2時間かけて得たもの

こぎん刺しにて。折角新しい本も買ったし、今までよりも複雑で、少しだけ大きい柄に挑戦してみようと思った。

柄を決めて刺し始める。もちろん本はしっかり見るし、実際に刺すのも本通りに。間違いないように刺していく。

しかし刺し始めて2時間くらい経ったのだろうか?とある場所で、どう数えても目が合わなかった。

今まで、本当は3目の所をうっかり刺し間違って2目にしてしまったり、くらいのことはあったけれども。それはそこだけの話で、その1箇所が違っていたからと言って他が合っていればそこまで問題でも無いので、場合によったら直さなかったし、どうにかなっていたのだ。

しかし今回は、どうにもならない。というか、何でこうなったのかわからない。


(空きマス7)糸が通る(空きマス7)

にならないといけないのに

(空きマス9)糸が通る(空きマス9)

になるだけ場所が空いているのだ。

でも、その段の他の所は合っていて。両端の場所は間違いなく合っている。

つまり、

この段が端から端まで50目(仮)なのは間違いないけど、刺そうと見ている段が50目(仮)の所じゃない

ということになるんじゃないかと。

しかも、単純にこの段だけ見間違えてるという話ではなくて。どこかからずーっと間違ってきているというのだけはわかった。どこでどう見間違ったのかは、面倒すぎて見直す気がおきなかった。


結局、全部ほどいてやり直すことにした。さよなら私の2時間。


ほどくの面倒なんだよなぁと思いつつ。防止策も考える。

単純でわかりやすい図案ならともかく。大きくて複雑な図案になればなるほど、「今自分がどこを刺しているのか」「どこを見て刺せばいいのか」はわかりにくくなってくる。

……正直、前から自分でも「危ういなー」と思っていた部分ではあったのだ。これは、ここらでちゃんと対策しなさいと、そういうことだ。2時間くらいで済んで良かったんだよ…!


というわけで、とりあえずの対策をしてもう一度刺し直し始めた。

自分が刺す場所の下に紙を貼っておくだけなのですが。わかりやすいように適当に色もつけておいた。

すぐズレるので横をマスキングテープで止めてある。1段終わるごとにはがして紙をずらさないといけないので、もっと他に良い方法があればなーと思うけど。少なくとも今刺す段は一目瞭然だし、刺しやすくなったなーと思う。

まだ半分もできてないけど、前回の峠は越えた。今回は間違ってないハズ!合ってるハズ!


というわけで、日々いろいろ改善しながら刺していくのであった。

全部ほどいてやり直し!になってもやってるしやる気もあるので。たぶん私、こぎん刺しのことが好きなのだと思う。



ではまた明日。