ニンジャスレイヤーTRPG-セッションリプレイ「ニンジャ・スレイヤー」その1
これはなに?
1~n名向けテーブルトークロールプレイングゲーム『ニンジャスレイヤーTRPG』の多人数セッション、そのログです。一部混線したチャットの順番を入れ替えたり別の枠(雑談チャットなど)が挿入される場合もあります。
本リプレイに登場するニンジャの一部は本編あるいは第三者の執筆された作品群にも登場する人物ですが、本リプレイはニンスレ本編をはじめそれらとは一切関係しておりません。ご了承ください。
今回用いたシナリオはセッション用にDIYしたもの、使用したマップは公式サンプル「ジャンクヤード」、有志作成シナリオ「ニンジャスレイヤー?との戦い!」の改変です。公開許可をくださった黒猫久遠さん、ありがとうございます。
地の文、引用、雑談チャット、記事を書き起こしながらNMが振り返ったたわごとといったロールと直接関係ない箇所はこのように外ワクで記載する。
ステータス一覧、ダイスロール結果などはこのようにコード枠で記載する。
――。
「ドーモ、オヒサシブリデス。へへ、悪いね。あんただって忙しいだろうに、時間作ってくれてよ……」
「都知事選、オメデトゴザイマス……ここまでお膳立てしたんだ。サキハシのジジイとて"ドヒョウ前に犬死に"よ」
「ああ……懐かしいな。俺みたいなヤクザ者にもミヤモト・マサシのコトワザを薫陶してくれたのがラオモト=サンだ。懐かしいぜ……」
「……シンジケートをな、抜けたいんだよ」
ログ・リフレイン
◇◆◇◆◇◆◇
Ninja to meet you.
◆◇◆◇◆◇◆
二人のニンジャが自然公園に潜む恐るべきモンスターを倒し、ゴルフ場化計画が正式に開始されたある日。
彼らとほぼ同時期にソウルが憑依したそのニンジャは、居候しているヤクザキッチンでテッパンヤキを食べていた……。
ディストーション/JDY(卓参加2回目、ドーモ)
アトモスフィアの高まりを感じる……!
アイアンロック/こーがく(卓参加2回目、ドーモドーモ)
正座待機中...
匿名希望(今回初参戦のPLさん、都合につき名は伏せます。ご参加ありがとうございます!)/イリゲイター
ウサギとカエルが箱を投げ渡している
レフ(卓開催2回目)/ニンジャマスター
よおしっ!
というわけで――さん、ニンジャ自己紹介も兼ねてロールプレイをオネガイシマス!
イリゲイター(PL:匿名希望さん):
エプロンを着用したクローンヤクザがカウンターに立ち、微動だにせずオーダーを待っている。
白色の装束を着たニンジャはテーブルから顔をあげ、口を開く。
「サーモン・ミソグリルを頼む」
◆イリゲイター (種別:ニンジャ/アンダーカード) PL:匿名希望
カラテ 3 体力 3
ニューロン 6 精神力 6
ワザマエ 4 脚力 2
ジツ 2 万札 5
DKK 0 回避ダイス 6 近接ダイス 3 遠隔ダイス 4
◇装備やスキル
アイテム:オーガニック・スシ
ジツ:ヤルキ・ジツ
紹介文
クローンヤクザ(NM):
「エーラッシェオラー!」
おお、ナムサン。ヨロシサン製薬が誇る恐るべきクローン兵器"クローンヤクザ"、その秘密中継地点で注文を告げる者は、ニンジャ!
イリゲイター:
サーモンのピンクの脂が鉄板で弾け、刻みネギとミソが焦げる匂いが漂う。
ニンジャは手持ちぶさたにIRC端末をいじくる。
# SOUKAI_NET:IRRIGATOR。その表示が彼がソウカイ・ニンジャたる証であった。
本来ヤクザキッチンに寄る者は少ない。偶然立ち寄った酔漢などがいたとしてもクローンヤクザにあの手この手で追い出されてしまうだろう※。にもかかわらず平然とカウンター席に腰かけている理由とは――然り、この者がソウカイ・ニンジャであるがためだ。
イリゲイター。このストリートでヤクザらからミカジメを徴収し、シンジケートへと還元するミッションを請け負うニンジャの名だ。
※ナイスクッキング~を読み返して気づいたのですが、ぼったくりバーなどに偽装されているケースの方が多そうですね、NMの勉強不足です。
「ドーゾ」ヤクザが金属ヘラを繰り、鉄板の上をサーモンが滑る。彼は箸袋を破り、無言で食べ始めた。
白色装束のニンジャがサーモンにハシをつけ、完食した……その時!
KA-Boom!!!!!
