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沖縄の海の色で見る島の性格

沖縄、聞いて真っ先に頭に思い浮かぶ光景は、
光り輝く真っ白い砂浜に、青く透き通った海から打ち寄せる波。
そして深い深い青空。

そんな写真のような光景を毎日眺めながら生きることができたら、さぞ幸せな暮らしなんだろうなぁという思いを巡らせて夢を見ているうちに。ふと気付くと僕は沖縄にいました。

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住み始めた時には、夢にまで見たような透き通るあの素晴らしい海だって、日々に飲まれていくうちに、きっと飽きていってしまうんだろうなとさみしく感じていました。
けれど、いくら見れども見れども飽きない。海を見つけるたびにカメラのシャッターを切ってしまう。同じ場所で見る光景だとしても。毎回新しい海に出会ってしまう。

太陽光の角度、雲の高さや厚さ、湿度や温度、潮の流れが高さなど、自然の様々な条件でかけ算をすることによって、その日その時その場所にしか見せない海が、そこには現れます。

「さて、今日はいったいどんな海に出会うことができるのかな」なんて思い巡らせながら海へ向かう道のりが、たまらなく幸せだ。

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でも、どうして沖縄の海だけが飛び抜けてきれいに見えるのか、ずっと疑問に思っていました。そもそも理由なんて考えるのは野暮ったいので、ぼんやりと眺めて「あぁ幸せだなぁ」とつぶやければそれでも良いのですが、ついにふと先日何気なく調べてみました。

ふむ、どうやら砂浜に秘密があるようです。
たしかに沖縄のビーチでみる砂浜はつぶつぶしている。砂じゃない。だから足にこびりついてとれない、なんてことはない。

このつぶつぶは海由来らしい。正体は”サンゴ”。
サンゴが長い時間をかけて砕けて細かくなったものがほとんどです。サンゴの主な成分は石灰質であり、その特徴は色の白さと光の反射する力です。海に入った太陽の光が、白い砂に当たって反射し、海の中をより明るくみせたり、海を覗くとキラキラと光輝くのが分かります。あとは見る人の視線の一や角度によって、エメラルドグリーン色に染まる海を感じることができます。

これに対して川由来の砂は赤や茶、黒などが主な色です。山の多い本州では山から川を通じて砂が下っていき、特に川の近くや陸地の近くでは土色の海となってしまいます。この点では沖縄は小さめの島なので、規模の小さい川ばかりです。宮古島なんて川がありません。川の影響がないほど、きれいな海を見ることが出来ます。

こういう理由で、雨が降った後には土が海に多く流れ込むので、翌日にかけて海は透明ではなくなってしまいます。

また沖縄の海にはプランクトンなどの不純物が少ないことも、海をきれいに保つ理由の1つとなっています。栄養があまり含まれない流れの速い黒潮が沖縄の海域に流れ込むことや、プランクトンのえさになる土などが海に流れてこないからのようです。
他にはサンゴによる光合成によって、酸素と海への浄化作用のあるミネラル分を作り出してくれる効果もあると言われています。
さらに、夏や秋に訪れる台風にも意外な効果があります。台風による雨風によって海水が大きくかき混ぜられる事によって、プランクトンが増殖しにくい状況を作ってくれるからです。

このように、沖縄の海がきれいに見える理由をちゃんと理解することで、目に映る海も、やっぱり少し違って見えるでしょう。
大きくて優しい自然を感じてください。

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何かを残したいときに。 そっと消えないように。 /// 世界を旅しながら医療系メディア編集者、メディカルコピーライター、ときどき薬剤師💊 医療系記事の企画や編集、薬機法コンサルなどの【医療×文章】が好きで得意です🖋 スープカレーがこの世で一番好き。2番はカブ。