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#7【雑記・転職という名の再資本化】

 それ以前から流れはあったものの本格的に産業革命から200年間、人間も労働資本の一つと見なされて使役されてきた訳であるが最近になって漸く人間は資本などではなく「みんな考えがある生き物だよね」という考えが浸透しつつある今日この頃に「転職」という人間の資本化が再び主流になりつつあるのがなんとも歴史を繰り返す所詮人類という感じがする。
 いや実は何も変わってないのかもしれない。外面や体裁が変わってあたかも変化の過渡期にいるように錯覚しているだけかもしれない。思えば、アメリカ合衆国では1862年に奴隷解放宣言がエイブラハム・リンカーン(第16代大統領)によって発布されたが、それまで奴隷として使役されていた人たちは何も持っていなかったためにそれ以前と変わらず結局解放されたとは言い難い状況をむかえたという。他にも1960年は「アフリカの年」として知られているが、現在も旧宗主国の属国のような政治・経済体制を執っているために真に独立できているかかなり疑問を抱かざる負えないようなアフリカの国が存在している。
 やはりカギとなるのは「因数分解」かもしれない(#1)。

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