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ウィークエンドけそ(第3回/2020.9.4号)

くずざんぽー、けそです。

今週の『ウィークエンドけそ』のお時間がやってまいりました。
ほんとに1週間経ったの?!私、玉手箱とか開けたっけか!?!?

なんやかんや、9月になってしまいましたねえ。
夏は苦手なのですが、夏野菜は今食べなくちゃ!と思って、ゴーヤなんかを駆け込みで食べております。でも、さつまいも味のお菓子とかも出始めていて嬉しい~。

この番組では、今週けそがビビビと来た、SNSの話題・ラジオで聴いたもの・YouTubeで観たものの中から、特に皆さんにお伝えしたいものを紹介していきます。

ちなみに今回は、もりもり書いていた下書きが一部失われたので、ショートカットバージョンでお届けします!ぴえん!!!

早速最初の部門、行ってみましょう。

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今週は、「おもしろ」の言葉で片付けられない、なんとも深い味わいが残る、Twitterマンガを…。

ダリが描いていたのは、思い出の愛だったかもしれない

(時々ページの順番が入れ替わっちゃってるのが気になるんですが…作者の猫田さんが完全版をなんらかの形で公開したい、と書かれてます)

私けそ、小学生時代に母に展覧会に連れていってもらったときからダリの絵が大好きで、ダリのエピソードもいろいろ読んできたつもりでいたんですが、このマンガを読んでから彼という人の印象が、すっかり変わりました。

これまで私はダリについてこう思ってたんですよ。
・妻のガラが大好き。
・生涯ガラと愛し合っていた。愛があふれていたから、彼女の絵ばっかり描いた。

でも、このマンガは、「いやいや、事実はこうかもしれないんだよ…」ということを教えてくれました。
・たしかにダリとガラは愛し合っていた時期があった。
・しかしガラの愛はだんだんダリから離れ、他の男性へと分散していった。
・ダリは生涯ガラを思っていた。だから、彼女との美しい思い出、理想の状態の二人の姿を絵に描いた。

このマンガを読んだあと、ネットで二人のエピソードについて調べてみたら、上記のダリ・ガラ像を裏付けることがたくさん書いてありました…。
いやー私が知ってた情報は、まったく偏っていたのだな…!(もちろん、当人以外にはわからない事情もいろいろあるだろうけど)

さくらももこさんは、ご自身のおじいさんが嫌な人だったから、「こんなおじいさんがほしい」という理想をこめて、友蔵というキャラを生み出したそうですね。

↑この本に出てくる『メルヘン翁』って話を読んで私は衝撃を受けました。
「お葬式におかしみを感じる」という、一見不謹慎なネタなんですが、「家族が死んだら、悲しいでしょう!?」っていう思考停止状態をぶっ壊してくれた素晴らしいエッセイだったなと、今振り返ると思います

このことから、「こうだったらいいのにな…」という気持ちから行われる創作を、心の中で「友蔵的な創作」と呼んでいるんですけど…

ダリ…あんたも…友蔵的創作の民だったのかい…!

一部の創作って、宗教と似てますよね。
現実とは違う世界線を作り出すことで、守られる心もある…。

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こちらも、こんなチャラいタイトルで紹介するような内容ではないのですが、いろんな方に観てほしいなと思い…今日は真面目な話。

加害者としての日本について、アニメで考える

「元日本兵の方の証言シーン」「証言の再現シーン」と、「元日本兵の方のお孫さんのコメントシーン」から構成されているアニメです。ショッキングなシーンもありますが、だからこそ観るべきだと感じました。まるで会社における仕事のように、上官の命令で人を殺す様子、ああ、全然「信じられないことじゃない」な、って思いました。環境さえ整えば、人は人を殺せるんだ。

このアニメでは、元日本兵の方のお孫さんの目線が入っていることがとても重要だと思いました。お孫さんは、「まさか祖父が従軍慰安婦の問題に関連しているなんて思わなかった」、というようなコメントをされていたんですが、歴史とか遠い過去のことじゃないんだよ、今につながっているんだよ、って認識することが、まずスタートなのかもしれない。

「広島・長崎のことを過去のことにしない、経験者の声に耳を傾けていく」といった「被害者としての歴史を風化させない」ことももちろん大事だと思うんですが、日本が加害者だった歴史についても、勉強しないといけない。だって、繰り返しかねないから。

