り返った時に、ふとほほえみがこぼれるような人生とは何でしょうか。

どうしたらあなたの人生が思わずほほえんでしまうような納得のいく人生となるのか、今一度時間をかけて、ゆっくりと考えてみて下さい。

たとえば誰かに苦しめられ、ひとつのことに執着し、ずっとずっと悩み続ける日々を送ったとして。
あとから振り返った時に、そのたくさんの悩んだ時間はあなたをほほえませてくれるでしょうか。

自分で自分をほめたくなるでしょうか。

満ち足りた気持ちになるでしょうか。

人生における満足度において重要なことは、「あなたが誰に時間を割いて生きてきたか」です。

あなたが今まであなたの時間を「誰のために」一番かけてきたか。

誰のことを考えて生きてきたのか。

それがあなたの人生の満足度を決めます。

あなたがこれまであなたにとってかけがえのない大切な人にたっぷり時間をかけてきたなら、それはあなたにとって、やさしくあたたかい貴重な時間となります。

その人と過ごしたやさしい時間。
目を見て真剣に向き合った時間。
時を忘れいつまでも一緒に笑いあった時間。
ともに相談し問題を乗り越えて喜びあった時間。

それは他の何にも代えがたいものです。

そんな大切な人と積み重ねた時間は、あなたの支えとなり、あなたをあたため、後の人生において振りかえるたびにあなたを元気づけ生かしてくれるはずです。

大切な人に費やした時間がたくさんあればあるほど、人生の後悔は少なくなります。

反対に、大切な人にきちんと時間を費やさなかったこと、大切な人のことを放っておいて無駄な時間を過ごしたことは、のちに大きな後悔を生みます。

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