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バンコク二十六日目の日記(観音クリーム・至福の香り、の巻)

※今日の日記は、バンコクの薬の紹介で一瞬不快生物の絵が出てきますので、苦手な方はご注意ください。

明日はついに恋人がバンコクに来てくれる!!!やったー!

つまり、私のバンコク滞在もいよいよ終盤に差し掛かってきたのだ。世界一周準備を進めないといけないので焦る。退職金、1月半ばに入る予定ですと言われたけどまだ入らない。私が払うお金の期限はきっちり示されるのに、向こうが払うお金の予定はなんでこう曖昧なのかしら。ぷりぷり。お金がないと心も貧しくなるから、よくないわ。

恋人との観光の計画を詰めなければと思いつつ、午前中は買いたいものがあるからちょっとフラフラすることにする。
(「かいたいもの」と書いて、一番最初に「解体者」に予測変換してくるこのスマホ、なんなんすか)

まずは、セブンイレブンにてこちらを購入。

クアン・イム・パール・クリーム、通称、観音クリーム(ネットでそう呼んでる人が多い)。ネーミングの時点で、力を感じますね。ええっと、14バーツ(約56円)かな。黒ずみを白くしたりする効果があるらしいので買ってみました。

中はこんな感じです。観音、って書いてありますな。病院でもらう薬っぽい。

開けるとこんな感じです。粉っぽい。懐かしい感じの匂いがする。

タイのセブンイレブンには、ウイダーinゼリーのパッケージを小さく薄くした、みたいなシートの中に日焼け止めやファンデーションを1回分?入れたのがたくさん売られていて、これも気になるんだよなあ…。

続いて、薬局へ。

初めて入ったんだけど、ここはやばい。

ここは…面白すぎる…!

最近気づいたんだけどタイの薬って、いいパッケージのやつが多いんだよなあ…。ということで、恋人にお土産候補を勧める準備も兼ねて、偵察に来たのである。

最初に私がバンコクの薬のパッケージに注目したのは、日本じゃ絶対見られないデザインの、ある薬を店頭で見かけたのがきっかけであった。

この、衝撃的なパッケージ(※閲覧注意)を見てほしい。

ぎゃーーーーーー

※写真は公式サイトのものを拝借しました。

この製品を紹介してる他の方も書かれていたけど、真ん中の創設者っぽい人はムカデに囲まれていて、ほんとうにいいと思っているのか

しかもこれ、咳止めらしい。なぜムカデなのか。私はまだその理由を知らない。

日本でもTwitterで一時話題になっていたそうだが、このようなビジュアルでありながら、この薬はとても効くらしい。自らの持ち物に加えることに抵抗はあるものの、味について「慣れてくると虜になる」と書いている人もおり、気になりすぎるので、帰国前にはぜひ買ってみようと思っている。気持ち悪いけど、いいデザインではあるよね。

私が買う候補にしてるのは、こちらのバーム。

こちらも写真は公式サイトから引用。

顔写真は、やっぱりつけないといけないのか。

マッサージ用に使われたりする軟膏らしいのだが、虫刺されに即効くとの噂。中身がやたら緑らしいのも気になるし、ぜひとも手に入れたい…。

緑のバームはたぶん数社からいろんなのが出ていて、シンプルな缶のデザインも心惹かれるんだけどやはりこちらの、社長と思しき方の顔がついているのにしたい。

今日発見して、買ってみたいなあ…と思っている軟膏がもう一つあって、それがこちら。

これは公式サイトがなくて、外部の通販サイトの写真を拝借しました。筋肉痛とかに使う軟膏だと思われる。でもパッケージを見ると、これも虫刺されにも使えるのかもな。

上からの写真がなくて申し訳ないのですが…、MONKEY HOLDING PEACH BRANDという会社が作ってるということで、猿が桃を持ってます

同じ通販サイトの写真を借りていますが…こんな素敵なデザイン許されますか?私は、大きい缶を買うつもりはないんだよ…なのになんで大きい缶の箱をこんなにかわいくするの…?

