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無理ない範囲で、悔しみノートを始めよう『ジェーン・スー生活は踊る』

先日、TBSラジオ『ジェーン・スー生活は踊る』で投稿が読まれた!

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ステッカーもらってうれしい〜!

自分の書いた言葉が憧れてた人の声で読まれるって特別な体験だったな。へっへっへ。

そして今日(12/3)の番組の人生相談コーナーで読まれた悔しみノートの話、心打たれた…。

芸術学部に進学して、「創作地獄」に心身ともに耐えられなくなった相談者の方。一度はフリーランスで活動していたけど、実家に戻って本屋でアルバイトする日々。あのつらさをやり直すことはできない、でも、「自分の」仕事がしてぇ〜!という思いが捨てきれない、どうしよう、という相談だった。スーさんが「『悔しみノート』をつくったら?本でも音楽でも、何に対して悔しく思ったのか、書いてみたら?」と回答したのに対し、この人は1年間、悔しみノートをつけて、番組に送ってきたんだって!

その内容がもう…私なのか…?という感じだった…。私には彼女ほど、美しい文章が書けないけど。

例えばね。樹木希林の『あん』についての悔しみノート。ある程度長居が許されて、マスターとずっとしゃべってるお客さんがいないような喫茶店に入りたい、でも自分はついコメダ珈琲に入ってしまう。樹木希林ならこんなことにならないはずだ、彼女ならどこでも居場所を見つけるはずだ、悔しいから万引き家族が観られない、松岡茉優を見ても悔しくなってしまうし、みたいなことを、彼女がつらつらと綴ってるわけ。

うわああああ
わかるううう
わかるよおおお


となった。

スーさんもスタッフさんも読みながら泣いちゃった、というのも納得した。そしてスーさんが、何者でもないときにしか書けない文章があって、私はもういろんな方面に配慮しなくちゃいけなくてそれができない、と話していたのも印象的だった。

私も、悔しい。ずーっと悔しい。なんでいいものがつくれないんだ。なんで30歳になっても、何者にもなれないんだ。がむしゃらに努力するエネルギーすらなくて、悔しい。

細々としか続けられなくても、少しずつでも、時に後退しても、というか後退することばっかりでも、なんとか向上したい。若くして成功するという道はもう塞がった。でも死ぬまでは、何かしらつくれる。きっと前よりいいものをつくることができる。完全にやめることさえ、しなければ。がんばれ、がんばれ(自分へのエール)。

↓昨日観て心底悔しくなったジェニーハイのMV。懐かしいけど新しい雰囲気も色味も、5人のチームとしてのバランスも(ひとりひとりのシーンも!!)、コミカルだけどおしゃれなところも、かわいいけれどドライなところも、とにかくキャッチーな曲も、好きだ。悔しい。どうして私はこんなにも消費者なんだ!!!うわああああ

ーーー
(2020年9月2日追記)

その後、『悔しみノート』が書籍化されました!
ところどころ、生みの親である梨うまいさんの手書きがそのまま掲載されているところがますますいい。一気に読み終えてしまったぜ…。


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