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2024シティリーグS2 備忘録(1週間お手軽優勝ミライドン)

割引あり

はじめに

こんにちは、トリーヴァです。
2024シティリーグS2に参加し優勝できましたので、デッキの選択についてや使用感、カード選択などを書いていきます。

シティリーグ結果振り返り

シーズン2はCARDBOXメディアポリス横浜日吉本町店様のシティリーグに参加。
結果は全勝で優勝。戦績は以下。

1回戦:ロストギラティナ ○ 
2回戦:パオジアンテツノカイナ ○
3回戦:雪道型ミライドン ○
4回戦:ピオニー型ミライドン ○
5回戦:ピオニー型ミライドン ○
予選2位でSE進出
準々決勝:パオジアンテツノカイナ ○(2回戦と同じ相手)
準決勝:トドロクツキハッサム ○
決勝:サーナイト ○

1回戦は雪道置かれるも相手がロスト事故、準々決勝は種切れ勝ち、決勝は相手先攻でたね1体しか置けず後攻1Tで倒して勝ちと、だいぶ運に恵まれた感じでした。
使用デッキは以下のピオニー型ミライドン。

2024シティリーグS2 使用デッキ

運に恵まれた部分はあったものの、相手が事故った時にそれを逃さずしっかり勝ち切る安定感の面でこのデッキの良さが出たかなと。

デッキについて

選択理由

元々はカイナ入りロストバレットで行こうかと考えていたのですが、知り合いが面白いデッキがあると1週間前に対戦会に持ち込んでくれたデッキがこのピオニー型ミライドンでした。
最初はリストのピーキー差を見てデッキの安定性を疑っていましたが、回してみると初動(特に後攻での1ターン目)の安定度がとても高いと感じました。
また、やることがはっきりしていて選択ミスが起こりづらい点や、初動が安定する=有利なデッキ相手には紛れが起きづらく有利な展開に持っていきやすい点がとてもよかったため、ピオニー型ミライドンで行くことに決めました。

デッキ相性について

youtubeやいろんな記事でデッキ相性は語られているのであんまり書く必要もなさそうですが、一応主観(と偏見)込みで記載しておきます。

相性表

あまり五分な相手はおらず、有利不利がある程度はっきりしています。
有利なデッキは後攻1ターン目から2-2-2のサイドプランで勝てるデッキで、サナや、パオジアン、赤でないロストバレットが該当します。
不利なデッキは打点不足でサイド取れないターンが発生するようなポケモンがいて、230点以上の中~高打点で2-2-2のサイドプランを遂行されるデッキで、ミュウやリザードンが該当します。
闘弱点ばかりなので連撃ウーラオスも苦手です。わかりやすいですね。

前述の通り初動はかなり安定して動けるため、有利デッキ相手に後攻を取ることができれば大体勝ちパターンに持っていけます。
不利デッキ相手は相手のデッキの回りが不十分であることをお祈りすることになりますが、相手のデッキの回りが不十分になればこちらの安定度の高さから有利盤面を狙うこともできます。
(例えば、リザ相手で1体しか立っていないヒトカゲを後攻1ターン目で倒し、リザードンを立たせない立ち回り等)
相手が事故ったのにこちらも事故って試合がグダる、といったことは少なく、相手の事故をそのまま自分の勝ちに繋げやすいのは明確なメリットだと思います。

デッキ構築

上のデッキレシピのデヴォリューションとすごいつりざおを森の封印石と雷エネルギーにした形が一番序盤安定する形で、安定感と引き換えに選択肢や勝ち筋を増やしていくようなカード選択になります。
変更の余地がある枠はネストボール、デヴォリューション、おまもり、ひも1枚、ネオラント、すごいつりざお、雷エネルギー1枚ぐらいでそれ以外は固定で考えて良いかなと感じました。
以下、採用したカードや採用検討して没になったカードの所感です。

