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ブランドインフルエンサーに関する質問&回答まとめ

トライバルでは、インフルエンサーマーケティングのなかでもフォロワーの消費行動に影響力のある「ブランドインフルエンサー」を重視しています。

本noteでは、5月からトライバルが開催しているWebセミナー「インフルエンサーマーケティングのこれから」や「これでいいのか!? インフルエンサーマーケティング」で寄せられた内容を中心に、ブランドインフルエンサーに関する質問と回答をまとめました。

インフルエンサーとブランドインフルエンサーの違いやブランドインフルエンサーの選び方、効果測定、インフルエンサーマーケティングにおける#PRなどについてギモンを感じている方は、ぜひご覧ください。

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1)ブランドインフルエンサーの特長を教えてください。
特定ブランドのファンであり、フォロワーの消費行動に影響力のあるユーザーを指します。ブランドインフルエンサーの投稿により、フォロワーが商品に興味を抱いたり、購入したいと感じたり、実際に購入につながったりするのが特長です。

消費行動に影響力のあるブランドインフルエンサーと施策を行うことで、より売上に貢献するインフルエンサーマーケティングを行うことが可能です。詳しくはこちらのnoteをご覧ください。

2)メーカーの売上に貢献するブランドインフルエンサーは、どれほど存在するのでしょうか?
特定ブランドのファンで影響力のある方は数多くいらっしゃいます。ブランドによって数に違いはありますが、多い場合は数百人から数万人規模まで存在します。
クチコミの数が多いブランドであればブランドインフルエンサーの数も多くなる傾向にあります。

3)ブランドインフルエンサーのリストアップは具体的にどのように行うのでしょうか?
TwitterはTwitter全量データを用いて、Instagramは特定のキーワード(ブランド名など)を含む1万UUの投稿データを用いて、独自の分析ロジックにより消費行動に影響を与えるインフルエンサーを抽出・リストアップしています。

4)影響力のある投稿をしている方であれば、誰でもブランドインフルエンサーに選ばれるのでしょうか?
ブランドインフルエンサーに依頼するまでに、①ツイートを分析して「ファン度」と「インフルエンス力(フォロワーの消費行動への影響力)」を測定する、②リストアップする、③選定する、という3つの段階があります。

「ファン度」と「インフルエンス力」の高いアカウントをリストアップした後に、どのアカウントがブランドインフルエンサーとして適任かどうかを選びますので、その選定条件によっては選ばれない可能性もあります。

5)ブランドインフルエンサーへの情報提供や連絡はどのように行うのでしょうか?
現時点では、各ソーシャルメディアのDM機能を活用します。場合によっては専用のコミュニティやグループを立ち上げ、そこで情報を共有することも考えられます。

6)ブランドインフルエンサーがいない場合は、どのようにすればいいのでしょうか?
ブランドインフルエンサーの数は、その業界・商材におけるクチコミの量に比例します。自社のクチコミが少ない・ブランドインフルエンサーがいない場合は、まず自社の商品やサービスについて好意的なクチコミが増えるような取り組みをご提案しています。取り組みを通じて、「ブランドインフルエンサーが育つ」「ブランドインフルエンサーが見つかる」環境を整えていきます。

7)新しいブランドやサービスの場合、ブランドインフルエンサーはいないと思うのですが、育成していくことはできるのでしょうか?
育成することは可能です。ブランドやサービスのターゲットに近い興味・関心を持っているユーザーや、ブランドインフルエンサーのようなポテンシャルを持っている方に依頼して活動することで、ファン度やインフルエンス力を増やしていくことが効果的です。

8)ブランドインフルエンサーのファン度やインフルエンス力を維持しつづけるために必要なことは何でしょうか?
ブランドインフルエンサーにファンでいていただくためには、継続的にDMなどで情報をお知らせしたりサンプリングを行ったりして、コミュニケーションを取り続けることがポイントです。また、Facebookグループなどを活用してクローズドなコミュニティを運営し、関係を保ち続けることなども望ましいです。

9)インフルエンサーとブランドインフルエンサーの報酬や金銭のやりとりに違いはありますか?
既存のインフルエンサーマーケティングでは、企業がインフルエンサーに金銭的な報酬を支払い、投稿を依頼する(必須とする)ことを前提としているケースが多いです。

トライバルが考えるインフルエンサーマーケティングでは、ブランドインフルエンサーに金銭的な報酬を支払わず、特別な体験(物品・サービスの提供も含む)を提供することを前提としており、投稿などの活動を依頼しない(必須としない)点に違いがあります。
あくまでブランドに好意を持っている、推奨意向のある方の活動を後押ししたいと考えています。

