豊田ホタルの里ミュージアム・下関市立自然史博物館

下関市立の自然史を扱う博物館です。ホタルだけではなく、下関市の動物、植物、化石、岩石に…

豊田ホタルの里ミュージアム・下関市立自然史博物館

下関市立の自然史を扱う博物館です。ホタルだけではなく、下関市の動物、植物、化石、岩石に関する展示や教育、調査・研究を行っています。

最近の記事

妄想アマガエル日記(55)-4月25日(木)晴れ~アマガエル銀次郎編~

遡ること数週間前 @穴の中から穴の外へ-------------------------- すぴ~⤴  すぴ~⤴  すぴ~⤴ んがっ!! ドッゴン!!! すぴ~⤴  すぴ~⤴  すぴ~⤴ ゴロゴローーーードン! すぴ~⤴  すぴ~⤴  すぴ~⤴ ゴロゴローーーードン! すぴ~⤴  すぴ~⤴  すぴ~⤴ ゴロゴローーーードン! すぴ~⤴  すぴ~⤴  すぴ~⤴ んがっ!! ビチャ、ビチャ! ゴロゴロ、、、 ビチャ、ビッチャ!! ゴロゴローーーーゴロゴロ

    • 妄想アマガエル日記(54)-4月20日(土)雨~ツチガエル花子編~

      遡ること、数日前 @水路近くの花壇ーーーーー 「いやーーーー、今年も寒かったぁ~~」 「でも、まぁ、他のカエルほどは寝ずに、水の中で過ごしたり、落ち葉の下で過ごしたりと、今年も寒い冬をそれなりにエンジョイできたわ⤴⤴今年で冬は2回目だけど、去年はまだオタマジャクシだったからね!!」 いつもの水路近くの花壇から外を見ながら独り言を言った。 花壇の上から水路の方を見下ろしながら。 ようやく暖かくなってきてから、アマガエルやヌマガエルなんかが出て来たわね~。 あっ、あそこにいる

      • 春季テーマ展『身近なマメ科植物と根粒』

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          最近、ぼ~としながらとある妄想をする。 それは、叶うわけもない夢である。 この妄想はまず、私が書いている「妄想アマガエル日記」が大人気になり、それがアニメ化や映画化して、莫大な金が入ってきたら、という夢から始まる。 もし、そんな金が入ってきたら、若く優秀だけど、なかなかいい就職先が見つからない研究者を何人か公募して集めて、1~2年の任期付きで、月の給料はふつうのサラリーマンの倍くらいだして(それ以外にも研究費や英文校閲費なども出して)、この町に住んでもらって、当館の部屋や

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          春季企画展『下関の淡水生の付着藻類』

          春季企画展『下関の淡水生の付着藻類』

          妄想アマガエル日記(53)-4月1日(月)晴れ

          「あり得る!!」 日出夫と小太郎がつぶやいた。 「じゃ、アイツの跡を辿って、探しに行くか!」 与助が後ろを振り返りもせず、穴の方に進んだ。 八助、七助、六助、日出夫、小太郎の順番で、与助のあとをついていった。 「あっ、あの壁のところが凹んでる!!」 先頭を歩いていた与助が指差して近づいた。 皆でその凹みを見ながら、その周囲をぐる~と見渡した。 その場所は部屋を作るための朽ち木の樹皮や落ち葉、石が置いてあった場所の近くであった。 「なんか、ここの倉庫さ~。。最後に来た

          妄想アマガエル日記(53)-4月1日(月)晴れ

          妄想アマガエル日記(52)-3月27日(水)晴れ

          ここ数日は冷たい雨が降っていた。しかし、今日はここ数日がウソのように雲一つない晴天だ。 地面を春の日が照らし、サクラが蕾を膨らまし、せっかちな蕾がポツポツと花を開いている。モンシロチョウがどこからともなく舞飛び、セイヨウタンポポも黄色い花を目いっぱい広げている。 春の風景が顔を出し始めた。 そして、そんな春の匂いを嗅ぎつけて、地面の下では小さな虫たちがゴソゴソと動き始め、まさに、蠢き始めた。 カエル達が寝ている穴の中にも、小さな虫たちの忙しない足跡や春の匂いが漂い始めた

          妄想アマガエル日記(52)-3月27日(水)晴れ

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          最近は、時間を見つけては藻類の企画展を作っている。 企画展を作るというのは案外大変で、自分の好きな分野や自分の専門であれば多少やり方もわかるのだろうけど、いつも知らない分野を対象にすると決めているから、苦労する。 ただ、これまで190を超える企画展を作ってきたから、苦労の仕方というのは、なんとなくわかってきた。 知らない人から見れば、何も知らない分野の企画展を作るという作業はいったいどんなことなのかわからないかもしれないが、簡単に言えば、高く頑丈な壁をその分野の専門的な

