見出し画像

2月のオンラインセミナー受付開始

1月のOnline Seminar開催が2月に跨がってしまった為2月のOnline Seminar受付開始が少し遅くなってしまいましたが、本日より受付を開始しいたします。

先月行われた「トルクアップ&パワーの為のトレーニング」の回はおかげさまでこれまでにない沢山の方々に受講して頂く事が出来ました。普段行っているトレーニングは様々な目的がありますが、筋肉の出力「筋出力」とその動きを生み出す「エネルギー代謝」の観点からトレーニングを分類する方法は一見難しく感じますが、分かってしまえばとても便利でかつ効果的なトレーニングを行うことが出来ます。

大きな力を発揮したければ大きなエネルギーを使える時間(距離)で行い、長い時間(距離)走り続けたければ発揮出来る力に併せて負荷(ギア比など)を押さえて行う様にすれば目的に合ったトレーニングを行えます。

簡単に言えば、軽いギアでダッシュ力(加速力)を付けようとしても難しく、重たいギアでトレーニングをすれば持続時間を長くすることは出来ず持久力を高めることには繋がりません。これを分かりやすく分類するのが筋肉を動かすエネルギー代謝を指標とする考え方です。

運動する際のエネルギーシステムは以下の四つに分けられます。
①ATP-CP系(クレアチンリン酸の分解によるエネルギー産生)
②ATP-CP系 + 解糖系(上記に解糖系をプラスした運動時間/無酸素運動)
③VO2Max(上記無酸素系に運動中に摂取した酸素により有酸素系による代謝を
 加算した時間)
④FTP/OBLA(無酸素と有酸素のバランスが取れた最大出力)

上記の4区分のエネルギー代謝時間によって筋出力の大きさは大別されます。
今回ご紹介したトレーニングメニューの中で、パワーの強化を目的にしたメニューの最も有効なエネルギー代謝ゾーンはATP-CP系 + 解糖系とVO2Maxを併せた時間帯になります。つまりこのゾーンに収まるような距離設定をし、それに併せた負荷(ギア比)を設定する事でより効果的なトレーニングを行うことが出来ます。

「トルクアップ&パワーの為のトレーニング」PPTより


これに続き2月には「エンデュランスの為のトレーニング」について実際に行っているトレーニングメニューをご紹介しながらエンデュランストレーニングを行う際の注意ポイントなどをお話したいと思います。

「トルクアップ&パワーの為のトレーニング」PPTより

エンデュランスのトレーニングと言えば一般的にはロードでのトレーニングを思い浮かべられる方も多いかと思います。持久力を高めるには有酸素能力(酸素の供給能力)を高める事が最も重要になりますが、その中でも大きな割合を占める酸素の運搬能力に関わる部分については高強度の酸素負債(身体に対して酸素が足らない状況)を作り出す必要があります。つまり倒れそうな位苦しい状況を作り出す必要があると言うことですね。
これをロード練習の合間に取り入れようとするとどうしてもリスクが伴います。仮に自宅まで戻れないほど体力消耗をしたとしても休憩しつつ凌ぐことも出来ます。しかし極度の酸素負債はトレーニング中にアクシデントを引き起こす事も考えられるため、ギリギリの所まで追い込むことは難しいと思います。
そこで集中力の欠けないギリギリの所まで追い込める高強度のトレーニングは、やはりトラックトレーニングで行う事が有効的だろうと考えています。
トラックにおけるエンデュランスのためのトレーニングにご興味のある方は是非ご参加下さい。
また、今回はエンデュランストレーニングに加えて、トレーニングの最後に行うリカバリーメニューについてもご紹介する予定です。筋肉の疲労蓄積を少なくし、パフォーマンスの低下や故障の予防のために必要なリカバリートレーニングについてトレーナーの見地からの考え方もお聞き頂ければと思います。

オンラインセミナーの参加申し込みはこちらから


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?