・ネオラント
デッキ潤滑油となるカード。
初動でピオニーかペパーを打ちたいため、ハイパーボールから持ってこられるサポートサーチカードであるネオラントがあると初動の安定度が非常に上がります。
初動が肝なデッキなので流石に採用。
・ワザマシン デヴォリューション
対リザ用(特にピジョット型)。
他にもパオジアンデッキのセグレイブを剥がしたり、ライコウやミライドンで220点ダメージ載せたVMAXをワザマシンつけた非エクで取って2-2-1-2を押し付けるプランも狙えるなど、意外と使える幅が広かったため採用。
本番では使う機会がなかったので、強さを実感することはできませんでしたが。
・勇気のおまもり
必要打点ずらし用。
リザやミュウ、れんウーといった不利なデッキに対してはサイドプラン上必ずといっていいほど必要になるカード。
またミラー時にもキーカードになります。
不採用を考えたりしましたが、最終的には採用。
使う側だと実感しづらいですが、ミラー戦では相手のおまもりつきポケモンがとても厄介だったため、入れたのは正解だったかなと。
・すごいつりざお
イキリンコで必要なポケモン(モココとか)をトラッシュしたときのカバー用カード。
終盤にエレキジェネレーターの打率を上げるためにも使えます。
展開によってはライチュウを2度使うパターン(対リザとか対ミュウ)も有ったため採用。
さらにエネ削って釣り竿増やすのも考えたが初動を考えて1枚だけの採用にしました。
・ネストボール
2ターン目以降にピオニー経由でミュウexにアクセスするカードが1枚欲しいため、1枚だけ採用。
ミュウexがいないとピオニーが強く使えないので必須枠に近い印象でした。
・雷エネルギー
何枚が適正か、というかどこまで削れるのかというところ。
このデッキは3ターン目ぐらいに場とトラッシュと手札で雷エネルギーが10~11枚見えていることがよくあります。
普通に回ると3ターン目にデッキが20枚強ぐらいになっているため、エネルギーが11枚見えていてデッキが25枚とすると、エネルギーが16枚採用なら5/25(20%)、17枚採用なら6/25(24%)、18枚採用なら7/25(28%)です。
山札に5枚しかない状況でエレキジェネレーターを打つのはかなりきつい印象で、サイド落ちで更に減っている可能性を考えると17枚は入れておきたいという結論におちつきました。

・メリープ
何枚か候補はありますが、逃げエネが1かつ2エネのエレキボールでくるいえぐる使用後のトドロクツキを倒せるこのメリープを選択。

・ボス(3枚目)…不採用
リザードンやミュウ相手に2-2-2プランを遂行するには的確にボスで裏をよびだす必要があるため、サイドケアの面と引く確率を高める面で3枚目がほしかったですが、単純にスペースがなかったので不採用。

・キバナ…不採用
終盤のエネ加速手段に難ありのため、エネ加速補助かつプラン遂行のための必要カードサーチ手段として採用を検討しましたが、こちらも単純にスペースがなかったため不採用。
対ロストギラティナ等で、キバナ&エレキダイナモ&手張りでミュウに3エネつけて奇襲できるのはかなりの利点だとは思います。

・カウンターキャッチャー…不採用
基本的にサイドは先行するデッキなので使う機会はほとんどないのですが、対リザードンだけは使えるタイミングが発生するため、キバナとセットでの採用を検討しました。
結局デヴォリューションでリザ対策することにしたため不採用。

・ブーストエナジー未来…不採用
テツノカイナスタートしてしまうと逃げ4エネのせいでかなり動きが制限されるのですが、それを解決してくれるカード。
これをつけるとピジョットexをごっつあんワンパンできるのも利点。
ただしテツノカイナ以外には不要の長物となってしまい、引いた時にこれが弱いタイミングが多くなりそうだったため不採用。

・ダブルターボエネルギー…不採用
テツノカイナの要求を減らせるカード。エレキジェネレーターで1枚と手貼り1枚でごっつあんプリファイ打てるのは魅力。
ただエレキジェネレーターのヒット率が下がってしまうのが難点。
また、テツノカイナかミュウぐらいにしかつけられず、ミュウだと一番打ちたいギラティナやリザードン(サイド残り1枚)相手で役に立たないので、結果的に不採用。
エレキジェネレーターの節約にはなるので森の封印石2枚にしてスターアルケミーで持ってくる前提なら採用の価値あり。

デッキの立ち回り

基本的には後攻を取って、ピオニー→リスタート→イキリテイクの順に使って盤面を構築し、1ターン目からカイナかミライドン(+サンダー)かライチュウでサイド2枚取り✕3回のサイドプランを狙っていけばOKです。

