【No.45】採用工学のススメ ~正社員が今アツい! これからの働き方のトレンドは正社員だ!?~
No.45
━━━━━━━━━━━━━━採用工学のススメ━━━━━━━━━━━━━━━━
正社員が今アツい! これからの働き方のトレンドは正社員だ!?
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みなさん、こんにちは。藤原ユウマです。今週も採用工学のススメをお読み頂きましてありがとうございます。
リクルートが今月末より、フィンテックを活用した中小企業向け融資を開始すると発表し話題を呼んでいます。本格的な貸金業への参入ということになりますが、最近は貸金の分野に異業種が参入するケースがどんどん増えてきましたね。
記憶に新しいところだと、Amazonは何年も前から取引履歴のある事業者に対しての事業資金融資サービスを始めていますし、個人の分野では、昨年11月にファッションアプリ「ZOZOTOWN」が導入した、支払い時期を購入時点から2ヶ月後に先延ばしできるツケ払いサービスなんかも貸金業と言って差し支えないでしょう。
加えて、最近ではクラウドファンディングやVALU、Timebank、ICOなど、個人や組織の信用を担保に、ネット上で資金を集めるサービスも次々と台頭しており、かつてのような銀行に何度も出向いて膨大な資料を説明する、というプロセスはどんどん不要となってきています。
さて、本題の融資サービスについてですが、まずは、同社が運営する旅行予約サービス「じゃらんnet」に参画している宿泊施設運営企業の一部が貸し出し対象となるようです。最大の特徴は融資申し込みから審査、入金までがオンラインで完結することで、これは上記で上げたようなサービスと同じですね。そして、それらに共通するのは、既存サービスで「決済データ」を握っているということです。
「THE DIGITAL UNIVERSE in 2020」によれば、全世界で作成・複製されるデータは、10年の1.2兆GBから、20年には40兆GBへと増加しているということで、膨大なデータを持つ企業の優位性も上がってきます。自社の既存サービスでの取引履歴や登録内容から高確度で推測できる趣味・嗜好、融資できる金額上限等、決済データを握っている企業が貸金をする環境がテクノロジーを通じて整ってきました。
今や、融資において、金融機関にできて、上記のような企業にできないと言い切れる事柄は無いでしょう。むしろ、金融機関の融資担当でビジネスの成功可否を判断できるような知見に富んだ人なんてまずいませんから、実業でビジネス理解のある上記のような企業担当の方が良いかもしれませんね。まさに、市場には資金がじゃぶじゃぶ溢れている状況で、今後お金の価値は相対的にどんどん下がっていくのでしょうね。
言い換えれば、お金を持っているだけでは充分な価値にならず、それを活かして何かを興す人や組織、コミュニティにリーチできることが重要になっていくのだと思います。
■リクルートが貸金業参入、まずは「じゃらん」関連の宿泊施設に
http://diamond.jp/articles/-/136882
さて、それでは今週の内容です。
【今週の目次】
1.正社員が今アツい! これからの働き方のトレンドは正社員だ!?
2.今週のトピックステーマ
3.気になるアイテム
4.お悩み人生相談 Q&A
5.読者感想コーナー
6.終わりに
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1.正社員が今アツい! これからの働き方のトレンドは正社員だ!?
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