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          今月は、毎日のように色々な分野の研究者が会いに来てくれたので、いろいろな分野の研究者と話しをした。 私が会う研究者というのは、化石や岩石、生物などのいわゆる自然史と言われる分野の研究者である。この人たちは私なんか比べ物にならないくらいスゴイ研究をしている人たちだから、こんな田舎にいながらそのような世界の第一線で研究している研究者の話しを聞けるなんて、実に贅沢なものである。 さて、そんな私は、いろいろな分野の研究者とこれまでお会いしてきたので、その都度、「研究者」というもの

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          あなたが、もし、ホタルの勉強をし始めて、ホタルに関する論文を読んでいくと、あることに気がつくと思う。 それは、「オオバ」という研究者の存在についてである。 論文の著者になぜか、この「オオバ」という名が頻繁に出てくるのである。 だから、あなたはたぶん「オオバ」という一人の研究者がいることになんとなく気づいていくことになるだろうと思う。 しかし、よく見るとその名は、「大場信義先生(元 横須賀市博物館)」、「大場裕一先生(現 中部大学)」、そして「大庭伸也先生(現 長崎大学)」

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          寒い朝は布団からでるのがとてもいやだ。 でも、出ないといけない。 そんな時、私は布団の中である妄想をする。 それは、 「一昨日まで不治の病で動けない体で何年も入院していたけど、昨日、突然その不治の病が治って、体が自由に動けるようになった」という内容である。 この妄想をすると、長い間、入院していた時にあれをしよう、これをしようと考えていたことや(妄想ですけど)、動けることに対してなんて幸せなんだろうと、思うことができるのである。 だから、自由に動いて何かができるだけ幸せだ

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          昨晩、NHKの「ダーウィンが来た!」という番組を見た。 大変素晴らしい内容だった。 だけど、あの内容だったら2時間は必要だった。たぶん、制作していた人たちが誰よりもそう悩んだのではないかと思った。テレビ番組を作る人たちは本当に色々なことに配慮して、大変な思いをして撮影して、編集して、素晴らしいと思う。だから、私はテレビ番組を敬意を持って拝見するようにしている。 この番組の予告編からある2点のことがとても気になっていた。 1点目は、高速で飛翔する昆虫の頭部の動きであった。

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          最近、不思議に思うことがある。 それは、わざわざ当館まで私に用があって来てくださる方がいるのだけど、私がいるのかどうかを事前に確認せずに来るから、私がどこかに出ていたり、休みだったりして会えないことが多々ある。 これが、私にとっては不思議で仕方がない。 私の場合、物やデータがすぐに出て来ないと嫌なので、いつも整理してすぐに出せるようにする癖があるのだけど、これと同じで誰かに会いに行くときは相手とすぐに会えないと嫌なので事前にアポイントメントは必ず取るし、会う当日も「今か

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          私は昔から天邪鬼である。 本当に、自分でも困ったほどの天邪鬼である。 他の人と同じことをやるのがとても嫌だ。 そのため、時折とても後悔する。 例えば、高校生の時に海外に修学旅行に行った。周りの人たちは皆カメラを持って風景や友達などを撮影していたが、皆が撮影している様を見て、同じようにはなりたくないと思った私は一枚も撮影することなく帰ってきた。 他にも、何かが流行って、多くの人がそれを楽しんでいたり、食べている様を見ると、同じようにはなりたくないと思うため、それらを避けて

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          生物を観察する方法をたまに聞かれることがある。でも、観察する対象によって、やり方は違うから、なんとも答えに困る。 ただ、生物を観察する時に大事だと思うのは、空間と時間のスケールを変えて見た方がいいと思う。 空間で言えば、ある生物を観察する時にそのまま観察してもわからないから顕微鏡で拡大して観察する。でも大気中ではどうしても見れる限界があるから、電子顕微鏡でさらに拡大して観察する。また、見れない部分などもあるからその場合はμCTなどで見たりもする。さらに、切片や薄片などのよ

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          最近、下関の自然2という本を作成した。 この本は年末年始に少し時間があったから作ることにしたのだが、これを作った理由にはいろいろとあるが、文章を書く体力を鍛えるという理由が根底にあった。 文章は日々書いておかないと私の場合 勘が鈍るので、学部の卒論の時以来、年末年始は常に何かを書くことにしている。だから、今年も年末年始の休館日の最初の日に何を書くのかをいろいろと考えて下のようなページレイアウトを作った。 あとは、これを見ながらひたすら文章を書いていくだけ。 だいたい、文