後攻1ターン目にエレキジェネレーターを4枚使わないように。
エネルギー要求が多い割に加速手段が限られるので、エレキジェネレーターを使ってしまうと後が続きません。
4枚目使わないとエネが足りない状況が見えたら、ちからをいれるやファストチャージで準備するか、ライコウで倒すのを視野に入れましょう。
以下、デッキ毎の立ち回り雑記。

・対ロストバレット・ロスギラ
カイナで積極的にごっつぁんを狙いたい。
ギラティナVSTARや勇気のおまもりつきのV・exはライチュウで倒す。
赤ロスバレかがやくリザードンをずっと押し付けられるのがきついため、紐とボスはなるべく1T目に使わず、2T目以降にとっておく。

・対サーナイト
カイナで殴ってれば基本勝てる。

・対ミュウ
後攻1TにVを倒して、その後ボス(狙えるならひも)2回でゲノセクトVを倒すのが基本プランというかそれをやるぐらいしか勝ち目がない。
カイナはあまり出す意味はないが、ミュウVMAXをライコウかミライドンの220ダメージ+ごっつあんでの2-4のサイドプランも頭に入れておく。

・対パオジアン
バトル場にいるポケモンをごっつあんかフォトンブラスターで適宜倒す。
セグレイブが前にでてくると倒せないが、相手もセグレイブだとこちらを倒せない上に倒されるとエネ加速手段を失うことになるため、あまりそういう状況にはならない。(強いて言えばバスターテールでダメージ載せてからのげっこうしゅりけんがあるぐらい。)

・対ミライドン
後攻を取れば勝てる。相手が雪道型で先攻1Tに雪道を貼られても、ピオニーからのビーチコートで剥がせるのでなんとかなる。

・対リザードン
ヒトカゲが2体以上いる場にいる場合、前にヒトカゲがいるからといって安直にごっつあんしてはならない。
サイドを2枚取ってしまうと、それ以降バーニングダークの打点が240になり、こちらは必ず1回相手を倒せないタイミングが発生する(リザードン1ぱんが基本厳しい&ライチュウで2度ワンパンはほぼ不可能)のに、相手はリザードンで3回殴るだけで勝てる状況になってしまう。
そのため、1-3-2のサイドプラン(リザードンをサンダーの特性込みのフォトンブラスター+ごっつあんで倒すか、ネオラントをごっつあんで倒して3枚取った後、)を念頭に置く。
デヴォリューションはなるべく後半に。リザードンが次のターンに立てづらくなる状況を狙う。
(リザ2体だけの場でリザに100点ずつ載せた後にデヴォ・リザとピジョでふしぎなアメを合計3枚使った状況でデヴォ等)
サンダーでリザにライトニングボールをつかうと、2-1-2-2のプランを押し付けつつ次のフォトンブラスターで倒す状況が作れる。
これを狙う場合は後攻1ターン目ごっつあんスタートもありだが、サンダーの返しのボスでほぼほぼ負け盤面になる。

・れんげきウーラオス
インテレオンVをごっつあんできると展開がだいぶ楽になる。
オクタンは相手の命綱のため、ごっつあんが狙えるなら狙う。
ミュウでキョダイレンゲキコピーも狙えるなら狙いたいので、可能なら1T目にミュウに手張りで1枚貼っておきたい。
ウーラオスはダメカン22個+デヴォリューションでも倒せるので、ダメージを載せたら、次のターンにピオニーからこれを狙っても良い。
おまもりをVやexにつけるとキョダイレンゲキを耐えるので、なるべくお守りをつけたポケモンを押し付けたい。

以上、シティリーグの振り返りとデッキ解説でした。

おわりに

正直なところ優勝できたのはリザやミュウに当たらなかったことや、決勝で相手が事故ってくれたことがかなり大きかったです。
とはいえ、デッキが安定していれば事故る事故らないの差で勝つ試合が多くなるともいえるので、今回はその強みが良く出てくれたのだろうと思います。
ピオニーがEレギュなので残り1ヶ月前後の賞味期限にはなりますが、コンボチックで回していて面白いデッキです。
では残り1ヶ月、良きピオニーライフを!

追記(有料)

記事に画像を追加したり段落構成変えたりして、少し読みやすくしてみました。
この記事良かった!とか応援したい!と思っていただけたら投げ銭代わりに有料記事をご購入いただければと思います。
有料記事としては、もう少しデッキの立ち回りについて掘り下げた内容を記載してみましたので、気になる方も是非。

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