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4月のオンラインセミナー受付開始

3月のオンラインセミナーではトレーニングを行う上で前提となる身体の仕組みについて理解する「運動生理学」をテーマとして開催しました。

本来は1時間程度講習を行った後20分〜30分質疑応答の時間を設けるプログラムなのですが、今年のプログラムでは身体の構造を理解する「運動生理学」の所だけで約1時間を費やし、さらにトレーニングプログラムとの関連性をテーマに延長。
そして選手指導の現場で応用できるようにとWattBikeTest(UCIプロトコル)の評価方法や改善策までお話ししたところ時間は既に2時間弱が経過していました。
熱心な指導者(コーチ)や選手の方々とお話しをしていると楽しくなってしまい、本来のテーマから(多少)脱線しても情報提供してしまうのは「良いことなのか」営業的に少し不安になりますが、自転車競技が盛り上がってくれればこの際細かいことは気にしないことにしておきます。

と言うことで4月のオンラインセミナーではさらにエスカレートした情報提供をして行きたいと思います。

4月のテーマは「バイオメカニクス」です。
運動生理学についてはパワーメーターの普及に伴い情報を得る機会が増えてきていると思いますが、バイオメカニクスについては余り見聞きする機会はありません。そもそも自転車競技のバイオメカニクスを専門的に研究している先生はあまり多くありませんし、論文等を検索しても競技に直結する文献は殆ど目にする事はありません。当然一般の指導者や選手の手に届くところに情報は行き渡らないと思います。

一方で最近競技関係者の間で良く耳にするのが「バイクフィッティング」に関する情報です。選手個々に併せて自転車のセッティングを施し競技力の向上や快適なサイクルライフを提案する事業です。この事業自体は自転車競技やサイクルスポーツの普及にとって欠かすことの出来ない事業で、フィッティングサービスに救われた競技者やサイクリストも多いと思います。しかし残念ながら私の耳にする話はポジティブな話題よりもネガティブな話題が多い様です。

話を聞いてみると、フィッターが考える「良いポジション」と、ライダーの現在の「筋力」「競技力」によって作る事が出来る「ポジション」との間にギャップがある事が原因だと思います。無理なポジションを強要されるセッティングは競技力の低下をもたらすだけでは無く故障の原因にもなりかねません。

フィッターはライダーに対してセッティングを強要する事は無いはずです。
ライダーがセッティングをフィッター任せにするのでは無く、今の自分の状況や身体の感覚を上手く伝える事が出来れば、より良いポジションやセッティングを提案してくれると思います。

今の自分の最善を求めつつ将来の目標に向かって強化を進める事は、なにもトレーニングプログラムの構築だけで無く、自転車のセッティングやポジションの構築にも同じ事が言えるはずです。今の自分の現状を理解しつつ、さらに競技力を向上させる為に理想的なポジショニングを求め、その実現のために必要な強化ポイントを導き出す「バイオメカニクス」について一度触れてみては如何でしようか?


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