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◼︎ 伊波普猷の墓 ◼︎

伊波普猷(いはふゆう)は民俗学者・言語学者であり、「沖縄学の父」として知られている著名な学者です。語学学者金田一京、日本民俗学の創始者である柳田国男や折口信夫とも親交が深かったそうです。

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明治9年に那覇市に生まれ、沖縄尋常中学(現在の首里高校)を退学後、第三高等学校(現在の京都大学)を経て東京大学で言語学を学びました。東大在学中から、浦添が首里以前の古都であったことを論じた「浦添考」という論文を発表しているそうです。

帰郷後、沖縄県立図書館の館長を務めながら、沖縄研究資料の収集に尽力しました。沖縄研究を中心に言語学、民俗学、文化人類学、歴史学、宗教学など多岐に渡ります。琉球処分後、沖縄差別で自信を失った県民に自信と誇りを回復するために活動していたとされています。

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大正15年に再び上京、戦後にアメリカ軍に占領された沖縄の行く末案じつつ東京で亡くなりました。伊波の研究にゆかりの深い浦添の地に墓が作られ眠りについています。


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