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からしバターの作り方

本日、更新のcakes連載では『究極の卵サンド』を紹介しています。

ここで登場しているのがからしバター。レシピの記述はこうです。

室温に戻してやわらかくしておいたバターと辛子を混ぜ合わせて、からしバターをつくっておく。

これだけだとわかりづらいので、バターが硬くてパンに塗れないという事態に陥りそうなので、こちらで補足しておきます。

バターを室温に戻してやわらかくすることを料理用語で『バターをポマード状にする』と言ったりします。問題はポマードという単語。ポマードは整髪料の一種ですが、もはやどこにも見かけない(愛用している方がいたらごめんなさい)死語になってしまいました。なので『ポマード状? なんじゃそれ』となってしまい、これが料理のハードルになっています。ハンドクリームくらいの硬さと思ってもらえれば結構です。

バター15gと練り辛子3g(5gぐらい入れてもおいしいです)を室温に戻します。夏場で30分、冬なら2〜3時間かかります。これくらいの量なら特に気にしなくても平気ですが、バターは小角に切ったほうが安全です。

頭に入れておくべきはバターが溶けはじめる温度。バターは28℃から溶けはじめるので、室温がそれ以上のときは注意が必要。問題は冬場で、そんなに待っていられない場合もあるでしょう。しかし、電子レンジにかけたりするとすぐに溶けてしまいます。

ボウルにお湯を張って

ボウルのお湯を捨てます。

で、温まったボウルを上からかぶせておくと夏場のような状況を再現でき、時間が短縮できます。

やわらかくなったバターを混ぜ合わせればからしバターの出来上がりです。ガーリックバターなども同様につくれます。店で作る場合は量がもっと多いので、フードプロセッサーでまわしてしまえばいいのですが、少量作る場合はこんな風なテクニックを知っておくと便利です。

撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!