私はもう…レトロなパッケージの前には無力なんだ…。

薬局にはこの手のレトロなパッケージがわんさか積まれており、どうしたらいいかわからなくなってしまった…。軍資金には限りがあるんだよ…。

泣く泣く薬局をあとにして、移動。

バンコクのBootsというドラッグストアが、素敵なものや面白いものがたくさんあって私は大好きなんだけど、今日はエンポリアム(コワーキングスペース入ってるところ)の中のお店と、エンポリアムと対になってるデパートのエムクオーティエの方と、両方行ってみることにする(まだ行くんかい)。

相変わらず軟膏のコーナーに釘付けになってしまうけれど、シャンプーやハンドソープ、日焼け止めなんかも気になるものがたくさん…。特にエムクオーティエのBootsは、お店も広くてとても楽しい…。

一瞬浦島太郎の気持ちがわかりそうになってしまったが、じっくり楽しんだ後、お店を出た(今日、どれか軟膏を買ってみたいと思っていたが、気になるものが増えてしまったため、もう少しネットで情報収集してからにしようと思い直した)。

エムクオーティエの入り口付近で、春節フェアなのか?チャイナドレスをはじめとする派手な服がたくさん売られている。

私好みのデザインが多かったが、これ以上バンコクで服を買うのは避けたい(タイパンツは買うかもだが)。備忘のために、よかったお店の名前だけメモっておく。

makseetong
タイっぽい刺繍の服。高め(タイで1万円超えるものはすごく高く感じる)。しかし、かわいいー!私が大好きなLofty bambooの刺繍のポーチを服にした、という感じ。

あと洗濯は難しそう。ジャケット写真(なんの)等を着るとき向けの服という感じ。

wonder cape town
アフリカや中南米の布を使ってるとおぼしきデザインの服。こういうデザインのスカート、アフリカで絶対買おうと思ってる!夏に着たいデザインだけど、生地が厚めかも。

thong you
リゾートっぽい花柄の、ゆったりひらひらした服がかわいい。3つの中では、ここの服が一番普段使いしやすいデザインかな。ただ、シワが気になった…アイロンかけないと着られないタイプの服は、もうあんまり増やしたくないんだよねぇ…(買うことを前提にした口ぶり)。

一度コワーキングスペースに向かい、観光案内の詳細を詰めているとき、この建物(エンポリアム)の近くに素敵そうなお店があることを知る。やらなくちゃいけないことたくさんあるから…今日は午前中もフラフラしてたんだし…

という制止の声の弱さたるや。

はい、やってきました、カルマカメットで〜す。
実は東京でも青山にお店があるらしいのだが、やはり青山店は青山価格らしい。

もう、ここがね…

最高でしたよね…。

こそこそ写真を撮りました…。よかったかな…(店員さんに聞く勇気が…なかったのです…←でも撮ってる)

こんな感じで、落ち着いた色合いの棚に、いい香りのオイルや石鹸、練り香水なんかがたくさん並んでいるんですね。照明は暗めだし、音楽はレトロだし、許されるなら永遠にここにいたかったです。カフェ?も併設されてます。

一時帰国のときに会う予定の方のお土産、一部はここで購入しようと即決しました。

ここの商品の香り、凝ってて、爽やかで、ほんとうにいいんですよ…。

私が特に好きだった香りはこの辺。

石鹸(干し草、苔)
甘い匂いでもいいのがたくさんあるんだけど、この2つの香りが心落ち着き度が高すぎて、高級ホテルの幻影がうっかり見えそうになった。店内を3周くらいしたけど結局ここに戻ってきてしまう。中毒。いいにおい…。

リトルインディアシリーズのサシェ
香りの名前が難しくて覚えられなかったけど(3,4種の香りが混ぜられててそれぞれオリジナルの名前がついてる)、お香っぽいにおいが多くて最高…。サンダルウッドがもともと好きなんだけど、なんか一味違う匂いがするの←匂いだけど一味とは。

ロータスのハンドクリーム
花の香りのハンドクリームは多々あれど、このお店のハンドクリームは香りの品のよさとフレッシュさが際立っている…。中でもロータスは、物語すら感じるようなうっとりしたにおい…。たしか、正確にはナイトロータスみたいな名前だった気がする。そのネーミングもイイ!!!

