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しろくまドイツ留学記 【1ヶ月目】【渡航, 引っ越し, 閉鎖口座, 健康保険, スペイン旅行】

2020年8月21日に日本を出発し、ドイツに住み始めてから1ヶ月が経過しました。いろんな手続きに奔走したりベルリンで盗難にあったりしましたが、元気にやっています。

ドイツでの生活は思っていたよりも違和感がありません。シュトゥットガルトだからでしょうか?なんとなく地元 (名古屋) と雰囲気が似ていて過ごしやすいです。だいぶドイツに慣れてきたので、早く大学で勉強を始めたいところです。

今回のnoteでは、8月21日から9月30日までの1ヶ月間にあった出来事を記録していきたいと思います。記録といっても感想などがメインで、住民登録や学生ビザの手続きなど大切な情報については今後ドイツ留学ラボ留学プレスで記事にしていきます。

今後も毎月更新していきますので、よろしくお願いします。


ドイツ到着

新型コロナウイルスの影響で色んな制限があり、入国拒否もありえる状況でしたが無事ドイツに入国できました。

フランクフルト空港から中央駅に電車で移動し、駅前のタピオカ屋さんでミルクティーを飲みながら色んな人に到着報告の電話をしました。ついつい長電話してしまいましたが、これも海外在住の醍醐味でしょうか。

ちなみに、祖母はLINE電話の音質の良さに驚いていました。

到着はフランクフルト空港ですが、大学と下宿先はシュトゥットガルトです。いつも通り格安のFlixbusに乗って向かいます。コロナで席が制限されていたので、2席を1人で座れました。

4時間ほどバスに揺られ、シュトゥットガルト空港に到着しました。下宿先はもう目の前です (物理的に)。空港から下宿先はバスで直通なので、また少し揺られて到着です。

私の下宿先のアパート

部屋は結構大きいです。ダブルベットと勉強机、タンスを設置してもまだまだスペースがあります。しかもテラスがあるので洗濯物の乾燥もバッチリです。陽にあたりながらビールを飲むのもいいですし、街灯がほとんどない地域なので星を眺めるのもいいです。この前も流れ星が見えました。

私の部屋

しかし、引っ越した当初はベッドと机とタンスだけで、布団すらない状況でした。8月でもドイツは寒くて、冬服を重ね着して耐えました。


家具の購入

荷解きや未消化の仕事を終わらせ、家具屋さん (mömax) に行ってきました。これがなかなか遠く、バスや電車を何度も乗り継ぐ羽目になりました。ここでは布団カバーやランプなど必要なものを買い揃えたのですが、肝心の布団や枕を買い忘れて絶望しました。

また行くのは大変なので他の家具はAmazonで注文しました。日本と変わらず2日で届きましたし、商品は安いのに高品質で驚きました。もう最初からAmazonを使えばよかったです。


アジア食材店で買い出し

ありがたいことに、家から徒歩1分のところにスーパー (Netto) があります。小さめの店舗ではありますが、品揃えはなかなか頼もしいです。でも個人的にはパンが美味しくて品揃え豊富なReweの方がよかったです。

そして、シュトゥットガルトにはGoAsiaという大きなアジア食材店があります。中国の食材がメインではあるものの、日本、韓国、タイ、インドとアジア中の食材が手に入ります。

GoAsiaはドイツに20店舗もあり、誰もが一度はお世話になるのではないでしょうか。毎月第一週の土曜日だと全品10%オフなのも凄いです。

実際にお店に行くと調味料から生鮮食品まで、あらゆるものの品揃え豊富で驚きました。値段はやや高いですが、必要なものは全部揃います。ちなみに、醤油はキッコーマンよりヤマサのほうが安かったです。

せっかく醤油が手に入ったので手羽元のさっぱり煮と角煮を作りました。穀物酢の代わりにワインビネガー、料理酒の代わりに白ワインを使ったのでなんだか上品な味わいになって美味しかったです。

手羽元のさっぱり煮

角煮


いろんな契約

学生ビザを申し込むには、住民登録、閉鎖口座と普通口座の開設、健康保険への加入など色んな契約をする必要があります。どれも大変でとにかく時間がかかりました。

個人的に一番覚えているのは住民登録です。登録は区役所で行うのですが、コロナの影響で完全予約制になっていました。その上予約は電話でしか受け付けていません。もうどうしようもないので諦めて窓口に電話しました。