イリゲイター:
「何事だ!」彼は室内の空気の振動を感じ、メンポを装着し身構えた。爆発はそう遠い場所ではない。
地下階から階段を上がり飛び出すと……往来で火の手、トレーラーが横転!
「ただの事故、積み荷か…いや、爆破か…!」
イリゲイターはトレーラー並びにその周囲をニンジャ視力で注視しようとし……その積み荷を素早く持ち去りモーターサイクルにまたがる影を見た!
「(あの爆発の直後であの機敏な動き…命知らずの傭兵崩れか、あるいは、ニンジャ!)」
……この区域でのミカジメ徴収を任じられている以上、なにかアクシデントがあった際に行動、報告をしなければいけないのもまたイリゲイターだ。捨て置くことはできないだろう。
「アイエエエエエ!」
モータルたちが戸惑い、あるいは逃げていく中、イリゲイターは一つの乗用車に接近した。
カラテで判定たのんます、判定はEASY
/nd d
1d6 = (4) = 4
NMのひとこと。
――さんは天狗ダイス使ったセッションにあまり慣れてなかったようで。とはいえ一個目から成功してたのでこのままゴーゴー
イリゲイター:
「イヤーッ!」窓ガラス破砕!イリゲイターは内側に手をねじ込み乗用車を奪う!
乗車していたサラリマン(NM):
「アイエエエエエ!?」サラリマン困惑!
◆居合わせたサラリマン (種別:モータル) NPC
カラテ 2 体力 2
ニューロン 2 精神力 2
ワザマエ 3 脚力 2
ジツ ー 万札 5
カルマ 善 近接ダイス 2 遠隔ダイス 3(遠隔攻撃手段なし)
◇装備やスキル
アイテム:
レリック:家族の写真
アイアンロック/こーがく
サラリマン強いな!w
レフ/ニンジャマスター
あ、サラリマンは車内にいますね
ディストーション/JDY
このサラリマンクローンヤクザより強い!w
NMのひとこと。
ふふふ
イリゲイター:
「俺のシマで面倒事を起こしおって!」ナムアミダブツ!通行人をものともしない急加速だ!
通行人、サラリマン:
「アイエエエエエ!!」通行人すんでのところで回避!「な、なにをするんですか!?」サラリマン困惑!
イリゲイター:
「アッコラー!死にたくなければ今すぐ降りろ!スッゾコラー!」
サラリマン:
「アイエエエエエ!」サラリマンは車外へ放り出された!
イリゲイター:
「くだらんインシデントで査定を下げられてたまるか!」タイヤが甲高い悲鳴を上げ、乗用車はストリートを疾走!
サラリマン:
「わ、私の車が……!」サラリマン慟哭! ショッギョ・ムッジョ……!
イリゲイターをのせた乗用車は殺人キャノンボールめいてモーターサイクルを追跡、ハイウェイ・チェイスが始まった……!
レフ/ニンジャマスター
ごはんを完食できたのでイリゲイター=サンの体力に+1しましょう(思い付き)
匿名希望/イリゲイター
イェーイ みんなもコメとか大事にしようね
ディストーション/JDY
ご飯が生死を分けるのだ!
――。
「裏切るつもりは断じてねえ! あんただってわかるだろ、ソウカイヤができる前からの付き合いじゃねえか、俺たち。なあ」
「だからこそ、な。わかるんだ。ラオモト=サンが都知事になれば、もう俺みたいなヤクザどもなんか必要なくなるって。そうだろ?」
「シンジケートのことは誰にも口外しねえ。ソンケイに誓って迷惑はかけねえ。俺とてソウカイ・ニンジャでグレーター・ヤクザだ……頼む」
――。
それから、数分後!
アイアンロックとディストーションはアジトを離れ、とある雑居ビルへと呼び出されていた! 彼らを待つ者とは……。
アイアンロック(PL:こーがくさん):
「さぁて着いたが...どうにもデジャヴというものを覚えるのは気のせいか、ディストーション=サン。」
◆アイアンロック (種別:ニンジャ/アンダーカード) PL:こーがく
カラテ 6 体力 6
ニューロン 3 精神力 3
ワザマエ 4 脚力 3
ジツ 2 万札 4
DKK 0 回避ダイス 6 近接ダイス 6 遠隔ダイス 4
◇装備やスキル
アイテム:オーガニック・スシ
ジツ:ムテキ・アティチュード
紹介文
ディストーション(PL:ジュラルミンダンボールヤマアラシさん):
「奇遇だなアイアンロック=サン。俺もそう考えてた所だ。って事でクローンヤクザの奇襲には気を付けとこうぜ?」
◆ディストーション (種別:ニンジャ/アンダーカード) PL:ジュラルミンダンボールヤマアラシ
カラテ 3 体力 3
ニューロン 3 精神力 3
ワザマエ 6 脚力 3
ジツ ー 万札 0
DKK 0 回避ダイス 6 近接ダイス 3 遠隔ダイス 6
◇装備やスキル
レリック:家族の写真
紹介文
アイアンロック:
「ハッハッハ。この扉を開ければドスダガーを構えて走ってこられたりしたら困るな。ではいくか」アイアンロックが先頭で扉を開けまーす
ディストーション:
後から続いて入りまーす。ディスク型スリケンを手に生成した状態で!
