アメリカ横断28日目フォード自動車博物館


2023.07.01 アメリカ横断28日目。シカゴ観光も終え、更なるステージに突入だ。第1章はルート66を巡る旅。第2章はグランドキャニオンやイエローストーンなどの国立公園を巡る旅。第3章はシカゴからワシントン、ニューヨーク、ボストンまでの行程である最終章であった。


全米随一のモーターシティとして君臨するミシガン州デトロイトにやって来た。デトロイトは自動車の町として有名だが、その中でデトロイトではやっぱりフォードだろうと言うことで、フォードの博物館であるザ・ヘンリーフォードにやって来た、ここは、年間150万人もの入場者が訪れる人気の観光スポットで、アメリカの車と文化のテーマパークのような場所であるらしい。いざ、博物館にやって来たもののあまりの入場料の高さに入場を躊躇してしまった。大人75ドル(10875円)ではとてもとても入場できなかった。


入場できたとしても解説版などは英語で表記されているため、そのほとんどが理解できずに終えるという理由からでもあった。本来旅行計画段階では、この博物館を内覧の予定にしていたが、それを止めたのもアメリカに来てからの物価高に疲弊していた。ならばデトロイトの街を観光すればいいじゃ無いかと思ったが、デトロイトの犯罪率は、アメリカという国自体犯罪が多い国であるにもかかわらず、その平均の9倍をいくと知ってしまってから徒歩での観光は諦めるを終えなかった。


デトロイトの主要産業は、ご存じの通り車で、かつては自動車工場の街として栄え、多くの労働者たちが働く活気ある街でしたが、その燃費の悪さから多くの人が離れて行き、衰退してしまったというわけです。


デトロイトでは廃墟が目立つのも、この廃墟が犯罪の温床になっていると言われ、この廃墟の正体がかつての自動車産業を支えた自動車の部品を作る工場なのです。


入場料が高すぎて内覧は叶わなかったが、ジョンFケネディ大統領が1963年テキサス州ダラスで暗殺された時に乗っていたリムジンや1955年ローザパークスがアラバマ州モントゴメリーで乗っていたバスなどは見ておきたかった。入場料75ドルは高すぎだろう、せめて15ドルくらいが妥協ラインと思われる。燃費の悪さから経営が傾いたフォード、今度は入場料の高さから窮地に落ちることの無いことを祈る。


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