「英語が通じなかったら詰む」とドキドキしながらの電話でしたが、担当の方が英語ペラペラで一瞬で予約できました。あっさり予約できてビックリですが、予約日は2週間先でまたビックリしました。凄く先だ。

ちなみに、普通口座 (N26) の契約方法がアプリ上で担当の人とパスポート片手にビデオ通話するという独特なシステムでした。一般的な契約には住民IDや学生証、SCHUFA (信用調査のようなもの) が必要なのですが、私が契約した銀行はパスポートだけで作れました。

噂では審査はドイツ語を喋れる人でも落ちるぐらい厳しいそうなのですが、私は1発で通りました。なんで…?


自転車の購入

住んでいる立地がいいので、あらゆるところにバスと電車でいけます。でも、せっかく異国の地に住むわけですから色んなところを周りたいです。というわけで自転車を買いました。

本当に大きなお店で、自転車だけでなく修理に必要なあらゆるパーツなどが豊富に揃えられていました。お店全体に試乗コースになっているので、気になる自転車をスグに試乗できます。私も4種類ぐらい試して選びました。

シュトゥットガルトは坂道が多いので、短距離でも結構な運動になります。大学も自転車で通っていきたいところです。ちなみに、買って次の日にGoogle Mapが暴走して泥道を走る羽目になりました。洗いたい。

ちなみに、お店は購入後の対応もすごく良かったです。サドルのネジがバカになっていたところを私が無理に直したせいで取れなくなっていたのですが、無料で取り外してくれました (チェーンソーみたいなやつで)。新しいパーツも300円ぐらいで売ってましたし、本当に助かりました。

強いて不満を上げるなら店員さんが全然英語を喋れないことですが、身長2mのお兄さんはめっちゃペラペラでした。探せば他にも喋れる方がいらっしゃると思います。


スペイン旅行

ドイツに来て1ヶ月もないのにスペイン旅行に行ってしまいました。めちゃくちゃ楽しかったです。ご飯は美味しいし、海はキレイだし、人は良いし、本当に最高でした。

5日ぐらい滞在したのですが、毎日楽しかったです。是非詳しく紹介したいので、後日記事にしたいと思います!

レストランのテラス席から

人生最高のパエリア


ベルリンで盗難被害

バルセロナの最高の旅から一転、ベルリンでノートパソコンとリュックサックが盗まれました。これでもまた1本の記事になるレベルの内容なので、また近々書いていきたいと思います。

研究データはSSDに、写真や留学の資料やはクラウドに保存してあったので無事でした。ただ、2年間大切に使ってきたパソコンだったので精神的に結構ショックでした。

そもそも"自分は盗まれないだろう"と慢心していたのが原因です。今までは運が良かっただけでした。これからは本気で対策していこうと思います。


ドイツにいて思うこと

まだ1ヶ月間しか滞在していませんが、改めて日本という国の凄さを感じました。あらゆる商品の質が高いですし、色んなものが格安で手に入るのって本当に凄いことだと思います。

サイゼリヤ、丸亀製麺、スシロー、餃子の王将、コメダ珈琲… この最強のメンツに気軽に行ける環境は最強です。コンビニの存在もデカイです。気軽にジュースが買えてトイレが使えるのは世界で日本だけなのではないでしょうか。

女性の社会進出率など他国に劣る点は多々あります。それでも、全体で見れば日本ほど"しっかり"した国はないのではないでしょうか。

逆にドイツの凄いとこと言えば、大学の制度の充実っぷりでしょうか。学費は日本の半額以下ですし、PhDからは月に結構な額の給料が出ます。陸続きなので簡単に他国の大学と提携できますし、優秀な生徒も集まりやすいです。世界中から優秀な学生が集まる環境はすごく刺激的です。

また、ビールの美味しさも外せません。最近はHellばかり飲んでるんですが、麦の旨味と甘みがしっかり出てるビールは本当に美味しいですね。日本だとなかなか見つからないので、今のうちに沢山飲んでおきたいです。


以上でドイツ留学記【1ヶ月目】を終えたいと思います。また来月もよろしくお願いします。



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https://note.com/travelabroad/n/n5a3a61382af7
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