見出し画像

旅館ごはんの燃料的なアレで調理

世界各国で、外出禁止令が出ていますね。オランダはまだ外出に規制はかかっていませんが、3月16日から3週間の義務教育の休校措置がとられました。そして、全国の飲食店&ホテルも、4月6日まで休業になっています。

そんなわけで、我が家も緊急事態モードに頭をシフトチェンジ中です。
実は私が今の家(借家)に入居して以来、気になっていることがあります。
それは、キッチンの調理台が電気式であるということ。ガス(火)ではなく電気の熱で調理するスタイルなんです(IHではありません)。
つまり、もしも家の電気系統が不調になったら、一切料理ができなくなっちゃうんですよ。お湯も沸かせません。

今回の騒動でライフラインが崩れるとは思っていませんが、私の家の電気が不調になっても、修理のスタッフがすぐに来てくれない可能性は高まりました。外食産業のデリバリーサービスはあるものの、基本レストランはクローズ。電気がやられたら我が家は飢えかねません。
なので、重い腰を上げて火で調理できる仕組みを考えてみました。

●カセットコンロ
近所の店で探したんですけど見つからず。通販サイトに一応あるんですが、オランダ国内は配送してくれないそうで。なので断念。

●バーベキューセット
一応、小型のものを持っています。でも炭って、1人分調理に1kgぐらい使うそうですね。3kgの袋を買ったのですが、家族だとあっという間になくなってしまうので、数日間の籠城には不向きだと判断しました。

●固形燃料

今回の本命はこれ。日本の旅館の食事で使われているアレを、オランダのお店で見つけたんです。

画像1

切れ目の入った板状になっていました。

画像2

48個分で1ユーロ(120円くらい)。安い!
その燃料と、ダッチオーブン(鉄なべ)を使った調理に挑戦してみました。

画像3

ダッチオーブンの中に耐熱ココットを置き、圧力鍋の二段調理の際に使っている台を設置。とりあえず、2個分の燃料に着火。

画像4

その上に、小さめの鍋を置きました。この中には、200㏄(1カップ)の常温水が入っています。
タイマーで計ったら、8分くらいで200㏄が沸騰していました。よしよし。これで、電気が無い環境でもクスクス(小粒のパスタ)や水漬けパスタとかは作れそうです。もちろん、家にあればカップラーメンも。

画像5

気をよくした私は、更に燃料を2個追加し、お米を1号炊いてみることに。

画像6

何度か蓋を開けてチェックしましたが、15分ほどで問題なく炊けました!

画像7

若干芯がありましたが、別に気になるほどではありません。やったー!!
この実験は午前中に行ったので、ランチに炒飯にして美味しくいただきました。

画像8

ちなみに、燃料の燃え残りはこんな感じです。ココット汚れちゃったな。次回同じことをする機会があったら、アルミホイルでくるもうと思います。

画像9

そして、なべ底も煤で真っ黒に!でも大半は、普通の中性洗剤で落とせました。汚れが頑固な部分もありましたが、重曹でこすり洗いしたら奇麗になったので一安心。

というわけで、この固形燃料があれば、数日間であれば工夫して調理できそうです。気持ち的に、少し楽になりました。
備えよ常に!

==========お知らせ==========

電子書籍出版しました!
(Kindle版)「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間
(紙版)「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間

レギュラーで書いている主な執筆媒体のご紹介です。
ぜひ読んでみてください♪

「イエモネ」(NEW!)
https://iemone.jp/article/lifestyle/naoko_kurata_518/

「現代ビジネス」(不定期掲載)
http://gendai.ismedia.jp/list/author/naokokurata

「Glolea!」(プロフィール&執筆記事一覧)
http://www.glolea.com/ambassador/kurata-naoko/profile

「未来住まい方会議」(執筆記事一覧)
http://yadokari.net/author/kurata/

「TABIZINE~人生に旅心を~」(執筆記事一覧)
http://tabizine.jp/author/kuratanaoko/

「ima(今) 海外リポーターが伝える世界の生活情報サイト」 (執筆記事一覧)
http://ima-earth.com/contents/profile.php?userid=kurata


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?