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かんがえこと-25 6.24

6月25日 晴

帰り。豚肉を買いたいとは思っていたのだけれどどうしてもスーパーへ行く気になれず、コンビニで杏仁豆腐を買って帰る。時間はある。16時。早く帰れてもやることを済ませたいわけではなくて、ただ「時間がある」をたのしみたい。

クローゼットからサックスを引っ張り出す。学校最後の日、演奏終えて仕舞ったままそれ以来だから、14年ぶり。ケースはほこりまみれだったけれど中は当然きれいで昔のままで、でも当然だったとも思えなくて、ほっとする。


6月26日

16時半帰宅。今週はまっすぐ帰宅しているだけで、ノートに書いている1行日記にも帰宅時間しか書いていない。どこかで聞いた「日記に書けない一日を過ごすな!」という言葉がよぎる。


6月27日

一度帰宅。夜は読書会。行ってみたかったBREW BOOKSでしかも「台風一過」の読書会、知ってすぐに申し込み。課題本のある読書会にはこれまで抵抗があって、すこし怖さもあるけれども、本当に良いと思った本であれば。

バスで高円寺駅へ出てから中央線に乗る。吉祥寺から歩いて「青と夜ノ空」へ寄ってBREW BOOKSへ、と思ったけれど、雨だしタイトすぎるのでやはり西荻で降りる。今野書店へ寄り、ずっと買う機会をうかがっていた「迷うことについて」を買う。向かいのモスバーガーで軽く食事。読書会の前に「台風一過」をはじめから読み返す。

初めての会は、とても良い雰囲気で。1冊の本でこんなに共鳴してる感じ。本に登場しているIさんもいらしていて、より彼女の日常に触れさせてもらったような気分。もっと日記を読みたい書きたい、と盛り上がったのも、たのしい。今日くらいの人数の会であったらまた参加したいとおもう。変なこと言ってなかったか・・・気にするのはいつものことだけれど、いつものような、人の間から戻ったあとのざわざわは、少ない。


6月29日

今日もBSTへ。イベントに合わせて1日店主。仕事をはなれてから、店番、に飢えている感覚がある。店番は、好き。

新しい棚主さんにもお会いする。わきさんの知り合いの方は、この間noteで聴いていた竹田さんたちのラジオの進行をしていた人で、おぉ、と思っていると打ち合わせもなくとなりで突然収録が始まった。プロだ、と圧倒されていると、こちらも少しインタビューされてしまう。屋号を噛んだ。

本屋への来店は少なく、しずかな時間。わきさんはお仕事中、と思いつつも、わきさんの育った街が母の実家のご近所とわかり、なつかしいあれこれに、盛り上がる。


夜は企画した手書きのイベント。ちょうど読書会と同じ、6名くらい。とても良い時間。身の丈に合ったサイズでちいさくすこしずつ、育てていけばいい。終了後は、安堵からか急激に腹痛に襲われる。みんながビールを楽しむ中、しずかにお茶でひといき。みんな楽しんでもらえたようでなにより。


6月30日

楽器を吹こうと、仕舞いこんであった楽譜を漁る。なつかしい曲の間から、試験の講評が出てきて、当然演奏に関するものだけれど、今の自分への講評のように読んでしまう。良くも悪くも評価してもらうことなど、もう10年以上なかったんだなぁと思う。「丁寧で大胆」というコメントがうれしい。

そして楽器も、待っていてくれたなどとはおこがましいけれども、まだ感覚は残っていて、変わらない感覚があったことに、ほっとする。


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