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なぜわたしちは一年の始まりを自然と過ごすのか

What’s JAM?

「仕事も、暮らしも、遊びも。全部を楽しみながら、シームレスに生きること」を掲げるトレイルヘッズ。
新企画の「JAM 」では、そこで働くメンバーやパートナーがどのような想いを持って働き、暮らし、遊んでいるのかを発信していきます。
オフィス作りについて調べるうちに弊社を知って頂いた方はもちろん、偶然知って興味を持っていただいている方にもこの企画を通してトレイルヘッズについて知っていただけると嬉しいです。


キックオフ 自然の中へ

今年の甲子園も面白かったな。

そんな想いを抱く、夏が終わりに近づいた頃にトレイルヘッズの11期キックオフが実施されました。

例年、トレイルヘッズでは一期の始まりとなる大切なこの時間をメンバーと自然の中で過ごします。
キックオフと聞けば、その一年のビジネス上のKPIや目標についてをチーム内で伝え合い、士気を高めるようなイベントを連想します。トレイルヘッズのキックオフはビジネスの内容は押さえつつ、普段の業務から離れ、立ち止まって過去を振り返り、未来を思い描く時間であり、「働く・暮らす・遊ぶをつなぐ」という我々のビジョンを体現する場として捉えています。

そのため毎年意図的に自然の中でこの時間を過ごします。
9期(2022年)、10期(2023年) は群馬県の丸沼高原、今年は山梨県の八ヶ岳です。

都内から中央自動車道を走らせ、向かったのは八ヶ岳にあるキャンプ場「FOLKWOOD VILLAGE」
ここが僕たち二日間のベースキャンプとなります。

到着してチェックインを済ませるとキックオフミーティングの準備を進めます。僕たちが利用したneu Roomという管理棟の2Fにあるワーケーションラウンジでは大自然特有の木の香りに囲まれ、リラックスした環境を演出してくれます。

空間事業、HINOKO事業、BTR事業、広報、新規事業など各セグメントをリードするメンバーが昨年の振り返りと今期の目標を順番にプレゼンします。

空間事業で語られたわたしたちが目指すところ
HINOKO事業で語られたわたしたちが大切にする哲学

会議中は一つ一つの言葉に対して深くうなずいたり、リアクションを自然に取っていきます。心なしか、都市で行う打ち合わせよりも、みんな表情が朗らかで、素直に自分を表現しています。

「やっぱりわたしたちは自然が好きなんだな」

こんな気づきを与えてくれる瞬間がトレイルヘッズのキックオフには散りばめられています。

目線合わせができる機会があることは大切だと思いました。みんなが発表者でありオーディエンスであり、とても良い時間でした!(高山)

今年は自分がプレゼンする機会もあり、言葉にすることで次にやりたいこと、やらなければならないことが明確になりました!(小倉)

新規事業のパートでは自分が取り組んでいることを発表したが、仲間の発表を見ているともっと突き詰めていきたいと刺激を受けました!(栗井)

"WORK"から"PLAY"へ

予定されていたアジェンダを無事に終え、外へと飛び出します。
キックオフのフィールドはWORKからPLAYへ。

キャンプサイトへ移動し、テントを設営をします。
これがまた設営の様子にメンバーそれぞれの人柄が滲み出ていて面白いです。

後日談でも盛り上がりましたが、みんなを巻き込んで設営をするメンバーもいれば、個人で黙々と設営をするメンバーなど。
テントを張る姿勢は仕事の進め方にも通ずるところがあるようにも感じられ、お互いを知る方法として実はすごくユニークなのでは、と感じました。

一通りセッティングが完了したら、お待ちかねのととのう時間です。
隣接しているサウナに入りみんなで整います。
FOLKWOOD saunaは薪ストーブを囲うように座ることができ、メンバー9名が全員入っても快適に汗を流せます。代わる代わるロウリュウを担当し、熱風を煽ぎます。

FOLKWOOD saunaは囲うように薪ストーブ周りに座る設計

「熱い、熱い」と、野外にあるグラビティチェアに身を委ねます。
先ほどと打って変わり、そこに言葉はありません。「動」から「静」へ。
全員が同じ夕暮れの空を眺め、木々の騒めきを聞き、シャワーのような小雨を浴びます。
その体験を共有することが、言語的コミュニケーション以上に距離を近づける手段なのだと実感します。

みんなでととのう
ざわめく木々

仕事だけではなくキャンプしたりサウナしたりする時間が尊いです。
アウトドアだからこそチームのバランスを俯瞰的に見ることができて新鮮でした!(櫻井)

火を起せる人であれ

サイトに戻ってからは食事に向けて休む間もなく火を起こします。
トレイルヘッズのメンバーは各々アウトドアを楽しんでいますが、実はこのメンバー全員で集まってキャンプをする機会は初めてでした。

若手メンバーが火おこしに時間をかけていると、背中で語るようにトレイルヘッズ歴が長いメンバーが秒速で火を起こします。トレイルヘッズにおいて火を起こすスピードは仕事が早いという軸と同様に、大切にしていることのように感じます。

トレイルヘッズでは仕事だけで活躍するのを良しとするのではなく、ビジネスという枠の外で発揮できる力も大切にしたい。(山口)

自然と、仲間と、ありのままに過ごす

火が安定したタイミングでグラスを片手に乾杯をします。
地元のクラフトビールが乾いた体に染み渡るのを感じながら、地元のお店で拵えた食材を順番に焼いていきます。

自然の中に身を置くと、隔てるものがありません。
自分の"素"の状態や紡がれる言葉も自然になるので、普段ではし切れないような深い会話も、時間を存分に使って楽しみます。
不便を楽しむ経験、自然を目の当たりにして自分たち人間がちっぽけな存在に思えるような経験を共にすること、それをチームで過ごすことで有意義な時間となるからこそ、自然で過ごすことがチームにとってとても大切な時間となります。

こんな長いようで短いあっという間の1日を過ごし、トレイルヘッズのキックオフ初日を終え、テントの中で目を閉じました。

9期からトレイルヘッズにjoinし、産休を経て初めて泊まりで長い時間を過ごすことができました。みんなの知らない表情を見れて嬉しかったです!(石黒)

普段から一緒に仕事をしているメンバーですが、改めて自然の中に行くと知らない一面を発見できたり、何よりも自分たちらしく過ごすことができました。
自然に行ったときに感じる隔てるものがない "自分たちらしい空気感"を、デザインする空間でも大切にしているトレイルヘッズ。
アウトドアシーンにおけるチームのエンゲージメント向上に役立つような社内イベントもデザインしていますので、お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら
✉️ info@trailheads.jp

八ヶ岳連峰の秘湯を目指して山登りをした二日目の様子は、また別の機会でお伝えできればと思います。
それでは今期も引き続き、よろしくお願いいたします!

Writing: Minato Goto (TRAIL HEADS)
Photo: TRAIL HEADS

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