いまだに本屋に行けば、嫌韓・嫌中の出版物が堂々と書店に並んでいる。他の国の政策等を批判するなっていう話ではなくて。そういう本で語られていることはあまりにも感情的で、生きづらい人々の行き場のない怒りをぶつけさせるための、都合のいい仮想敵を用意しているだけのように感じられる。

…と書きつつ、わかったようなふりをすることすらできないほど、私は全然勉強が足りていないので、もっといろいろ読んだり、観たりしたいなと思います。

最近、TBSラジオ『アフター6ジャンクション』で、関東大震災と朝鮮人大虐殺について触れられたこともツイッターで話題になってましたので、こちらも置いておきます。

アトロクのこういうところ、大好きです…。宇多丸さん、宇垣さん…涙。

同じコーナー内のお二人のお話、素晴らしかったんですけど、特に感銘を受けたところを引き続き紹介します。

こういうこと、日本の負の歴史だとか戦争もそうですけど、こういうことを言ったりすると、「この国を大事に思っていないのか?」みたいな。それこそ非国民呼ばわりとかされたりすることあるじゃないですか。でもそれは違うでしょう? 逆でしょう? こんなことをもう1回、また繰り返したりしたら、日本は本当にそれこそマジで世界から相手にされなくなりますよっていうね。

「日本が成長する糧として過去に向き合いましょう」ということを言ってるんで。「僕は悪くないもん。あいつらが悪いんだもん!」っていうことを事実と関係なく言い張ってるのは、僕は幼児的な願望だと思うんですね。気持ちはわからなくもないけど。でも、その幼児的な論理は世界には通用しませんし。

日本という国をある意味を思えばというか。まあ、日本に住んでますし、日本人ですから。嫌な風には見られたくないですし。成長もしたいですし、ということで言ってることであって。だからなんか国の批判、あるいはその政権の批判でもいいですけど。そんなことをすると、なんか非国民呼ばわりするっていうのはものすごく幼稚な話っていうか。そういう風に思うんで。


(「アフター6ジャンクション」の内容を書き起こしされている、miyearnZZ Labo「宇多丸と宇垣美里 関東大震災と朝鮮人虐殺を語る」より引用。太字はけそによるもの。全文はこちらから読めます↓)

宇多丸さんが勧められてたこちら↓の本も、(今読みたい本が渋滞しているのですぐには読めなさそうですが…)いつかぜひ読みたいと思っています。

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続いては…

ウィークエンドミュージック

のコーナー。

前半の内容に合わせて、選んでみた曲です。
阿部芙蓉美さんによるカバー、「私たちの望むものは」

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さて、続いての部門!

は…

じっくり書いた記事が消えちゃったので(涙)、お休みです…。

みんなは、大型テキストを書くときは、noteじゃないところで下書きしてからアップしような!!!
(スマホとブラウザで同時に編集画面開きがち、それによってエラー招きがちの私より)

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そんなわけでスキップして次の部門…。

愛らしい動物や赤ちゃんの話題、きゅんとくる話などを紹介するコーナーでございます。

今週は…今私がどハマりしているツイッターアカウントからのご紹介。

もちもちのクリームパン、満面の笑顔で急接近!

あああああああああああああ

もっちりすぎるーーーーー!!!!!!!(昇天)

こちらのアカウント、お嬢さんのあんなちゃん(動画の赤ちゃん。現在は3歳になったとのこと!)のかわいいところをいっぱい投稿されてるんですが。

あんなちゃん、なんていうか…優しいおばあちゃんみたいな顔でかわいいんですよ…!

お疲れの方は、ぜひぜひチェックしてみてください!全身が癒されます!
ただ、永遠に観てしまうので注意ね!!!

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今週の『ウィークエンドけそ』、いかがでしたでしょうか?

この番組では、皆様からけそへの、褒め言葉・人生相談・質問をお受けしております。(今週は、下書き消えちゃうとつらいよな!の、慰めメッセージも、大募集しています!!!)

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季節の変わり目です、しんどい方、まずは早くベッドに入っちゃいましょう、自分を甘やかしましょう!

あと、台風に気を付けような!!!!!

ここまでのお相手はけそでした~。また来週!

いただいたサポートは、ますます漫画や本を読んだり、映画を観たりする資金にさせていただきますm(__)m よろしくお願いします!