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〈食と生活〉グリルしたフォアグラとレモンのコンフィを挟んだデーツ

三大珍味の一つ〈フォアグラ〉はガチョウや鴨の肝臓を肥大させたもの。で、動物愛護の見地からEUでは生産や販売を規制する動きがあり、アメリカでもカリフォルニア州がフォアグラの提供を禁止する法律を制定(後に撤廃)するなど、議論になりやすい食材です。実際はフォアグラのために育てる鴨やガチョウは神経質なほど大切に育てられているので、フォアグラ農家は「こうした議論は現場を知らない意見だ」とよく言います。難しいところです。

以前の日本では入手が難しい食材でしたが、最近は大手スーパーのイオンがフランスの冷凍食品ブランド〈ピカール〉を誘致したこともあり、冷凍品が結構簡単に入手できるようになりました。

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冷凍のフォアグラなんて、と昔は思っていたのですが、これがなかなか高品質。十分楽しめます。そこで今回は『グリルしたフォアグラとレモンのコンフィを挟んだデーツ』という料理をご紹介します。アルページュのアラン・パッサールの料理です。

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