春季企画展「オタマジャクシからカエルへ」に関するツィート 9 豊田ホタルの里ミュージアム・下関市立自然史博物館 2022年4月10日 08:32 春季企画展「オタマジャクシからカエルへ」という企画展を作る際に投稿したツィートをまとめたものです。蛙は不思議です。蛙は幼生は水中で泳ぎますが、成体は陸上で跳びます。水中では水ごと餌を飲み込めるけど、陸上では飲み込めない。幼生の時の水中用の感覚器は陸上では使えない。突然肢が出るけど、控えめな肢ならまだしも体に対してデカい。尾までなくして、声まで出す。さらに、肉食。 https://t.co/FO7aezpAaj— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 2, 2022 次回企画展のお知らせ春季企画展『 オタマジャクシからカエルへ』を予定しています。オタマジャクシからどのように肢ができて出てくるのか?オタマとカエルは何が違うのか?蛹みたいなステージを経ないのに、なんであんなに変われるのか、などを紹介できたらと思います。さて、勉強を始めよう。 https://t.co/8d0I24ePi4 pic.twitter.com/WDrJIRD4Lr— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 2, 2022 ヒキガエルの皮を干して、少し休憩。オタマジャクシの皮膚は水生生物特有の表皮細胞であるスケイン細胞などで構成されますが、蛙になると尾以外は哺乳類と同じような表皮細胞になる(尾はならないけど)。だから、皮膚だけ見たら、オタマの最後の方は体は哺乳類、尾は魚という人魚みたいになる。 https://t.co/FO7aezpAaj pic.twitter.com/cADgLJ3tvI— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 3, 2022 ヤマアカガエルの卵の中(胚発生からふ化)*タイムラプス(約4日間) pic.twitter.com/9CI5ko3WFp— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 7, 2022 ヤマアカガエルの成長(ふ化から蛙へ)*画:松田さん pic.twitter.com/qOdVTDHVL4— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 7, 2022 オタマジャクシの群れをじ~と見ていると、彼らの動きには何か規則性があるように思うので、またじ~と見てしまう。よくわからないから、映像撮って、色など無駄な情報ををなくしてアウトラインだけにして早送りして見てみてもよくわからない。気のせいか。。。 pic.twitter.com/H8Ck3SUkL5— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 16, 2022 《春季企画展のお知らせ》春季企画展は『オタマジャクシからカエルへ』を予定しています。●4/15(金)→5/29(日)主に、オタマジャクシの体について、可能な限り詳しく調べて紹介する予定です。さて、ちゃんとできればいいけれど。 pic.twitter.com/R7y1KVT0kV— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 30, 2022 オタマジャクシの勉強を進めて、2週間前になったので、展示作りに入ろうかと思ったけど、主役のヤマアカガエルが全然成長しない。。そこで、仕方なくツチガエルを探すけど数見つからない。そこでウシガエルを主役に変更にと思ったけど特定外来生物なので生きたままの移動や飼育ができない。難しい。 https://t.co/xK7On2Fxg7 pic.twitter.com/zFE2FsmE7J— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 30, 2022 同じ卵塊の同じ日に生まれたヤマアカガエルのオタマジャクシ。写真①は生まれてずっと茹でたほうれん草だけで育て、写真②は肉だけを食べて育ててます。水温なども同じ。でも、肉食の方が大きくなるのが、早い。 pic.twitter.com/SEIUYoHbBn— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 4, 2022 1903年の論文で、動物質の餌を食べたオタマジャクシの腸は、植物質の餌を食べたオタマジャクシの腸より短くなり、両方を与えたのは中間の長さになると書かれていたので、調べてみました。肉食の方がわずかに成長が速いけど、腸の長さは思ったより変わらない。 https://t.co/qcBfWbfKWO pic.twitter.com/7M7qeqsqIr— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 6, 2022 1903年の論文で、動物質の餌を食べたオタマジャクシの腸は、植物質の餌を食べたオタマジャクシの腸より短くなり、両方を与えたのは中間の長さになると書かれていたので、調べてみました。肉食の方がわずかに成長が速いけど、腸の長さは思ったより変わらない。 https://t.co/qcBfWbfKWO pic.twitter.com/7M7qeqsqIr— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 6, 2022 ツチガエルのオタマジャクシの歯 pic.twitter.com/zsa4WEK3Ts— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 7, 2022 タゴガエルは餌食べずにカエルになるから、上陸したては数mmの大きさしかない(写真①)。餌を食べないからなのか、オタマジャクシの歯が目立たない(②~④)。ないのもかもしれない。どうでもいいことだけど、ナノスーツを改良した方法でオタマジャクシの電子顕微鏡写真もうまく撮れた。 pic.twitter.com/pJAzXItmCg— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 8, 2022 ヤマアカガエルのオタマジャクシの歯 pic.twitter.com/ZDLf3edd4a— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 8, 2022 オタマジャクシの口の腹面側に『粘着器(青色部分)』という器官があります。この器官は餌を食べ始める頃に退化する、わずかな期間しか見れない器官です。粘液細胞で出来ていて分泌物を出すことで卵のうのような寒天質のものや水草に付着し、水底への沈下を防ぎます。 https://t.co/DzcaNwhLgs pic.twitter.com/ZTEoMBNgKz— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 8, 2022 ツチガエルのオタマジャクシの後ろ脚*背面側(写真①、②)、腹面側(③、④)爪もなければ、滑り止めらしいのもない。もちろん、指紋もない。 pic.twitter.com/DMSQSeapvW— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 9, 2022 ウシガエルのオタマジャクシの骨骨とは言ってもまだほとんど軟骨質。蛙に変態する過程で頭骨が骨化するため、頭骨の中に収まらないといけないので脳が小さくなる。 pic.twitter.com/FzJKAq3A1f— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 11, 2022 ヤマアカガエルの胚の走査型電子顕微鏡写真頭の部分は何が何か電顕の写真でみると、よくわからない。けど、粘着器はなんとなくわかるかな。 pic.twitter.com/JOW52yFPle— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 12, 2022 オタマジャクシの時は水生生物と同じような皮膚をしてるけど、それでは陸上では生活できませんから変態の過程で皮膚がヒトと同じような皮膚に変化するらしい。そこで、後肢がでたツチガエルの頭の皮膚(写真①)と尾の先端の皮膚(②)を切片で見てみることに。確かに尾の皮膚には基底細胞がない。 pic.twitter.com/i7sdIPcDA4— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 12, 2022 ツチガエルの皮膚の組織には違いがあるのはわかったので、後肢がでたツチガエルのオタマジャクシの頭の皮膚の表面(写真①)と尾の先端の表面(②)を電子顕微鏡で観察。なんとなく、表面の構造も違う。鱗はないけど、尾の微細な網目構造は水に対して何か意味があるのかもしれない。 https://t.co/Bx4HgbocvV pic.twitter.com/XJfyxmBLHe— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 12, 2022 ダウンロード copy 9