パッケージも、落ち着いていていいわあー…。

無職なのに、物欲だけは常にあるな。

でも素敵なものがいっぱいあるんだよ…!
バンコクはほんと、最高の場所だよ…。

私を無一文にしようと全力でしかけてくるよ…!


今日のごはん。

朝。

キムチ、納豆、ヨーグルト。それにヤクルトっぽいの、宿備え付けのコーヒー。

今日はこないだと違う納豆にしてみた。この納豆には、たれがついてます。なんとなく納豆そのものはビターな感じの味だった。

ヨーグルトは、初めていちごのやつを買ってみたんだけど、ジャムがいっぱい入ってて、ごろっとした実も一個入っていて、おいしい。また買おうかな〜。

そして今朝、冷蔵庫に保管していたもののうち、ヨーグルト1個とヤクルト(もはやヤクルトと呼ぶ)1個がなくなっておるのを発見しました…。ガーン…。

誰かが自分が買ってきたものと間違える、という可能性も一瞬考えたけれど、納豆とキムチが入ってる袋なんだから自分のじゃないってわかるよね…。計画的犯行じゃわい…。

しかし、私も働いているとき、隣の担当の人がイベント用に買っておいてたジュースを知らずに飲んだ(かつ、あとでわかったけど恥ずかしくて申し出られなかった)ことがあるから…人のことは責められねぇ…(何かと言い出せないでいるな)。あのときはすみませんでした。

昼。

こんなに近いけど今まで行ったことがなかったので、エムクオーティエのフードコートに行ってみるぜ!!

昨日深夜にネットサーフィン(死語)していたら、エムクオーティエのフードコートにはいろんな名店の支店が入っていると読んだのである。

私がよく使ってるエンポリアムのフードコートは特にお店の名前とか入ってないのだけど、エムクオーティエのフードコートは小型のお店がいっぱい並んでいる、といった雰囲気。エンポリアムにも名店の支店はどうやらあるらしいのだが、ぱっと見どのお店なのかわからないのだ…。

前から食べてみたかった豚の血を使ったクオッティアオ(タイのラーメンみたいなのはこう呼ぶらしいです)が食べられるという、Rod Detというお店にしてみよう!

牛肉と豚肉入り麺を注文。辛くする?リトルビット?と聞かれて、それでお願いします、と答える。

90バーツ、と書いてあって注文したけど、100バーツチャージしたカードが回収されてしまうので、「なんで?」と聞くと私が選んだのはラージサイズで、これは100バーツらしい。そ、そうなんですか…。ということで、約400円。面倒なクレーマーだと思われたのか、お店のお兄さんがお肉を足してくれる。笑。

リトルビットではなく、辛い。でも冷房がぎんぎんの店内だから少し辛いくらいのほうがいいかも。八角かな?有楽町駅みたいなにおいがする。

ビビビと来る味、とまではいかないんだけど、奥行きを感じる味で、挑戦してよかったな〜と思う。

写真真ん中の、きゃべつみたいなのが麺。ひだひだしている。これは太麺だけど、たぶん細麺も選べると思う。

しかしとにかく…牛肉がおいしい…!しっかり甘辛い味がついている。豚肉の、コリコリの食感も好みだ。お米と一緒に食べてもおいしいだろうなあ。

こちらのフードコートにも試してみたいものがいろいろあるので、また来たいと思います!

しかし、こんなにボリュームのあるものを食べたのにまだお腹がすいてるように感じるのは、お腹の様子がよろしくないからである(というか私、お腹が平和なときのほうが少ないのですが。毎日辛いものや揚げ物を食べてるからなんともいえないが)。引き続き、せっせとヤクルトを飲むことにしよう。

夜。

もうイムちゃんマスターの称号をもらっていいんじゃないかと思うが、イムちゃん。鶏肉の生姜炒め?(50バーツ・約200円)

とにかく安心する味…。おいしいなあ。ブロッコリーもカリフラワーも入っていて嬉しい。

こんなに通っているのに、まだメニューを見るのが楽しい。恋人と食べる朝ごはん用に、テイクアウトしようと思っているところで、何にするかわくわく悩む。

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