彼ら二人を待ち受けていたのは、整列するクローンヤクザ!
アイアンロック:
「ぬ。」予想とは似て非なる様子に面食らう!
ディストーション:
手の中に生成してしまったスリケンをどう処分するか逡巡している!
周囲に気を配って隠れていないか探ります
アイアンロック:
「ドーモ、アイアンロックです。俺達を呼び出した人物はここにいるか?」クローンヤクザに聞いてみる
???:
「ドーモ、アイアンロック=サン、ディストーション=サン」クローンヤクザの背後からぬっとあらわれた影あり!
彼は――。
◆デスクラック (種別:ニンジャ/アンダーカード) NPC
カラテ 7+1 体力 8
ニューロン 4 精神力 4
ワザマエ 4 脚力 4
ジツ ー 万札 ?
DKK 多 回避ダイス 8 近接ダイス 8 遠隔ダイス 4
装備:カタナ、タクティカルニンジャスーツ
サイバネギア:テッコ
スキル:『●連続攻撃2』、『◉邪悪なサディスト』
前回の報酬でニンジャ装束を新調したようだ。
デスクラック(NM):
「デスクラックです。定刻通りきたようだな。上司として鼻が高いぜ……高いぞ」
ディストーション:
「うぉっ!」
「ドーモ、デスクラック=サン。ディストーションです。無理に取り繕わなくて結構っすよ。」
アイアンロック:
「ドーモ、デスクラック=サン。今回は何の要件で?」
デスクラック:
「バカ! ……ゴホン。居住まいをちったあ……少しはただすことだな」どうにも妙だ。普段の彼の横柄さがなりを潜めている。
アイアンロック:
「??」
君たちはニューロンで周囲に注意してもいい。難易度はHARDだ。
ディストーション:
/nd h3
アイアンロック:
/nd h3 #にゅーろん
3d6>=5 = (3,1,3 :成功数:0) = 0
にゅーろん:3d6>=5 = (2,6,2 :成功数:1) = 1
――アイアンロックは微かな違和感に気づき、あらぬ方を見た。
ディストーション:
「あん?他に誰か居るわけでもありませんでしょうに、何をそんな。」
アイアンロック:
「む...?」デスクラック=サンとディストーション=サンのやり取りを一旦置いて違和感に目を向ける
???:
「――ほう。デスクラック=サン、部下の教育はぬかりないようだな」
デスクラック:
「へえ、いやハイ! それはもう、もちろん!」
ディストーション:
声の方を振り返ります
闇の中より出でたのは、ミラー装束のニンジャ。ディストーションは聞き覚えのある声にサッと振り向き、見覚えのあるそのニンジャに身震いした――。
???:
「久しいな、ディストーション=サン。そしてアイアンロック=サン、初めまして」
「ゲイトキーパーです」
◆ゲイトキーパー (種別:ニンジャ/シックスゲイツ名誉構成員) NPC
カラテ 13 体力 14
ニューロン 11 精神力 12
ワザマエ 12 脚力 7
ジツ 4 万札 ?
DKK 多 回避ダイス 14 近接ダイス 14 遠隔ダイス 12
ジツ:エンハンスメント・ジツ
装備:トンファー、タクティカルニンジャスーツ、オーダーメイドメンポ
スキル:『●連続攻撃3』、『●時間差』、『●マルチターゲット』、『●連射2』、『タツジン(トンファー)』
エンハンスメント・ジツ:詳細不明。
トンファー:カタナ置き換え。近接、回避ダイス+1。
タツジン(トンファー):詳細不明。
レフ/ニンジャマスター/ポイズントゥース
ちゃんとキャラシを読んでおいてよかったぜ
ディストーション/JDY
ちゃんとキャラシに書いておいてよかったぜ!
NMのひとこと。
ディストーション=サンのキャラシにはゲイトキーパーと出会った旨が書かれていたのだ。
ディストーション:
「……ゲイトキーパー=サン……?」
身体が硬直!
「ド、ドーモ、ゲイトキーパー=サン。ディストーションです……な、なんでこんな所に……?」
アイアンロック:
「ドーモ。ゲイトキーパー=サン、アイアンロックです。(ソウカイ・シックスゲイツのNo.2・・・!?)」
ゲイトキーパー(NM):
「そうかしこまるな、これでも半ば隠居した身だ……今は、な」
ゲイトキーパーが二人の前に立ち、デスクラックとクローンヤクザはしめやかに跪いた。圧倒的ニンジャ存在感!
