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エンジョイ・エンゲイ

2月からバルコニー菜園を始めました。正直言いますと、これは数年前から決めていたことですが、ちゃんとガーデニング用品や種を買うのは今年からでした。さらに正直言いますと、これはバルコニー風ガーデニングの2回目の挑戦です。

2018年の冬に私は現在のアパートに引っ越しました。当時、両親はまだ日本に住んでいましたが、父親は2019年の春に引退してイギリスへ帰国する予定で、母親もより心地よいアパートを探しているところでした。新しい「母アパート」は、それまでの「家族アパート」と比べると半分の広さだったので、私は母が、10年以上積もった「物」を捨てるか、別の人に(少し無理やり)譲るチャンスと見ました。

私に譲られたのは40冊ほどの本(皮肉なことに、「後で整理する」と思ってビニール袋に入れてバルコニーに置き、今年、菜園を始めて邪魔になるまで長く放っておいてしまいました。袋の穴に入り込んだ雨でカビが生えてしまった本たちに深くおわびします)、そして家族アパートのベランダガーデンの半分、それに、タイムサービスとして収納用ラックが2つ追加されました。

私のアパートは2階にあり、大きな窓は道路を見渡せるので、普段はカーテンを閉めたままにしています。パンデミックで在宅になる前は、朝起き、出社の準備をし、会社から帰ればもう夜で、カーテンはあまり開ける気がしませんでした。そのせいで、ベランダの花を目にすることはあまりありませんでした。そのせいで水をあげることも珍しくなり、悲しいことに花は乾燥し、みんなひからびて縮みました。

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まだ植え替えが完了していないかさかさの鉢。
今は水をあげているので、新しい草さんが顔を出しています。
後ろは堆肥用のバナナ皮。

その失敗に少し精神的なショックを受け、「私には花を育てることはできないだろう」と思ってしまいました。枯れた花は長くそのまま置いておいてしまい、寂しい風景でした。しかし幸運なことに、その1年後、私は生命科学専門の知り合いと繋がり、その人の激励の言葉で菜園を作ることを決めました。

母から譲り受けた花は既に育てられた状態でしたので、この菜園は「最初から育てる」初めての体験となりました。知り合いと育てる野菜や花を決めた後(小松菜や紫蘇の他に、トマトとヒマワリも)、近くのケンマートで種を買い、プラスチック製のカップで数時間湿らせ、入れ替えた鉢の土にまきました。後は、毎日水をあげて待つだけです。

結局、紫蘇は菜園には不参加でしたが(原因不明)、ヒマワリとトマトは元気に顔を出しました(なぜかヒマワリは、特にものすごい勢いで大きくなりました)。小松菜は少し時間がかかり不安になりましたが、数週間後にようやく「あ、出た!」と芽を見つけました。「もしかしたら出ないかな」と不安な時があっても、知り合いは「大丈夫、もうちょっと時間をあげて」とサポートをしてくれたので、とてもありがたかったです。

今は細ネギの根やニンニクの一片、ショウガも土に埋めて、自分の食材をたっぷり育てています。始めから育てるのは不安な時もありましたが、育った野菜や花を見るのはとても満ち足りた気分です。そして、菜園を育てるのは誰でもできることです。私のバルコニーはとても細いですが、縦のスペースを使えばいっぱい育てられます。水が溢れないためのトレーを下に置いて窓の隣に置けば、家の中でも可能だと思います(外の方が相応しいですが)。

パンデミックで在宅となった方々は今もまだたくさんいると思いますので、自分の菜園を育てる体験はとてもお勧めします! 美しい小型の背景を作れる上、自分の美味しい野菜を育てられますし、気候危機にも小さな影響を与えられると思います。もし自分の菜園を育てていらっしゃるようでしたら、ツイッターなどで写真をシェアできたら素敵ですね。

今は夏に向けて、菜園にバジルを加えようかと考えております。気温も上がり、緊急宣言は再び。皆様の安全を願います。

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今の菜園の見た目。
緑がたくさんで見るだけでも落ち着く窓からの風景です。

ベン・マーティン





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