茶道を習っていて感じたこと。
日曜日から始めるはずのまさかのおうちカフェの予定が、
まさかのぎっくり腰に‥
あえなく断念(^^;
夫も、おうちカフェやろうとしたら、開店休業だね、と笑ってた。
だけどもちろん甘いものは食べたくなる。
自分に甘く、夫に和菓子を買ってきてもらいました。
柏餅。
和菓子が好きになったのは、茶道をやってからだなぁ。
それまで正直和菓子は全然好きじゃなかった。
今でも味としては洋菓子の方が好きかも。
でもこうやって5月なら柏餅とか、
季節を感じながら食べることが和菓子ならではだと思う。
茶道を習っていたのは去年の夏まで。
1月に始めて、夏には辞めた。
そもそも茶道を始めたのは、その前の年に上映された「日々是好日」の映画を見たから。
静かで、季節の様子を美しく描きながら、主人公の人生も茶道と共に季節と共に流れていくすばらしい映画でした。
なんたって、3回見たもんね(もちろんDVDも買ったよ)(^^;
映画の主人公のような茶道と日本の四季と共に歩く人生に憧れて始めた茶道教室。
最初は楽しかった。
お点前の美しさに感動したり、おいしい和菓子から季節を感じることの雅さ、時々着物も着て行ってウキウキしたなぁ。
お点前って仰々しいほどに丁寧にお茶を入れて、お客さんとやりとりをするのが(いい意味で)まるで貴族ごっこみたいってワクワクしてたな。
毎日茶道のお点前の練習も欠かさずにしていた。
本も買ったり、dvdとにらめっこしたり、先生に習った事を書いたノートをじっと見てね。
茶道練習用の茶碗や柄杓も買って必死で練習していた。
だけど、先生とあまり相性が良くなかったみたい。
初めて習うことを「何度も教えたでしょ」と何回か言われたり(生徒さんが多くて先生が誰に教えたのか把握されていなかたみたい)、
次渡すからと言われた茶道のお道具・手帳を2か月たってももらえなかったり、
メールもすると言われて1か月も来なかった。
その場では気づかれるんだけれど、結局放置される。
なんだか歯車が合わなかった。
私が下手だから先生の心に残ってないのかなとさらに練習した。
だけど状況は変わらず。
そうしているうちに
「私先生から雑に扱われているな」と感じてしまったんだよね。
そして、必死に振り向いてほしくて練習している自分に気が付いた。
そこでハッとした。
私、最近練習が楽しくなくなってきてた。
それは先生に見てほしいから茶道をやっているからなんだ、と。
いつの間にか、もう茶道をやりたいからやっている自分はいなくなっていたんだよね。
心で「それでもやりたい?」と自分に聞いた。
答えは、ノーだった。
あ、私もう茶道辞めようとここで決めた。
こんな気持ちで続けていても時間の無駄だ。
決めたら私、決断は超早い。
速攻で連絡して、なんやかんや理由を付けて辞めることになった。
そんなことにはなったけれど、
茶道で短い期間に学べたのは、物を大切に扱うことと四季の美しさに気が付くことだな。
お茶碗1つでも、両手でしかも指をそろえて持つことの美しさ。
そうやって持つことが、物にもお客様も大切に思っていることが伝わるというのを聞いて、じーんとしたな。
そして、季節なんて私今まで全然見てなかったの。
だけど、茶道をしてから掛け軸に書いてある季節折々の言葉、和菓子、お点前の中でのやりとりで述べる季節の言葉。こういうものから季節を感じることが素敵だなと思うようになった。
道端の花や外の空気からも、季節を感じることが楽しくなった。
和菓子を買うと、茶道のことを思い出す。
辞めちゃったけど、茶道をして感じたことは忘れずに持っていたいな。
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