10)特定の分野ではなく、幅広く認知させたい場合はトップ・ミドルインフルエンサーの方が良いのでしょうか?
おっしゃるとおり「認知させること」が主目的であれば、フォロワー数の多いインフルエンサーによるPaid型のインフルエンサープロモーションの実施や広告出稿が効果的です(リーチやインプレッション単価だけでみると広告がもっとも効率的です)。

11)インフルエンサーマーケティングは何を指標にすればいいでしょうか?
インフルエンサーマーケティングの代表的な指標は、どれだけの人に届いたのかを測る「リーチ数」や「インプレッション数」、インフルエンサーの投稿の質を測定する「エンゲージメント数」です。

一方でブランドインフルエンサーの施策は、意識や行動が変わったフォロワー数を指標とし、どれだけフォロワーの消費行動に影響を与えたかを測定します。施策と目的に応じて適切な指標を設定し、効果測定を行う必要があると考えています。

12)フォロワーの意識・態度・行動が変わったと判断する指標を具体的に教えてください。
指標はTwitterとInstagramで異なります。
Twitterでは、ブランドインフルエンサーの投稿後に、ブランドを示すキーワードと意識・態度・行動の変容を示すキーワード(例えば『買おうか悩んでいる』『買った』など)をツイートする「アカウント数」で判断します。

Instagramはブランドによって分析指標を変えていますが、例えばブランドインフルエンサーによる投稿のコメントに意識・態度・行動の変容を示すキーワードが含まれているかどうかで判断することもあります。

13)ブランドインフルエンサーを起用した場合、効果は長期的にみるのか、短期的にみるのか教えてください。
施策内容にもよりますが、ブランドインフルエンサーによるプロモーションであれば3カ月~半年間で効果測定をします。

14)ブランドインフルエンサーは若年層(10~30代)に多い印象ですが、40代以降の年代は投稿すること自体が少ない印象です。ブランドのターゲットによって、どのように年齢ギャップを補えばよいでしょうか?
ご指摘のとおり、ブランドがターゲットとする年代によってブランドインフルエンサーの数は異なります。
40代以降の方をターゲットとするブランドの場合は、ある程度ファン度やインフルエンス力の高い方を起用し、情報発信を後押しして(近い年代と想定される)フォロワーへの影響力を増やしましょう。もしくは広告出稿をしてリーチを獲得することも短期的な施策として有効です。

15)インフルエンサーは、いまも中立と言えますか?
インフルエンサーが企業やブランドと金銭や契約などの取引をしている場合は、中立な発言は難しいと考えています(特に、ブランドやサービスについてネガティブなことを言わないと約束している場合など)。

16)ブランドインフルエンサーからの投稿に「#PR」表記は必要ですか?
前提として、#PRは法的根拠に基づくものではなくマーケティング業界団体による方針です(法律と世論は別問題と捉えています)。#PRという表記に限らず「企業との関係性の明示すること」が重要ですので、世論にも配慮しながらどのような運用を行うべきかを都度ご提案しています。

17)消費者目線では、金銭的なやりとりのあるインフルエンサーとブランドインフルエンサーの違いが曖昧になると思いますが、どのようにお考えでしょうか?
ご指摘のとおり消費者目線だと違いが分かりづらいため、インフルエンサーもブランドインフルエンサーも「関係性を明示すること」が重要だと考えています。

事業会社とインフルエンサー間に何らかの関係性がある場合は、消費者が関係性を理解しやすい方法で明示すべきです。
具体的には、プロフィール欄や投稿などで企業とインフルエンサーの関係性(どういう関係にあるのか・どういう経緯でその商品やサービスの提供を受けたのか)を明記することを推奨しています。

18)ブランドインフルエンサーのステルス性の排除やコンプラチェックはどうされていますか?
事業会社のマーケティング担当や法務担当の方とガイドラインを策定しています。

19)プレミアム商品(ここでは食品)とインフルエンサーマーケティングの相性は良いですか?
はい。特にInstagramでは、食や健康に関する情報を収集するユーザーが一定数存在しています。そういったユーザーがフォローするインフルエンサーと施策を講じることによって、商品の認知から興味喚起、理解につながる可能性が高いと思われます。

20)オンラインサービスやBtoBでもインフルエンサーマーケティングは有効ですか?
はい。商品やサービスのターゲット、特徴に応じてプラットフォームを選び、実施すると効果的です。事例もございますので、お気軽にお問い合わせください。

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無料でダウンロードいただけますので、興味のある方はぜひご覧ください。

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