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ティーバッグ紅茶の入れ方、コツを2つ

先日、某所から「セブンイレブンの紅茶ダージリンがおいしい」というたれ込みがあり、グルメ探偵としては早速、調査。

販売者は三井農林株式会社とあるので、日東紅茶ですね。ティーバッグの紅茶は普段、気軽に飲んでいると思いますが、注意点が2つあります。

1.お湯の量を一度は量っておく

箱に目安の量が記載されているかと思いますが、基本的にカップ一杯分は150cc〜160cc。

量って注いでみるとこんな量です。思ったよりも少なくないですか? マグカップは意外と大きいのです。この指定の分量を無視してお湯を注ぐと、メーカーが味わって欲しい紅茶にはありつけません。水でいいので一度は量ってみて「これくらいの量だな」という目安をつけておくと便利。

もっとたくさん飲みたいよ、という方はもちろんティーバッグの数を増やしましょう。

2.ティーバッグよりもお湯が先

皆さん、わりとティーバッグを入れたカップにポットからお湯を注ぐという方式で飲んでいますが、多くのメーカーが推奨するのは「温めたカップまたはティーポットに熱湯を注ぎ、ティーバッグをお湯のなかに入れる」という方式。

熱いお湯をバックに注ぐと雑味の原因となります。というのもティーバッグに使用されているのは早く抽出するために砕いてある「ブロークン」(もしくはダスト)というタイプの茶葉。高いお茶とはわけが違うのです。箱の裏に記載されている「おいしい いれ方」を一度は確認してください。

蓋をして1分半蒸らします。セブンイレブンのダージリンの場合は2分までが推奨されていますが、この時間で苦みの差が出るようです。カフェインはすぐ出ますが、紅茶の風味であるフェノール化合物は分子が大きいため、抽出時間がかかります。

ティーバッグを引き上げます。

写真の紅茶の蒸らし時間は2分。たしかに箱裏に書かれてある通りに1分半でもいいかもしれません。

情報元からの話の通り、なかなかのクオリティです。最近のコンビニは侮れませんね。香りはダージリンというよりもキャンディティーのようなニュアンス。アイスティーに向いていると思います。この紅茶ならむしろ苦味が出ないようにお湯の温度をもう少し下げ、蒸らし時間を伸ばすか、水の量を180ccまで増やしたほうがおいしく味わると思います。

撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!