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3.GMMAとストラテジーを組み合わせたら、どうなんだろう?

さて、今までお話ししてきたGMMAとTradestationのストラテジーを組み合わせて使用したらどうなるんでしょうか?私の株式取引環境は米国株なので、信用売りができません。したがって、Tradestationの信用売りの機能を意識的に封印していることをお断りしておきます。
 まず、売り買いのポイントを確認するためにOKTAのチャートを見てみましょう。

チャートの下に描かれている文字が買い勧告、上に描かれている文字が決済売り勧告の出たポイントです。左から下落から上昇に反転して、レンジさらに上昇トレンドと変化していく中で、GMMAだけを見ながら売買しようとしたときのポイントをアシストしてくれるようなタイミングで売買ポイントが表示されています。
 ここのレンジですが、上昇トレンドからレンジに入っているのでうまく回転していますが、下落トレンドからレンジに入った場合には、あまりうまくいかないような傾向がみられますので、レンジの前のトレンドに注意しておいたほうがいいでしょう。これは信用売りの機能を封じたための現象だと感じています。

 次に、下落トレンドと上昇トレンドでどういう結果になったかというと、Macy'sの週足の例をみるのが一番わかりやすいと思います。


 上のチャートで明らかなように、上昇トレンドでは利益を出していますが、下落トレンドでは不調です。明らかに、下落トレンドへ無謀にも買いのロジックだけで立ち向かった結果だと考えます(笑)。

 以上のように、株価が上昇トレンドを描いている銘柄を、高値でつかみたくない、トレンドの変化を早めに感知したい、株価のうねりをうまく利用したい、などという場合にGMMAとストラテジーを組み合わせると良いように思います。繰り返しますが、上昇トレンドに限定しているのは、私の投資環境では信用売りができないため、Tradestationの信用売り機能を封印しているためです。Tradestationの信用売り機能を解放した場合の検証は、私にとって何の利益もありませんので、やらないことにします(笑)。おそらく、日本株の取り引きを行っている方々には、とても有効ではないかと想像されます。(ドテンができますので)

 まとめますと、上昇トレンドを描いている銘柄に対して、GMMAとTradestationのストラテジーを利用することはとても有効です。しかし、全銘柄に対して、この機能を設定するにはいきません。そもそも、PCのパワーがとてつもなく必要になるでしょうし、売買勧告がでても、その数が多すぎてチェックすらできないことになるでしょう。

 したがって、現在の株式市場でどの分野の銘柄に着目すればよいか、という情報を与えてくれる軍師は絶対的に必要です。いい軍師に巡り合えれば、いいツールを思う存分に使いこなすチャンスが訪れます。投資は確率のゲームで、勝つこともあれば負けることもあるが、確率の値の大きさが大事だと改めて感じています。(自らが軍師になる、という才能を持った方もおられるかもしれません。)

以上で、この一連の投稿は終わらせていただきます。ご愛読、ありがとうございました。

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