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しろくまドイツ留学記 【7ヶ月目】【春休みと次セメスターの準備】

無事第1セメスターが終わり、春休みが始まりました。現在の状況では残念ながら国外への旅行は出来ませんが、州内での旅行は一応出来ることにはなっています。

ということで日本人の友達に会いにTübingenとKonstanzに行ってきました!今回のnoteでは旅行の思い出と次のセメスターの準備について書いていこうと思います。

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Tübingen

Tübingen (テュービンゲン) はバーデン・ヴュルテンベルク州の中央部に位置します。大学関係者が人口の1/3を占める、まさに大学都市といった場所です。Universitätstadt Tübingenのキャンパスが街のあらゆるところにあり、街そのものがキャンパスと言ってもいいほどです。

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ネッカー川から見える旧市街の街並み

日本ではあまり知名度の無い地域ですが、ドイツ留学に関連するサイトではこの旧市街の街並みの写真が頻繁に使われています (理由は不明)。

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St. Johannes Evangelist

街自体は大きくありませんが、ドイツらしい建物が多く残っており、街の中心には大きな教会 (St. Johannes Evangelist) が鎮座していました。私が訪問した土曜日には教会の周りでマーケットが開かれていました。

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Schloss Hohentübingenの外門

街の中心から坂を登ると、Schloss Hohentübingenという昔のお城がありました。なんと建物は大学のキャンパスとして使われていて、今でも哲学科の授業が行われているそうです。カッコいいですね。

やっぱり川のある街は雰囲気がいいですね。動物的な本能なのかはわかりませんが、なんとなく心が落ち着きます。

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Universitätstadt Tübingenのメイン校舎

また、大学都市なだけあってとにかく治安がいいです。親切な方も多かったのでとても居心地が良かったです。しかもUniversitätstadt Tübingenには日本語学科があるので、留学中のドイツ語や英語の練習にも最高の環境です。この大学はヨーロッパで唯一日本 (京都) にサテライトキャンパスがあるそうで日本に行ったことのある学生も多いのではないでしょうか。なんというか、留学にはまさにもってこいの街ですね。

そしてUniversitätstadt Tübingenは神学科、哲学科、法学科、医学科、数理学科、経済学科と幅広く学部があります。これからドイツ留学を考える人にはオススメの大学です。


Konstanz

Konstanz (コンスタンツ) はバーデン・ヴュルテンベルク州の南部に位置し、ドイツとスイスの国境に隣接する街です。ボーデン湖に面しており、夏には多くの観光客が避暑に訪れます。

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ボーデン湖

私が訪れた日は春らしい天気で、遠くにはアルプス山脈が見えました。水は透き通って美しく、ずっと眺めていられます。

湖の畔にはドイツとスイスの国境を示す目印があり、両方の街の人達が気軽に行き来している様子が見られました。中央駅であるコンスタンツ駅からはスイス行きの電車が多く走っており、まさに国境の街といった感じです。

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ドイツとスイスの国境をまたぐしろくま

近くの検問所でパスポートを見せれば歩いてスイスに入れます。もしコロナの状況じゃなければこのままスイスに行ってもよかったかもしれませんね。

よく聞く話ではありますが、国境近くに住むスイス人は買い物の際わざわざ国境を渡るそうです。というのもスイスは世界一物価が高い国なので、ガソリン代をかけてでも買い物をするほうが費用を抑えられるようです。

今は簡単に国境を超えられる状況ではないので、スイスの人たちの生活は二重で苦しいのかもしれませんね。

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Spinat Spätzle (ほうれん草のパスタ) と地ビール

お昼には湖のほとりのランチで郷土料理を頂きました。Spätzleは南ドイツのシュヴァーベン地方の料理で、卵の入ったやわらかいパスタです。このお店のものはほうれん草が練り込まれているので風味が豊かでソースと相まって絶品でした!

一緒に飲んだのはKonstanzの地ビール "Ruppaner Brauerei" のPILS (ピルスナー) です。苦味が強めで比較的サッパリとしていて、夏に飲むには最高のビールだと思います。やっぱり旅行は地元のお酒を飲んでこそですね。他にもワインが有名だったそうなのですが、買い忘れてしまい後悔しています…


第2セメスターの準備

テストが第1期 (3月上旬) で全て終わってしまったので、トータルで3週間ほど春休みがありました。その間家でぐーたらしてばかりだったので、脳が明らかに衰えています。とはいえ再来週からは授業が始まるので、そろそろ切り替えていかなければなりません。

今期履修した授業は以下の通りです。

1. Advanced Statistical Methods for Metric and Categorical Data
2. Breeding Methodology
3. Seed Research
4. Plant Genetic Resources
5. Understanding Stress Physiology to Increase Yield Stability
6. Processing and Quality of Organic Food

1~3が必修課目で、4~6が選択課目です。1~5は第1期と互換性のある授業で、今までは浅く広くといった感じでしたが今期からはグッと内容が深まっていくことになります。研究に直結することになるので、より一層気合を入れて勉強に励んでいこうと思います。

6は別の学科の授業です。前々からEUのオーガニック認証について興味があったので、体系的に学べるのは嬉しいですね。他の学科の授業でも単位に認定されるのもドイツのいいところです。日本も大学によってはあるんでしょうか…?

なにはともあれ、半年間でドイツの大学生活には慣れてきたので、今期はもっとうまく立ち回っていきたいところです。


【前の月】 https://note.com/travelabroad/n/n4508a03f3be1
【次の月】 
https://note.com/travelabroad/n/n0edcfc0954f3
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