ディストーション:
「アッハイ、えっと……そ、それでいかようなご用向きで……?」じっとりとした嫌な汗が全身を伝うのをディストーションは感じた!
ゲイトキーパー:
「……トテモキカイ社というメガコーポを知っているだろうか」オムラ、そしてそれと全面提携しているソウカイヤとは消極的敵対関係にある重工業系メガコーポだ。
ディストーション:
「え、ええ。一応、名前ぐらいなら。」
アイアンロック:
「同じく、名前だけではありますが」
ゲイトキーパー:
「実は、近々彼らの派閥の中でもソウカイヤへの恭順姿勢を示す一派の手引きでオムラとの提携が進行するはずであった」……過去形。
ディストーション:
「ハズだった、ってこたぁ上手く行かなかったんで?」
ゲイトキーパー:
「これを見てくれ」クローンヤクザの一体が抱えるモニターがゲイトキーパーの合図でニュース映像を映す。横転するトレーラー、炎上するストリート。
アイアンロック:
「見事に燃えておりますな」
ディストーション:
「これが、何か? ただの事故現場にしか見えやせんが……」
ディストーション/JDY
じっくりと見ますが何か気付いたりできますでしょうか!
注意深く見つめると、二人のニンジャ視力は映像の中、火を噴くトレーラーの外装からトテモキカイ社のロゴを見つけることができた。
ディストーション:
「燃えてんのが、トテモキカイ社の……」
ゲイトキーパー:
「そうだ。テロリストがこのトレーラーを襲撃し、まんまと物資を奪取せしめた。本来であればシックスゲイツを派遣してもいいところではあるが……」
ゲイトキーパーはデスクラックを一瞥し、改めて二人の目を見た。
「スカウト部門が縮小する中、ニンジャによっては確保したニンジャ戦力を抱え手足とする者も少なくない。例えばこのデスクラック=サンもそうだな」
ディストーション:
(やっぱり上にナイショで手駒にしてやがったんだなさては……?)デスクラックの方にチラと視線を向けたがすぐにゲイトキーパー=サンに向き直った
ゲイトキーパー:
「……そのことをとやかく言うつもりはない。質が保てているのであれば、な」デスクラックが小さく身じろぎした。
「私は期待している。君たち二人の練度と、それをまとめあげるデスクラック=サンの手腕にだ」
つまり、ゲイトキーパーは二人に直々にこの下手人の始末を依頼しに訪れたということなのだ。
アイアンロック:
「なんと・・・ヨロコンデー」(威圧に押されながらもどうにか返答する)
ディストーション:
「ハイヨロコンデー!」
ゲイトキーパー:
「うむ……では、私はこれで」
ゲイトキーパーは二人に下手人が逃げ込んだと思しきタケノコ・ストリートのポイントを指し示し、静かに去っていった……。
ディストーション:
「は、ははは……二回目会ったら死ぬかもって思ってた相手とこんな不意打ちみてぇに……」
アイアンロック:
「ハァ――ッ...あの御仁が、ディストーション=サンの言っていた...死ぬかと思ったぞ」
デスクラック:
「……ハァーッハァーッ!」過呼吸寸前めいて立ち上がったのはデスクラック!
ディストーション:
「ハー………それで、デスクラック=サン。俺らはすぐにでも向かいますが?」
デスクラック:
「あ、あ……あったりまえだろうが、この、てめえ、この野郎!! さっさと行ってさっさとこなしてきやがれ!」
「アバーッ!?」カタナを八つ当たりめいてクローンヤクザに振りかざす!
アイアンロック:
「おおっと、ヨロコンデー!」
ディストーション:
「ハイヨロコンデー!」先程とは全く違う声色で返事をして部屋を後にします
アイアンロック:
「見たか、デスクラック=サンの顔色。息を詰めて窒息せんとするばかりな顔色だったぞ」ビルの外にでてディストーション=サンにぼそり
ディストーション:
「あぁ、面白ぇモン見れちまった!俺もちょっと心臓止まるかと思ったがその甲斐はあったぜ!」小声でアイアンロック=サンに
アイアンロック:
「ヌハハハハ。よし、行くぞ!」
ディストーション:
「おう!」
――。
「! そ、それぐらいならお安い御用だ。任せてくれよ。引退式には物足りないぐらいだぜ、へへ……」
「なあ、ゲイトキーパー=サン……いや、なんでもない。悪かったな、それじゃあ……オタッシャデー」
――。
「ニンジャ・スレイヤー」その1終わり。その2へと続く。
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