雑談⑳「お金はないけどSDGsの勉強意欲はある人へ」

日本では、SDGsを学ぶのに基本的にお金がかかります。つまり、お金のない人はこれまでの教育格差社会に踏みつぶされてきたのと同様にして、SDGsも学べない環境となり、ESGやPRIやSDGsといった分野での富裕層との知識差が広がるでしょう。
そこで、社会貢献活動をしすぎて所持金ゼロだがPCとインターネット環境だけはある私が、どのようにしてSDGsを勉強したかを公開します。
*私が確認したところ、無料なのですが、有料の内容が出てくるかもしれませんので、各サイトの内容をきちんと確認してからご利用ください。リンクに飛んだらすぐ課金とかはありません。

【無料】国連関連機関によるE-Learning(英語等が読める必要あり)

オンラインで勉強できるのが以下のサイトです。FAOをはじめ、たくさんの国際機関が提供しているもので、自分のペースで勉強がしやすいです。私はこの中で、持続可能な農業や栄養不良蔓延率、水ストレスなどについて学び、バッジという形で知識認定証をもらっています。民間の有志レベルの方々にとっても役立つでしょうし、国家統計代表レベルの方々によっても必須のコンテンツもあったり、これからSDGs関連のビジネスを始めたい起業家にとっても課題や現在地を含めた専門的な国際公認の間違いない知識が身につけられでしょう。ただし、英語か、コンテンツによってはフランス語やアラビア語などの言語で公開されているものの、日本語は今のところおそらくありません。

【無料】SDGsに出てくる用語を1つずつ調べてちゃんとした知識をつける

以下のサイトには、SDGsの中でも各ゴールが達成したかどうかを計測するためのグローバル指標(Global Indicators)が掲載されています。これが間違いなく正しいSDGsの情報のうちの一つですので、これに登場する単語や用語を私は一つずつ調べました。場合によっては、その用語に詳しそうな機関の方々に質問して内容を確かめながら理解しました。今の日本のSDGs界隈での問題点は、1つの用語に対しての解釈が複数あることと、SDGsには実は関係のない用語を、これがSDGsですよ!という、間違いとまではいかずとも、ちょっとズレている方が多いので、この記事の読者のあなたは正しく理解していただければ嬉しいです。例えば、出版社の方々5名とSDGsに関する企画打合せをしたことがありますが、「時差出勤のことを書いていませんよ?」と言われ、「書いていません。なぜなら、SDGsの原文のどこにもその用語は出てこないからです」と返答してその後説明して理解いただいたものの、既に「社会が求めるSDGs像」なるものが存在してしまっているようで、そのニーズに応えるようにメディアとしては動きます、とのことでした。。。どんどんSGDsを深堀して独自の解釈で味付けして良いと思うのですが、順番としてはまず原文を理解できた状態になってから、各人各社の解釈を世に広めるべきだと思います。

【無料】YouTubeをみる

国連も実はYouTubeをしています。そして、ビジュアルグラフィックもわかりやすいですし、内容もさすが豊富で濃いです。しかも無料です。

もう一つ、おすすめのチャンネルがこちら、エレン・マッカーサー財団です。サーキュラー・エコノミー(循環型経済、CE、Circular Economy)の、世界的権威。日本でもこれから発展するであろう

私の推奨するSDGsの学び方

SDGsはお金をかけて学ぶのではなく、基本ゼロ円で学び、そこで得た知識をあなたなりにかみ砕いてから社会に出す。この方法をおすすめしたいと思い、今回の記事を書きました。教材やセミナーも素晴らしいと思います。しかし、誰でもそれを買うことができないかもしれない、誰でも参加できるとは限らないですよね。そんな方がいましたら、ぜひこの記事を教えてみてください。その方の力となり、社会の力となることを心から願っています。

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SDGsへの向き合い方

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